モーショングラフィックステンプレートを活用しよう。編集や作り方

画像や文字を動かしてメッセージを伝えるモーショングラフィックスは、テレビや映画、Webなどの幅広い分野で使われている表現技術です。モーショングラフィックスの制作を効率化するテンプレートについて解説します。

モーショングラフィックスの特徴

モーショングラフィックスとは、画像や文字に動きを持たせる表現技術です。モーショングラフィックスのメリットや用途について解説します。

モーショングラフィックスのメリット

モーショングラフィックスの一番のメリットは、見る人にメッセージを分かりやすく伝えることができる点です。

モーショングラフィックスは、短い時間で情報を伝える必要があるため、必然的に情報量が最適化され、シンプルなメッセージに落とし込まれます。

また、イラストを多用したモーショングラフィックスであれば、言語に関わらずメッセージを伝えることができるのも、メリットの一つだと言えるでしょう。

モーショングラフィックスの用途

モーショングラフィックスは静止した画像や文字に比べ、見た人の印象に残りやすいという特徴があります。

テレビ番組や映画のオープニングタイトルのほか、テレビコマーシャルなどにもモーショングラフィックスの特徴が活かされています。

訴求力の高いモーショングラフィックスはテレビだけでなく、デジタルサイネージやWeb広告など幅広い分野で活用されています。

Adobeのツールについて知ろう

モーショングラフィックスの作成にはAdobeの提供しているツールが適しています。映像制作用のソフト『After Effect』と『Premiere Pro』を紹介します。

After Effectとは

『After Effect』は映像制作用の定番ソフトウェアです。モーショングラフィックスだけでなく、VFXのような特殊視覚効果をはじめとする高度な映像加工を得意としています。

定番ソフトだけあって、世界中にユーザーがいるため豊富なノウハウがWebで公開されています。分からないことがあっても検索すれば大抵のことは解決できるので、安心して使うことができるでしょう。

また、PhotoshopやIllustratorなどのAdobe製品との連携も容易にできるので、ストレスを感じることなく制作できることも大きなメリットです。

Adobe After Effects|視覚効果とモーショングラフィックスソフトウェア

Premiere Proとは

『Premiere Pro』は映像編集用ソフトです。動画やアニメーション、音楽などの素材を組み立てることで映像を作ることができます。

Premiere ProはAfter Effectsで作った映像素材などをつなぎ合わせて編集するためのソフトです。両者は簡単に連携ができます。

After Effectと同じく、他のAdobe製品との連携もスムーズに行えるので、映像作品を作る際には欠かせないソフトだと言えます。

Adobe Premiere Pro|動画編集制作ソフト

モーショングラフィックステンプレートの使い方

Premiere Proでは、モーショングラフィックスをテンプレートとして保存できます。よく使うモーショングラフィックスをテンプレートにしておけば、一から作り直す手間が省けるので非常に便利です。

モーショングラフィックステンプレートの使い方について解説します。

テンプレートのダウンロード

Premiere Proで読み込むことができるテンプレートは、Adobe Stockサイトからダウンロードします。

また、有志のデザイナーがWebサイトでテンプレートを配布していることもあります。利用規約が定められていることもあるので、ダウンロード前によく確認しましょう。

ダウンロードしたテンプレートは拡張子『.mogrt』で保存されます。テンプレートを使う際には、Premiere Proのローカルテンプレートフォルダにコピーするか、エッセンシャルグラフィックスパネルからフォルダを指定して追加します。

テンプレートの編集

Adobe Stockサイトからダウンロードしたテンプレートは、編集によってカスタマイズすることができます。

Premiere Proでテンプレートを選択すると、エッセンシャルグラフィックスパネルでテキストや色、大きさなどを変更することができます。自分の使いたいモーショングラフィックスにカスタマイズしてみましょう。

なお、Adobe Stockサイト以外のサイトからダウンロードしたテンプレートを編集する場合は、利用規約に編集可能の旨が記載されているかどうか確認する必要があります。

テンプレートの作り方

After Effectsで作ったモーショングラフィックスはテンプレートとして保存し、Premiere Proで使うことができます。よく使うモーショングラフィックスはテンプレート化しておけば、一から作り直さずに再利用が可能です。

After Effectsで作ったモーショングラフィックスをテンプレート化するには、エッセンシャルグラフィックスパネルを操作し、プロパティを設定して書き出します。書き出したテンプレートはPremiere Proで読み込めば使うことができます。

まとめ

モーショングラフィックスは、シンプルでありながら効果的にメッセージを伝えることができる表現技術です。

公開されているさまざまなテンプレートは、制作にかかる手間を省くことができるだけでなく、モーショングラフィックスの仕組みを理解するのにも役立ちます。

テンプレートをうまく使うことが、モーショングラフィックスの制作スキルを高めるポイントとなるでしょう。

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