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モーショングラフィックスってどんなもの?作り方やソフトを紹介

約100年もの歴史があると言われるモーショングラフィックスはどのようなものでしょうか?制作を行う際のポイントや必要なスキルのほか、勉強方法などを解説しながら、作り方や初心者にもおすすめの作成ソフトを紹介します。

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モーショングラフィックスとは

広告や映像制作においてなくてはならないモーショングラフィックスとはどのようなものなのでしょうか。まずはモーショングラフィックスについて解説します。

だれでも一度は目にしたことがあるほど、多くの場面で活用されていて、映像制作において非常に重要な手法です。

動画と静止画像の中間に位置する表現方法

『モーション』とは動き、『グラフィックス』とは画像や製図といった意味がありますが、モーショングラフィックスは画像に動きを加えた動画などを指します。テレビ番組やニュースのオープニングや、テレビコマーシャルでよく使われている表現方法です。

グラフィックスだけだと静止画像を意味しますが、そこに動きが加わったもの、つまり動くグラフィックスという意味です。文字やイラスト、写真などの静止画に動きや音声を加えて表現されます。

モーショングラフィックスのメリット

静止画だけでは伝わりにくいことでも動きを加えることで表現でき、注目を集めることができます。また、文字を読むことなく記憶に残すといった仕掛けも施すことができ、より訴求力の高いメッセージを送りたい時に役立つ手法です。

静止画は、人が読み込んで積極的に理解しようとしなければ伝わりにくい部分もありますが、動きを加えることによって視覚情報を増やし、もっと受動的に情報が入ってくるようにすることができます。

モーショングラフィックスのメリットは、伝えたいメッセージを分かりやすいものにすることができる点であるといえるでしょう。

モーショングラフィックスの主な用途

モーショングラフィックスの特徴やメリットを活かしてよく使われているのが、テレビCMや電子広告看板、Webサイト上の動画広告などです。静止画が動くことによって、より多くの人に多くの情報を伝えることができるメリットを活かしています。

限られた時間の中で、できるだけ多くのメッセージを伝え、人々の印象に残す必要があるこれらの媒体では、モーショングラフィックスがとても有効に活用されています。

他に、ニュースのオープニングや番組タイトルなどにもモーショングラフィックが頻繁に使用されます。タイトル文字に動きを付けることで番組が始まったと知らせ、注目させるよう効果的に使われているのです。

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制作のポイント

実際にモーショングラフィックスを作る際、どのような点に気を配ればよいのでしょうか?短い時間でより効果的に伝えるため、より正確に伝えるための、基本的なポイントを紹介します。

ストーリーを考える

例えば、ある企業の商品の広告を作ろうと思った時、見ている人はどのような情報なら興味を持つでしょうか?

まず相手に見てもらうために、ストーリーを大切にしましょう。商品の良い点のほか、他と比べてどこが優れているのかについて、見る人が直感的に理解できるモーショングラフィックスにするために、印象深くわかりやすいストーリーを考えてください。

ストーリー性のないものは人の記憶に残りにくく、せっかく広告を作っても覚えてもらえない作品になってしまいます。

デザインはシンプルに

凝ったデザインやお洒落なデザインも注目を浴びるためには大切な要素ですが、何の広告だったのかわからなかったのでは意味がありません。主役である商品やタイトルは、シンプルにかつ明確にわかりやすさを考えてデザインしましょう。

モーショングラフィックスは作り込めば作り込むほど過剰になり、肝心の伝えたいポイントがぼやけてしまうことがあります。派手な表現になりすぎないよう注意するだけでなく、まずは『伝える』ことを第一に考えたシンプルなデザインを考えましょう。

制作に必要な主なスキル

モーショングラフィックスを作るために、必要なスキルとはどのようなものでしょうか?基礎的なデザイン知識や理解、デザインのスキルなどを紹介します。

タイポグラフィやアニメーションの理解

タイポグラフィは文字をデザインとして用いる手法で、モーショングラフィックスでは頻繁に使われています。文字を動かして視認性を高め、より効果的に表示させる手法は、テレビ番組の中でも多く見られます。文字にモーションを付けるためには、基本的なタイポグラフィへの理解が必要です。

また、2Dを動かして表現するアニメーションも、モーショングラフィックスを魅力的なものにするためになくてはならない要素です。物の質感や動きをアニメーションで表現する基礎の理解が、モーショングラフィックスを作る際に大いに発揮されます。

グラフィックデザインスキル

モーショングラフィックスは映像の分野ですが、静止画であるグラフィックデザインのスキルは必要と言えます。モーショングラフィックスは静止画を動かすものですから、素材となる静止画のデザインセンスが重要になるのです。

