フリーランスに欠かせない11のアプリとその体験談・使用法まとめ

『自由に仕事できる』⇔『案件獲得するコストがかかる』、『正確に評価してもらえる』⇔『契約交渉するコストがかかる』、『1つの企業に依存しない収入源を持てる』⇔『確定申告する必要がある』…。フリーランスになると、会社員に比べて多くのメリットを享受できる反面、様々なコストがかかってしまいます。しかし、忙しいフリーランスには無駄な作業をしている時間はありません。今回はそんなフリーランスに役立つアプリを集めました。

案件獲得を効率化するためのアプリ

継続的な案件獲得は多くのフリーランスにとって大きな悩みとなっています。案件獲得をサポートするアプリにはどのようなものがあるでしょうか。

名刺管理なら Eight vs Evernote

フリーランスであれば実感が湧くかと思いますが、アンケート調査によるとフリーランスの案件獲得経路で2番目に多いのは『過去の取引先』です。(出典:フリーランス協会)

そのため、過去の取引先の顧客を整理していつでもアクセスできるようにしておく仕組みは欠かせません。顧客管理の際に便利になるのが、名刺です。

名刺をしっかり管理して、顧客との関係を維持しておくことで次の案件獲得のチャンスが増えます。名刺管理の定番といえば、Eightでしょう。

利用者数の多いEightはSNSとしての機能も備えており、名刺管理だけでなく色々なシーンで役に立つでしょう。

コミュニケーション濃度を上げる「Eight」を活用して結果に繋げるワザ

一方で、メモアプリとして定番のEvernoteにも実は名刺管理機能があります。有料プランでの提供となってしまいますが、Evernoteの優れている点は全てを一つのアプリに集約することができる点です。

Evernoteであれば、名刺やメモ、他にも様々な拡張機能があり、スマホでもPCでもすぐにアクセスできる点から優れています。

純粋に顧客管理のために名刺を管理するのであれば、Evernoteの利便性は他の名刺管理アプリに比べてアドバンテージがあるといえます。

フリーランスのためのEvernote活用法

ビジネス用マッチングアプリ Yenta

フリーランスの顧客獲得の経路で一番多いのは、『人脈』です。つまり、フリーランスが安定的に顧客を獲得し続けるためには『人脈』の獲得と維持が欠かせません。

こうした人脈の形成をアシストするビジネス用マッチングアプリの中で、Yentaが最も定番で利用者数が多いです。

仕事上の面接であれば案件の紹介サイトで案件に応募すれば企業の担当者と話ができますが、ビジネス用のマッチングアプリで企業の担当者とつながっておけば案件が発生しそうな時に担当者側から声がかかる可能性が増えるでしょう。

そのため、下記ブログのようにYentaを案件獲得に使うフリーランスも多くいます。

ビジネスマッチングのYentaはフリーランスにとって最高の営業ツール

自由に仕事をするためのアプリ

フリーランスの醍醐味として『自由に仕事ができる』点を挙げるフリーランスも少なくありません。そんなフリーランスの自由な仕事を後押しするアプリを見ていきましょう。

電源のあるカフェを教えてくれる 電源カフェ

自宅では集中できないから外で作業することが多い、ミーティングが入ったがオフィスを持っていないなどの理由で電源やWi-Fiのあるカフェを探した経験のあるフリーランスも多いのではないでしょうか。

リモートで働いているフリーランスにとって気軽に入れる電源のあるカフェをすぐに探せるととても重宝します。こうしたカフェを探すことのできるアプリはいくつかありますが、最も使っている人が多く、レビューが多いのが『電源カフェ』というアプリです。

一度入れて置けば、カフェで作業したい時に役立つこと間違い無しです。

ノマドワーカー必須!近辺の充電できるカフェ情報が一瞬で分かるアプリ『電源カフェ』

コワーキングスペースを条件に合わせて検索できる nomadoma

リモート勤務のフリーランスにとっては仕事場も自分で決める必要があります。『自宅では集中できない』、『家から出なくなってしまう』という課題はもちろん、『所在地に自宅の住所を使うのに抵抗がある』など、自宅で勤務するには様々な懸念点があります。

そんな時に便利なのがコワーキングスペースです。カフェのように周囲がうるさいこともなければ、店員さんや他のお客さんに気兼ねする必要もありません。

コワーキングスペースを条件に合わせて検索することができるのがnomadomaというアプリです。

自分のホームとなるコワーキングスペースを一つ決めて作業するもよし、『出張が多い』『同じ場所で仕事をし続けたくない』などの希望があれば、いくつかのコワーキングスペースと契約して柔軟に働くのもいいでしょう。

