Salesforce関連の自社製品開発で昨対150%成長!エンジニアがApexやLWCを学ぶ先にあるものとは?

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山口県萩市にてSalesforce人材の採用・育成

まずは自己紹介からお願いいたします。 早井氏:株式会社PHONE APPLIの執行役員として、「PHONE APPLI LINER」をはじめとする自社製品の開発およびカスタマーサクセスの責任者をしている早井と申します。

これまでのキャリアは、高校卒業後に海上自衛官として9年半ほど勤務し、その後に退職後はSalesforceビジネスに特化した会社を2社ほど立ち上げてきました。Salesforceエンジニアを育成したい想いから当社に入社し、山口県萩市にて高卒人材の育成にも取り組んでいます。

河内山氏:2020年の5月に入社し、自社製品である「PHONE APPLI LINER」という、SalesforceとLINE、SMSをつなぐ自社製品の開発リーダーを努めている河内山と申します。

私は情報系高専を卒業後、大手IT企業の子会社にて8年ほど物流関係のSEとしてOracleなどを使ったデータベースの設計や開発、サーバーサイドやクライアントアプリケーションの開発などを経験してきました。

転職の動機は、世界で活躍できるエンジニアを目指すためです。Salesforceは世界中で導入されている製品ですので、そのスキルを学びグローバルに活躍できるエンジニアへとステップアップしていきたいと考えました。

当社への入社理由は、私の地元である山口県で新オフィスを立ち上げること、そしてエンジニアを育成するプロジェクトがあり、マネジメントスキルなども同時に伸ばしていけるためです。

ちなみにSalesforceの開発はこれまで全く経験がなく、転職後に初めてSalesforceの開発言語であるApexを勉強し始めました。

伊藤氏:「PHONE APPLI LINER」のSEチームの一員として、導入企業様に向けたオンボーディング支援を担当している伊藤と申します。

私は高校卒業後に入社し、社歴は今年で2年目になります。高校では情報系の学科を専攻していたのですが、実は当社に入社するまでSalesforceのことは一切知らず、入社後の研修などを通じて知識やスキルなどを身につけてきました。

早井氏:ちなみに私は福岡、河内山と伊藤は山口県萩市に拠点を構えておりますので、二人は私とオンラインをメインに連携をしているという体制になります。 「山口県萩市」「人材育成」、そして御社製品の「PHONE APPLI LINER」「Salesforce開発」が今回のキーワードになるかと思います。まずは山口県萩市で人材育成を行っている背景を教えていただけますか? 早井氏:弊社代表の石原が萩市とご縁(※)があり、いろいろお話を伺ってみると皆さんとても優秀で人物面も素晴らしい方ばかりだということに感銘を受けたことがきっかけです。

特に萩市の高校生は非常に勉強熱心ですが、就労機会の減少などが課題にありました。当社もより多くの優秀な方をお迎えしたいと考えており、萩市に進出した2019年から高卒人材の採用・育成を行っています。

そのため社員の平均年齢が非常に若いのも弊社の特徴です。河内山のような転職組がリーダーとなって若手を牽引しつつ、高卒3〜4年目のメンバーが徐々に頭角を現しはじめているので、手前味噌ながら今後は非常に楽しみでもあります。

萩市の拠点について紹介しているページもありますので、こちらもぜひご覧いただければと思います。

Salesforceと連携した自社製品を開発

「PHONE APPLI LINER」「Salesforce開発」のお話を伺っていく前に、改めて御社について教えていただけますか? 早井氏:当社は「働く」を変える。「生きかた」が変わる。というコーポレートメッセージを打ち出し、「PHONE APPLI PEOPLE」をはじめとした各種アプリケーションやサービスの開発を行っています。

「PHONE APPLI PEOPLE」の主な機能としては、社員個々のスキルや強みが一覧で可視化できたり、社員同士でサンクスカード(感謝)を送るような機能を通じて社内のコミュニケーションを円滑にしていくことです。

また、ウェルビーイング経営にも力を入れており、自社の事例をサービス化などしつつ、各企業様への提案なども行っています。

ありがとうございます。では早井さんが管掌する事業について教えてください。 早井氏:私の部門ではSalesforceに関連した製品がメインになります。経緯としては、2016年にセールスフォースに出資していただき、AppExchangeのアプリを開発をスタートしたことがきっかけです。

そこから「PHONE APPLI PEOPLE for Salesforce」を発売し、2020年頃からは「PHONE APPLI LINER」の開発に注力し始めました。現在は「PHONE APPLI LINER」シリーズの開発からプリセールス・ポストセールスまで全て担っています。

「PHONE APPLI LINER」の主な機能について教えてください。 早井氏:冒頭で河内山からありましたように、SalesforceとLINE、SMSをつなぐ製品になります。

特徴としては、LINEやSMSでの顧客とのコミュニケーションが双方向でできること。片方向(配信のみ)であればSalesforceの関連製品にありますが、双方向でのコミュニケーションになると、Salesforce自体やその関連製品にそのような機能はありません。

Salesforceを補完するような形で、LINEやSMSでの双方向でのコミュニケーションを可能にしているのですね。 早井氏:そうです。さらに顧客とのLINEやSMSでの履歴などの顧客動向をCRMと連携し、さらにセグメント分けてマーケティング施策に落とし込んでいくなどが実行可能になります。

そのため、導入企業は自社会員へのLTV向上など、カスタマーサクセスの一環としてもご利用いただいております。

Salesforceを学ぶ=ハードルが高い?

