フリーランスエンジニアに名刺は必要なのか?
会社員であれば、社名が記載された名刺を入社と同時に渡されますが、フリーランスは個人事業主なので、そのようなことはありません。名刺はわざわざ作る必要があるのでしょうか?
名刺は重要な営業ツール
フリーランスは自ら案件を獲得しなければいけないため、会社員よりも他者との関わりが重要になります。営業の案件獲得方法としては、クラウドソーシングやエージェントなどがありますが、営業には多くのメリットがあるため、手間がかかっても取り組む価値があります。
名刺は、名前やスキル、肩書を端的に相手に伝えることができます。自分のことを知ってもらうことが肝心の営業において、この機能を持っているツールは欠かせません。
営業をしない人でも作っておいて損はない
案件獲得の手段として営業を用いるつもりはないという人でも、名刺を作る価値はあります。フリーランスエンジニアであれば、セミナーや勉強会に参加することがあるでしょう。その際に、他のフリーランスエンジニアの人や企業の方々と名刺交換をして、覚えてもらえれば、案件を獲得する可能性が生まれます。名刺の作成は低価格で行うことができるため、作っておいて損はありません。
名刺作成費用の相場
制作にかかる費用は、デザイン費と印刷費に分かれます。自分でツールを用いて作成する場合はデザイン費がかからないため、印刷費のみです。名刺制作会社デザイン名刺.netの費用相場は、以下の通りです。
印刷種別 | 料金(100枚あたり) |
モノクロ片面 | 1150円 |
モノクロ両面 | 1600円 |
カラー片面 | 1600円 |
表カラー裏モノクロ | 1800円 |
カラー両面 | 2100円 |
出典:高品質な名刺作成・名刺印刷のデザイン名刺.net【即日作成/発送】
名刺に載せるべき情報とは?
自分の情報を伝えるための名刺ですが、必ず載せておきたい情報があります。自分をアピールするという観点で考えることが必要です。また、個人情報をどこまで載せるかも考えなければいけません。
名刺に載せる項目
名刺に載せるべき項目には、以下のようなものがあります。
- 氏名
- 肩書
- 電話番号
- メールアドレス
- SNSアカウント・ブログのURL
氏名は、最も目立つように書き、フリガナをふることも忘れてはいけません。肩書には、職種や資格など、自分のアピールしたいことを重視して記載します。
電話番号に関しては、重要な個人情報なので必須ではありませんが、可能であれば記載します。SNSやブログでは、自分のスキルや人柄を詳しくみてもらうことができるため、記載するべきです。また、デザイナーであれば、作品を公開しておくと、よりアピールすることができます。
アピールポイントをしっかり記載する
フリーランスは、会社員と違い会社名や役職名がないため、何を記載すればいいか迷う人が多いですが、自分の強みが何かをしっかりアピールすることが最も重要です。単にプログラマと書くのではなく、例えばJavaプログラマと具体的に書くと良いでしょう。
案件獲得につながるような資格を持っている場合は、できるだけ記載しましょう。肩書としてでなく、資格の欄を作る場合もあります。
個人情報はどこまで載せるか
電話番号とメールアドレスはできる限り載せるようにしましょう。クライアントにとって、電話やメールは仕事の依頼や打ち合わせのセッティングにおいて欠かせないものです。特に電話番号を載せておくと、信頼性が高まります。
名刺に住所が記載されていると信頼性は大きく高まります。自宅の住所を公開するのは抵抗があるという場合は、レンタルオフィスを契約するという選択肢があります。
初対面の人に以上のような個人情報を知られたくないという場合は、個人情報を記載したものと、していないものとを2種類作ることが有効な手段です。相手を見て使い分けるようにしましょう。
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名刺の作成方法
名刺の作成には、ツールを用いて自作する方法と制作会社に依頼する方法があります。それぞれ特徴があるため、自分に適した制作方法を選びましょう。
自分で作る
手軽に安価で作りたいという場合は、自分で作るという方法があります。名刺作成ツールでデザインを作成したり、フリーのテンプレートを用いるなどして、家庭用プリンターで印刷します。制作会社と違い、必要な分を数枚程度印刷することが可能な点も魅力です。
無料のおすすめ名刺作成ツール
・ラベル屋さん
完全無料で、Web版はダウンロードせずにホームページ上で利用することができます。5000点以上のテンプレートが用意されているため、自分でデザインするのは不安という方でも安心です。スマホだけで作成できるモバイル版アプリもあります。
・Canva
無料で8000点以上のテンプレートを使用することができるうえ、編集機能が使いやすいことが特徴です。サイズが海外向けのサイズなので、他の編集ソフトで拡大するか、有料版に登録する必要があるため、注意が必要です。
制作会社に依頼する
デザインに不安がある人や自作が面倒という場合は、制作会社に依頼しましょう。業種に合った名刺を短期間で作成できます。多くの場合は100枚から注文可能で、当日発送の業者もあります。中には、100枚を500円程度で作成できる業者もあるため、費用を押さえることも可能です。
まとめ
今回は、フリーランスエンジニアが名刺に載せるべき情報と制作方法について紹介しました。
名刺はフリーランスにとって重要な営業ツールです。自身のアピールポイントをしっかりと伝えるとともに、信頼性を上げるための情報もできる限り記載するべきです。名刺の作成方法は、自身の状況に合わせて自作か制作会社に依頼するかを選択しましょう。