発売当初はWindowsとの互換性を強調したWindows Azureという名称でしたが、MacやLinuxなどといった多様なOS環境に対応するため、2014年にMicrosoft Azureに変更されています。
世界的に展開する主力製品の開発を通してMicrosoftが培ってきたテクノロジーが搭載された、このクラウドサービスは、既存システムとの連携、セキュリティ、課金体系、請求方法などといった領域で利用されています。今後も世界規模でシェア率が伸びていく見込みです。
主要なサービスとして、開発プログラマ向け機能、コンピューティング環境、ストレージなどのホスティングサービスや、ソフトウェアの修正プログラムの自動適用、ネットワーク負荷分散などが挙げられます。
公式HP:Azure
Azure案件・求人の平均単価・稼働時間
Offersでの単価・稼働時間の傾向をご紹介します。
2021年4月現在、Offersで募集しているAzure
業務委託の場合の稼働時間については次のようになっています。
- 上限稼働時間の平均:時間
- 下限稼働時間の平均:25時間
- 最小稼働時間:20時間
他言語と比べると、案件数は少なめです。また、案件の稼働時間については上限の稼働時間は短めであり、稼働時間の下限は短めとなっています。
Azureの在宅案件・求人
OffersのAzureの在宅案件には次のようなものがあります。
- CTO案件・求人
- プロダクト:小売サービス開発
- 稼働時間/月:20時間以上
- 雇用形態:業務委託
- 技術スタック:Laravel,GCP,CakePHP,Azure,AWS
- 備考:平日夜稼働OK。土日稼働OK。
Azure案件・求人の平日夜・週末稼働案件
Offersでの案件の傾向
2021年4月現在、Offersで募集しているAzure案件の平日夜稼働がOKな案件は全体の100%、週末稼働がOKな案件は全体の100%になっています。
全体平均(平日夜稼働可:26%、週末稼働可:25%)と比べると、平日夜稼働が可能な案件数は多めであり、週末稼働が可能な案件数は多めです。
また在宅(フルリモート)が可能な案件は100%あり、全体平均(58%)と比べると多めの傾向があります。
Azureの週1・週2・週3の稼働の案件・求人
Offersでの案件の傾向
Offersで募集中のAzureの週1案件は全体の100%、週2の案件は全体の0%、週3の案件は全体の0%になっています。
全体平均は週1案件で19%、週2案件で33%、週3案件8%なので、短時間稼働案件については多めの傾向にあることがわかります。
Azureのメリット
強大なネットワーク
世界注にMicrosoftの主力サービス・製品を展開している実績もあり、Microsoftが所有しているAzureデータセンターの数は55か所、140か国にも上ります。世界でトップスリーの長さを持つバックボーンネットワークを保有しています。また、このバックボーンネットワークには、Microsoft 365アクセス時に利用可能です。
オンプレミスとの連携が可能
製品によっては、ネイティブでクラウドへのバックアップ機能が搭載されているため、追加設備なしにAzureへバックアップが可能です。また、Azureで提供されているファイル共有サービスを利用することで、インターネット上のどこからでもアクセスすることができます。
強力なセキュリティ
コンプライアンスやネットワークセキュリティの対策が整備されています。具体的な施策として、多層のセキュリティゲート、自動化による人為的作業の削減などが挙げられます。想定される危険性に対する施策の持続的アップデートがAzureでは行われています。
Azureのデメリット
Azureに他のクラウドサービスと比べた時の機能的なデメリットは殆どありません。 しかし、日本での利用実績に乏しいことや、AWSほどのコミュニティがなく、知見が探しづらいことが懸念点としてあります。
Azureの平均年収
インフラエンジニアの平均年収を見ていきましょう。
インフラエンジニアの平均年収
求人サイトの求人ボックスによると、インフラエンジニアの平均年収は約549万円です。
月給平均は46万円となり、初任給の相場は22万円程度で、日本の平均年収では比較的高い値です。
出典:インフラエンジニアの仕事の年収・時給・給料情報|求人ボックス
世代別の平均年収
インフラエンジニアの年収は世代によっても大きく変わってきます。
以下の情報は、インフラエンジニアに関する年代別の年収調査の結果です。
- 20〜24歳:339万円
- 25〜29歳:445万円
- 30〜34歳:533万円
- 35〜39歳:573万円
- 40〜44歳:621万円
- 45〜49歳:651万円
- 50〜54歳:666万円
- 55〜59歳:652万円
出典:システムエンジニアの仕事の年収・時給・給料情報|求人ボックス
会社員は勤務時間の違いに関わらず過半数が年収 200~600万円と答え、決められた勤務時間を働くことで一定の収入が得られるものの、長時間働いても収入が上がりにくい事が分かります。
フリーランスも本来、成果に対して対価をもらうワークスタイルであり、自分の裁量で受ける業務量や報酬、業務の所要時間をコントロールできる自由度がある反面、多くの案件を受ければ収入が増えることから、過重労働に陥りやすい側面もあります。
フリーランスの約半数はフルタイムワーカーでなく、月平均勤務時間が同程度の会社員より収入が低い結果が出ました。しかし、勤務時間と年収のトレードオフを自己決定しやすく、副業系フリーランスであれば自身の会社員としての収入にプラスアルファで稼げるということにもなり、フリーランスは会社員に比べて満足度が高い傾向があります。
最近では企業の副業解禁によって、会社員であっても副業をすることが比較的容易になってきました。
収入を増やしたい人は、ぜひ副業を検討してください。
Azureの市場・将来性
AzureはMicrosoftが提供しているクラウドサービスで、様々な開発業務をクラウド上で行う事ができます。
また、過去5年間の検索数の推移を見てみると、上り調子であることがわかります。
出典:GoogleTrends
Adobeや富士通、コカ・コーラなどの大手企業も利用しています。
無料で利用できる要素も多く備えているので、あまり資金を用意できない企業も導入する事ができます。
また、万が一トラブルが起きてしまっても日本の法律が適用されるのでとても安心感があります。
検索数も伸びており、どんな企業でも導入しやすい事から今後も非常に需要のあるクラウドサービスであると言えます。
Azureの資格・勉強方法
Azure Fundamentals
開発者向けの資格です。
クラウドサービスの基礎知識の保有、それらサービスがAzureでどのように提供されるかの知識を保有している事を証明する資格です。
概要
- 対象:管理者,ビジネスユーザー,開発者,学生,テクノロジマネージャーなど
- 費用:12,500円
公式HP:Azure Fundamentals
Azure AI Fundamentals
AIエンジニア向けの資格です。
機械学習や人工知能の概念と関連するAzureの基礎知識を保有している事を証明する資格です。
概要
- 対象:AIエンジニア,データサイエンティスト,開発者,ソリューションアーキテクト
- 費用:12,500円
公式HP:Azure AI Fundamentals
Azure Data Fundamentals
データエンジニア向けの資格です。
コアデータの概念とAzureデータサービスを利用したそれらを実装する方法についての基礎知識を保有している事を証明する資格です。
概要
- 対象:データエンジニア,データベース管理者
- 費用:12,500円
公式HP:Azure Data Fundamentals
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