「Salesforce開発」のスキルが重要になりそうですね。河内山様への質問ですが、転職後はどうやってSalesforceのスキルをキャッチアップされたのですか? 河内山氏:Salesforceの機能を体系的に学べるTrailhead(トレイルヘッド)という無料のオンラインサービスがありまして、そこで自分のペースで習得していきました。

Trailheadは、Salesforceの技術的な部分に触れたことないエンジニアでも、一から容易に学べるので、非常に重宝しました。Salesforceは全世界に向けてオープンに技術を開示しているので、そのような世界観にも共感できますね。

Salesforce未経験からスタートする場合、過去にどんな経験があると良いでしょうか? 河内山氏:Salesforceはいわばデータベースやプログラムなどを1つに統合したプラットフォームですので、どんな開発経験でも活きると思います。

OSの概念やアクセス権限など細かい部分まで含めると機能は多岐にわたるので、具体的にはJavaやSQL、フロントならReactなどの経験があれば活きると思います。

あとは外部へのAPIアクセスコール(外部接続)の知見があると、我々の「PHONE APPLI LINER」のように製品の利便性を広げていけるので、エンジニアとしてより良い製品やサービスが作れるのではないでしょうか。

逆にSalesforceならではの難しさについてはいかがでしょう? 河内山氏:制約の部分ですね。Salesforceにはガバナ制約というのがありまして、これは例えば1トランザクションの時間(秒数)であったり、1回のトランザクションで取得できるデータ件数などにも制限があることです。

ただこの制約があるからアプリケーションが組みにくい、ということはありません。マルチテナントのリソースをきちんと扱うための制約なので、機能を作るための制限だと思えば大きなストレスはありません。

Salesforceエンジニアの面白さや、今後の将来性について感じられることはありますか? 河内山氏Salesforceは世界中の多くの企業が導入していますし、日本国内でも大手企業が多く導入していることですね。

先日、セールスフォース主催の「Salesforce World Tour Tokyo」というイベントに参加してきたのですが、グローバル企業や日本有数の大手企業が何社も登壇されていました。

「あ、この企業も使ってるんだ!」という驚きもありますし、Salesforceエンジニアとして働くチャンスはたくさんあると感じました。 では伊藤さんに質問です。学生時代に勉強して良かったと思うことはありますか? 伊藤氏:高校は情報処理系ですが、Salesforceに関連する科目はなかったので、特に役に立ったことは正直あまりないです。

しかし、高校時代にITの資格取得に向けて自主的に勉強をして合格できた実績と、そこで得たナレッジは活用できていると感じます。

入社されてまず最初の1年間はどんなことをされてきたのでしょうか? 伊藤氏:入社してからはまずTrailheadを使って勉強しました。一通り学習した後は上司をお客様に見立てて要件をヒアリングしたり、研修の一環としてSalesforceの環境構築などを行ってきました。

研修で合格した後は、自社のSalesforceの管理や保守のプロジェクトに参加させていただいたり、保守のアドミン資格の取得に向けた勉強をしてきました。

ーー:Trailheadはいかがでしたか? 伊藤氏:自分で実際に手を動かしつつ、この機能がどう活用されれば業務効率化につながるのか効率的に学ぶことができました。

それに実際のユースケースをもとに自分で環境を作り、それが正しく実装されてるかを確認できるので、初心者の私でもすごく勉強しやすいツールだと思いました。

ちなみに伊藤さんは今SEチームで、という話も冒頭にあったと思いますが、具体的にどんな業務をされているのでしょうか? 伊藤氏:SEチームはセールスとカスタマーサクセスの間に位置する部署です。お客様との商談に参加させていただいて要件をヒアリングしたり、トライアル導入を通じてお客様の課題が解決できるか検証などを行っています。

その流れで正式に導入決定いただいた後は、初期設定や運用開始までの設定フォローなどを担当させていただいています。お客様の業種は様々ですが、美容業界や人材業界など、本当にいろんなたくさんの業種のお客様とやり取りさせていただいています。

規模としては、大きな会社様から中小企業の会社様まで多岐にわたります。

Salesforceの技術はガラパゴスになり得るか?

