キャディはモノづくりのあらゆる側面を改善するためのソフトウェア開発を行っています。 そのソフトウェアはキャディ内部のメンバーが利用するものもあれば、メーカー企業やサプライパートナー企業が利用するものもあります。 提供しているソフトウェアが、利用者の負担を従来の1/10に減らすモノであったとしても、時々、動かなくなるだけで、それがユーザーにとってクリティカルなタイミングであれば、たちまち信用を失い、使ってもらえなくなります。 継続的に価値の提供し続けるためには、機能だけでなく品質も重要であることをキャディは理解しています。
そしてキャディのソフトウェアは必ずしもITに精通した方々が使うものではありません。 例えばパートナー企業ではモノづくりが主業務で我々のソフトウェアはそれをサポートするものです。 単に高機能というだけではなく使い勝手や動作速度もユーザー体験を大きく左右します。 キャディのQAエンジニアは、開発者と共に、そうした魅力的品質を向上する役割も担います。
キャディのビジネスは急速に拡大しています。 売上規模の拡大だけでなく、扱う領域がドンドン広がっています。 創業当初は板金加工だけだったものが、今では装置一式やプラント一式をまとめて発注していただけるようになっています。 当然、顧客やサプライパートナーの数も増え、並行して扱う受発注の数も今とは比べ物にならないレベルになります。 仮にシステムが止まってしまった時の影響も、数億円の売上規模の時と数千億円の売上規模の時では大きく異なります。 ビジネスが急速に拡大していく中でも、安定した品質でシステムを提供し続けられることが重要です。 そのためには単に完成品のテストをするだけでは不十分で、より上流工程での品質の作り込みが求められます。
そしてもう一つの拡大の軸がグローバル化です。 これまでの国内だけだったビジネスを日本以外にも広げ、海外の顧客やパートナーとの取引が始まります。 言語だけではなく通貨の違いや商習慣、国ごとの規制の違いなどもシステムでサポートしていく必要があります。 さらにビジネスだけでなく、開発の拠点という意味でもグローバル化を検討しています。 世界各地で開発されるソフトウェアの品質を保証するというのは、これまでよりも一段複雑度が上がりますが、やりがいのある業務だと思います。