つまり、元々静止画だった素材をモーショングラフィックスにするわけですから、静止画であるグラフィックを自分で作る必要が生じることもあります。また、モーショングラフィックスをソフトで作成する前に絵コンテを描くことも多く、グラフィックデザインの経験やスキルは非常に重要です。

素材を動かすということは、素材に対する知識が必要となるのです。

3Dデザインスキル

今や毎日のように3Dコンピュータグラフィックス(3DCG)を目にする時代となりました。モーショングラフィックスにも3Dの表現は多数取り入れられていますから、3DCGのデザインスキルは必須であると言えるでしょう。

文字を回転させる表現ひとつを取っても、3DCGを取り入れることでクオリティが格段に上がることは言うまでもありません。日進月歩の技術でもあるため、常に最新の情報やスキルの収集を行いましょう。

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モーショングラフィックスの勉強方法

モーショングラフィックスには知識やスキルが必要だということがわかりました。どのような方法で勉強をしたらよいのでしょうか。具体的な勉強方法を紹介します。

独学で勉強する

モーショングラフィックスを学ぶのに、大学や専門学校に行かなければならないということはありません。すでに仕事をしている場合や、他の分野からの転職・転向の場合など、独学で学んでも映像クリエイターとして独立できる可能性はあります。

独学で学べるサイトも後の部分で詳しく紹介していますので、参考にしてみてください。

スクールや講座に通う

映像を学んでみたいけれど、どこから手を付けてよいかがわからない場合は、スクールや講座に通って学ぶことも有効です。

HLYWD株式会社の『BYND』は、1コース6週間で完結する短期間の映像制作スクールです。モーショングラフィックスに重要なソフト『After Effects』を重点的に学ぶことができます。

コースによって受講会場が違うため、よく確認してください。

  • スクール名:BYND
  • 住所:東京都中央区日本橋馬喰町1-5-15 1F/2F(BYND東京)
  • 電話番号:03-6435-9131(BYND事務局)
  • 公式HP

Alchemyの『After Effects講座~基本操作、モーショングラフィックス~』は、全8回の講座です。オンライン受講(聴講のみ)が可能なので、地方や時間が合わない人も受講できます。1回の講座はそれぞれ日曜日に行われるので、平日は仕事をしながらでも参加可能です。

  • スクール名:Alchemy
  • 住所:東京都渋谷区上原2-43-7コンフォート上原ビル3F
  • 電話番号:03-5790-9765
  • 公式HP

独学におすすめのサイト

モーショングラフィックスを独学で習得するにあたり、おすすめのサイトをご紹介します。

Adobe公式After Effectsベーシックチュートリアル

モーショングラフィックスを制作するために、必須とも言えるソフトが『After Effects』です。まったく知識がないと難しい面もありますが、こちらのチュートリアルサイトでは幅広く機能を学べるコンテンツが充実しています。

Adobe社は、ご存知の通りIllustratorやPhotoshopなどを提供している会社で、クリエイティブサービスの集約である『Creative Cloud』というサービスを開始したことによってAfter Effectsも使いやすくなりました。グラフィックの定番ソフトであるIllustratorやPhotoshopとの連携もスムーズで、料金も月額制になったため初心者でも入手しやすくなっています。

そのAdobe公式サイトのチュートリアル集で信頼度も高く、初級はもちろん中級以上向けにも実りある内容です。ソフトに触れたことがない場合は特に、一度目を通しておきましょう。

After Effectsチュートリアル

RedGiant

After Effectsを使いこなす上で役立つ、多数のエフェクトやプラグインをダウンロードできるサービスです。独学で習得するのであれば、無料のベーシックチュートリアルもあるため、多彩なモーショングラフィックスのスキルが学べます。

After Effectsの上級者にも広く活用されており、実際の案件にもよく使用されているサイトです。

RedGiant

AyatoWeb

After Effectsの巨匠とも呼ばれる藤井彩人氏のサイトです。After Effectsにおけるエフェクト効果の制作例や作業の効率化などを紹介しています。

サイト中では入門者に向けたモーショングラフィックの表現技法から目的に合わせたエフェクトのかけ方まで、様々な操作方法が記載されており、読みすすめることで独学でもAfter Effectsを身につけることができるでしょう。