Salesforceのプログラミング言語 Apexについて質問です。実際にやってみていかがでしたか? 河内山氏:ApexもTrailheadで学習しました。これはJavaの中にSQLのクエリみたいなものが混ざってデータを取得するので、Javaなどでの開発経験があれば誰でも違和感なく学習できると思います

ちなみに、Salesforceではローコードで実装できることも増えてきています。拡張性の部分をFLOWで、それ以外の固定的な箇所をApexで組むと、その組み合わせでお客様が使いやすい柔軟なカスタマイズができると面白いですね。

LWCについても教えてください。 河内山氏:私はフロントエンドの開発経験はありませんが、調べた範囲でお答えします。

Reactと比較すると jsx記法は使えません。JavaScriptでクラスコンポーネントを作成、HTMLで viewを作成する形となりますので、完全に分離して書く必要があります。

その分、レイアウトの中の処理は簡単に分離できるので、それぞれ別々の人が作っても組み合わせがしやすいのかなと思います。

学習については、HTMLやJavaScriptが分かれば 1〜2ヶ月で動作するものは作成できるかと思います。実現したい動作を調査したい場合、都度オンラインドキュメントを参照しています。実際はバックエンド側のApexとの組み合わせが必須になります。

Reactを経験してきたフロントエンジニアの方が、Salesforceエンジニアに転職するケースというのは一般的にあるのでしょうか? 河内山氏:Reactのエンジンを取り込むためにLWCが開発された背景があると思います。LWCは3年前に出たもので、今も規模がだんだん大きくなっています。フロントエンジニアから、Salesforceエンジニアへのキャリアチェンジは今後ますます増えていくのではないでしょうか。 伊藤さんと同年代の方のエンジニアに、Salesforceエンジニアをおすすめするとしたら、どういったところですか? 伊藤氏:私がSalesforceに対する面白さは、例えばプロジェクトの中で「こういう機能を実装して欲しい!」という要求が出てきたときに、自分で各機能を組み合わせて実装したり、場合によって自分でカスタマイズして設定できる部分が魅力だと思っています業務未経験でもTrailheadを使えば体系的に学ぶこともできますし、技術を身につけていけば資格も取得できます。将来必ず役立つスキルや経験を、若いうちから身につけられてとても満足しています。 将来が楽しみですね!では河内山さんにお聞きしますが、Salesforceエンジニアに興味ある方に対して、メッセージをお願いします。 河内山氏Salesforceはまだまだ発展してる最中ですし、年3回アップデートで新機能が盛り込まれるので、その度にキャッチアップするのはエンジニアとして楽しいですね。

それに新機能を自社製品に組み込んだり、お客様に提案することで新たなビジネスの可能性を広げていくこともできると思います。

そういうのができると、エンジニアとして技術力が上がったり、自身の市場価値の向上にも繋がっていくのではないでしょうか。

一方で、Salesforce開発は独特で、将来は「つぶし」が利かないというイメージも一部あると思いますが。 河内山氏:独特、という意味では先ほども触れた「ガバナ制約」が最たる例かもしれません。

トランザクションを分けた処理するなど、設計段階で考慮しないといけません。他の言語ならスレッドを作って処理することもできますが、Salesforceだとそうはいきません。そういう言語特有な制約はあるのですが、逆に言うと気にするのはそこだけですね。

今後Salesforce以外の開発に携わる機会があるにしても、ApexはJavaライクなので、Javaでの経験が劣ることはありませんLWCもReactに近いので、その経験も同じく劣ることはないはずです

ですから、Salesforceエンジニアを経て、Javaなどを使ったソフトウェアエンジニアに戻ることもできますし、「つぶし」が利かないということはないと思います

むしろ多くの企業でSalesforceを導入していますので、このスキルを身につけておけば必然的に「できること」は増えていきますし、将来の自身の市場価値にも反映されていくのではないでしょうか。

Salesforceに挑戦したいエンジニア募集中

それでは最後に、今後の御社の採用に対する考えをお聞かせください。 早井氏:高卒人材の採用・育成を積極的に行っているので、中途採用では河内山のような組織をリードしていく世代の方をお迎えしていきたいと考えています。

そのため、ApexやLWCでの開発経験がある方はもちろん、Salesforceは触ったことがなくても、Javaなどの他言語で開発経験がある方などと積極的にお会いしたいですね!

Salesforceエンジニアへの道は広く開かれているのですね。 早井氏:toC /toB向けにあらゆる業界で、様々なWEBサービスがあると思います。ただこういったサービスがこれから何十年も続く保証はどこにもありません。

その観点ですと、Salesforceを活用したtoBサービスは企業からのニーズが絶えず、比較的PMF(Product Marketing Fit)しやすい傾向もあります。

そうなればエンジニアとして腰を据えてじっくりと製品開発や技術研鑽に臨むこともできますし、生活も安定させながらやりがいも感じられると思います。

当社が扱うのは一般的には認知されにくいtoB向けの製品ではありますが、「PHONE APPLI LINER」は2020年10月にリリースし、そこから2年で導入企業100社を突破しました。導入社数は今も昨対150%以上も伸びており、ぜひ興味を持っていただけると嬉しいですね!

もちろん「PHONE APPLI LINER」シリーズは今後も注力していきますし、ミドル〜シニアのエンジニアの方であれば、河内山のように高卒の若手メンバーをリードし、組織の中心メンバーとしても活躍いただくことを期待しています。

ーー:ありがとうございました。 山口県萩市、Phone Appli、セールスフォース・ドットコム、 世界で活躍するIT人財育成とスタートアップ・エコシステム形成を目指す 『包括的連携・協力に関する協定』を締結~『萩 明倫館 アプリ開発センター』の開所式も開催~
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