電源とWiFiを使えるカフェ検索|2つのおすすめiPhoneアプリ

歩いてポイントをためる Coke On

フリーランスにとって体調管理はとても大切です。体調不良でパフォーマンスが落ちればその分収入が落ちますし、長期の病気やケガになってしまえば生活レベルを維持することも困難でしょう。

しかし、自宅で作業するフリーランスにとっては外出の用事がなければ、自宅にこもりっきりになってしまい、運動不足になりがちです。

そんなフリーランスの運動不足を解消するのに役立つかもしれないユニークなアプリが『Coke On』です。

歩数に応じてポイントが貯まり、好きな製品を交換できるアプリです。日々のウォーキングのモチベーション維持のために役立つでしょう。

運動不足を感じているフリーランスの皆さん!ウォーキングを始めてみませんか

フリーランスに必須のスケジュール管理アプリ

フリーランスにとってスケジュール管理は何より大切です。

シンプルなデザインで使いやすい Googleカレンダー

スケジュール管理の定番といえばGoogleカレンダーです。Googleカレンダーはシンプルで使いやすいことからビジネス用途だけでなく幅広い層に人気を集めています。

また、Gmailとの連携機能も魅力的です。フライトやレストランをGmailのメールアドレスで予約する方も多いと思いますが、Gmailでそうした予約確認のメールを受け取ると自動でカレンダーに予定が追加されます。

シンプルな上に自動更新機能も相まってとても高い人気を得ているのです。ヘビーユーザーになると以下のような使い方をしてGoogleカレンダーを十二分に活用しています。

[フリーランスの仕事術] スケジュールもToDoもGoogleカレンダーに全てまとめて効率アップ!

タスク管理アプリ

タスク管理の定番 Trello & シンプルで使いやすい Todoist

小規模チームのタスク管理の定番といえば、Trelloです。Trelloはチームで使うことを前提としているタスク管理ツールで、タスクが発生すると管理者をアサインして起票します。

タスクの進捗状況に応じてタスクのカードを移動させることができるかんばん方式をとっていることから、チームのタスクの進捗状況を把握するのにとても便利です。

Todoistは個人のタスク管理に向いているアプリです。その特徴は無駄をそぎ落とした機能性とシンプルなUIです。

シンプル故に汎用性が高く、使い方次第でタスクをもれなく書き出しうまく整理するることができるので人気を集めています。

Trello、Todoistの機能については以下の記事がわかりやすくまとめています。

ストレスフリーなタスク管理サービス「Todoist」を使いたくなる7つの魅力

最強のタスク管理ツール「Trello(トレロ)」の使い方・登録方法・メリットのまとめ

下記のような使い分けをしている例もとても参考になります。

2018年8月版タスク管理の方法(Todoist+Trello)

結局、一番汎用性のある SpreadSheet

スマホのアプリではないですが汎用性が高く、弊社でも使っていることから『スプレッドシート』を紹介します。

スプレッドシートの最大の魅力はある程度GASを書くことができれば、非常に応用が利く管理ツールになる点です。他人のタスク進捗などが一目でわかるので、とても便利です。

下記の記事のようなレビュー記事はとても参考になります。

タスク管理をスプレッドシートで!スケジュール管理とその方法

便利な経費精算/請求書アプリ

経費精算や請求書発行などの本業とは関係ない業務はできるだけ簡単化する必要があります。そのためのアプリをご紹介します。

スマホで仕訳登録もできる freee

フリーランスの経費精算のツールとしてはfreeeが代表的です。freeeの魅力は強力な自動仕訳機能です。

アプリから簡単に作業することができるため、スキマ時間に作業することも可能で時間のないフリーランスにとってはとても使いやすりアプリです。

スキマ時間に請求書を簡単に作成 Misoca

Misocaは会計ソフト大手弥生の参加ですが、弥生自体とは独立したサービスになっています。

freeeやマネーフォワードにも請求書を作成する機能は備わっていますが、使い勝手の面やパフォーマンスの部分でMisocaが人気を集めています。

また、Misocaの場合は無料プランでも月間5通は請求書を作成、管理できます。月間5通以内でWEB上で請求書をやり取りしているフリーランスにとっては無料版でも実用に耐えうる仕様になっているのも人気の理由の一つです。

フリーランスの見積書・請求書はMisocaが結局一番使いやすい

まとめ

フリーランス協会が、2018年時に実施した専業フリーランス1141人を対象にアンケート調査では、『あなたが今の働き方(フリーランス)を続けていくうえで障壁になっているものをお答えください。』という質問に対して、『経理などの庶務・バックオフィス作業が煩雑』と答えた人が全体の約34%で3番目に多い回答となっています。

今回ご紹介したアプリ以外でもたくさんの便利なサービスがあります。うまく利用して業務の効率化を実現しましょう。

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