AyatoWeb

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モーショングラフィックスの作り方

それでは、実際のモーショングラフィックスの作り方について、基本的な流れを解説していきます。

ストーリー設定

前述のとおり、モーショングラフィックスにおいてストーリー設定は非常に大切です。奇をてらうよりも、伝えたいことや訴えたいことを元にストーリーを決めていきましょう。

ストーリーを設定する際にポイントとなるのは、以下の3点です。

  • 視覚情報として直感的にわかる
  • 記憶に残る
  • 商品やサービス内容が明確

このような点を意識しながらストーリーを設定すると、わかりやすい表現を作成しやすくなります。主観的な主張ばかりではなく、常に客観的な目を意識しながら表現方法を考えることを忘れないようにしましょう。

デザインや動作の確認

デザインは、伝えたい商品やサービスのテイストに合った雰囲気のものにします。例えば、アニメーションだけを使う、3DCGを使って近未来的なテイストにするなど、大枠のテーマを決めましょう。

そこから具体的な動きを決めていく際には、いきなり動かすのではなく、基本的には絵コンテを描きながらデザインを進めていきます。

実際に動画を作ってしまうと、編集や修正は大変な作業になってしまいますので、絵コンテの段階で動きやデザインを詰めておくことが大切です。

動画加工や編集

デザインが完成したら、編集ソフトAfter Effectsなどを使って静止画の素材を取り込み、どのように動かすのか、速度や回転の仕方、方向のほか、移動の仕方など、様々な要素を決めながら加工していきます。

プリセットされたアニメーションやエフェクトがあるので、イメージしているテイストに沿うよう、組み合わせてみましょう。チュートリアルをいくつか作ってみることで、加工の仕方が理解できます。

動画加工や編集が終了したら、適宜音楽やナレーションを加えていきましょう。

テンプレートのカスタマイズ方法

モーショングラフィックスのテンプレートは、ロイヤリティフリーのものが多くあります。有料ではありますが、1度の購入で永続的に何度でもどの媒体にでも使用できるライセンスが取得できることが多いです。

テンプレートをAfter Effectsでカスタマイズする方法は以下のとおりです。

  1. テンプレートのライセンスを取得する
  2. 素材を探してダウンロードする
  3. 素材を開いて確認する
  4. テキストやサイズ、フォントなどを加工する

詳しいカスタマイズ方法や、人気のテンプレートが紹介されているサイトがありますので、そちらも併せてご覧ください。

After Effectsテンプレートをカスタマイズする方法

制作ソフトを活用しよう

モーショングラフィックスを実際に制作するために活用できる、さまざまなソフトが公開されています。

有料のソフトから無料のソフトまで、有名なソフトを3つ紹介します。有料ソフトでも、無料お試し期間が利用できるものもありますので、積極的に使ってみましょう。

定番と言えるAfter Effects

モーショングラフィックスの制作で広く普及しているのが『After Effects』です。これは、IllustratorやPhotoshopを提供しているAdobe社のソフトで、これらのソフトとの連携もスムーズに行えるという利点があります。

定番と言えるほど普及しているため、初心者が学ぶための無料サイトも多く公開されており、独学で習得しようとしている人にもおすすめです。モーショングラフィックスを勉強しようと思っているけれど、どのソフトにしたら良いのか迷っている人は、まずAfter Effectsから習得するとよいでしょう。

体験版なら7日間のお試し期間がありますので、試しに使ってみて購入を検討できます。

無料で便利なAviUtl

モーショングラフィックスを無料で作りたい人におすすめなのが、『AviUtl』です。動作環境はWindowsのみと限定されていますが、使えるようになると有料ソフトにも劣らないクオリティのモーショングラフィックスが作れるようになります。

「モーショングラフィックスを初めて使うのでお金をかけたくない」ということなら、まずは無料でAviUtlを使ってみましょう。

リアルタイム生成が特徴のUnity

元々Unityは複数のプラットフォームで動作できるゲームエンジン(ゲームを作るための開発環境)ですが、モーショングラフィックスを作成することも可能です。

アイデアがすぐに形になり、3Dも扱うことができます。Personal版であれば無料で使えるため、試すことができるのも嬉しい点です。

まとめ

モーショングラフィックスは、静止画に動きを付けることでより分かりやすく、訴求力を持たせる効果があります。テレビコマーシャルやWebサイトの広告などによく使われており、目にしない日はないほど普及しています。

これまでプロ仕様として敷居が高かったモーショングラフィックス作成のソフトも、Adobe社が『Creative Cloud』のサービス提供を始めたことで、モーショングラフィックス制作も敷居が低くなりました。

モーショングラフィックスの主流ソフトはやはりAfter Effectsですが、他にも無料で使えるソフトがあるので、まずはチュートリアルを利用しながら使ってみましょう。

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