フローチャート作成アプリのおすすめ。PCとスマホの両方を紹介

フローチャートは、複雑なプロセスを簡潔にわかりやすくしたり、計画や改善をしたりするのに広く活用されています。フローチャートを作る時、どのアプリを使えばよいのでしょうか?パソコンの場合とスマホの場合で、おすすめのアプリを紹介します。

フローチャートのメリットと基本

まずはフローチャートの基本からメリットを理解しましょう。基本を踏まえた上で作成することで、分かりやすいフローチャートを作ることができます。

フローチャートの利用分野

フローチャートは、さまざまな分野で利用されています。どのような分野か見てみましょう。

  • ビジネス
  • 教育
  • セールス、マーケティング
  • 製造
  • エンジニアリング

他にも多様な可能性がありますが、フローチャートは複雑なプロセスや組織を図にして、分かりやすく伝えるためのものです。文章で書くと長くなって理解しにくいものを可視化することで、理解しやすくなります。

フローチャートのメリット

ITの世界では当たり前に使われるフローチャートですが、そのメリットは、以下のとおりです。

  • 全体の構造を整理して理解できる
  • 生産性が上がる
  • 品質が向上する
  • 調整がしやすくなる

フローチャートを作る行為自体が、内容の深い理解につながります。また作った人のみならず、誰が見てもすぐに理解できる図になっていることで、生産性が上がるだけでなく品質改善にもつながります。

またフローチャートがあることで、不具合を修正・調整するためにも役立つのです。

記号と基本のルールを押さえる

フローチャートを作るには、記号や矢印、色などを適切に使用して内容をグループ分けします。

フローチャートには決まった記号とルールがあり、それらを組み合わせて作成します。この共有認識があるからこそ、誰でも一目で理解できるのです。

それほどたくさんの記号やルールがある訳ではないので、しっかり覚えましょう。

PCアプリケーションのおすすめ

PCを使ってフローチャートを作る場合に、おすすめのアプリケーションを紹介します。

手軽に作図できるdraw.io

『draw.io』は無料の作画ツールです。必要な記号が用意されており、便利なテンプレートもあるので、簡単にフローチャートを作成できます。

矢印も図形から自動的に伸ばすことができ、線や矢印の位置を調整する手間が省けます。完成したフローチャートはパソコン本体だけでなく、GoogleドライブやOneDriveなどに保存することができ、複数の人と共有することも可能です。

draw.io

MacならFlowchart Designer lite

Macでフローチャートを作る場合におすすめなのが、『Flowchart Designer lite』です。図形や矢印を選んでドラッグ&ドロップするだけで、作図が簡単にできます。

また、カスタマイズにも柔軟に対応しています。文字や色、大きさ以外にも、グラデーションや影をつけるといった加工まで可能で、自由度の高いフローチャート作成ができます。

Flowchart Designer lite

スマホアプリのおすすめ

スマホでもアプリを使えばフローチャートを作ることができます。iPhoneとAndroid、それぞれのおすすめアプリを紹介します。

iPhoneならGrafio 3

こちらはiPhoneで簡単にフローチャートを作成できるアプリです。有料ではありますが、直感的な操作性でシンプルなアプリなので、頻繁にフローチャートを作る人にはおすすめできます。

特徴は、手書き図形を自動修正してくれたり、図形をピンチ操作で変形できたりという、使いやすい編集機能です。写真を貼り付けることができて、iTunesのファイル共有機能を使ってのデータ転送も可能です。

図形と図形を結ぶのも、間に線を引くだけの操作なので、手早く簡単なのが最大の魅力であると言えるでしょう。

AndroidならFlowdia Lite

Androidでフローチャートを作るなら、『Flowdia Lite』がおすすめです。フローチャート以外の図も書くことができ、ガイドの上で作業をする形になるため、簡単にきれいな作図が可能です。

ただし、日本語対応していないので、英語が苦手な人には少し分かりにくいところもあります。無料で使えますが、保存は有料のプレミアム版でしかできません。使いやすさの評価が高く、ネットワーク図などを書くのにもおすすめできます。

まとめ

フローチャートは、複数の人に複雑なプロセスや手順、設計などを分かりやすく伝えるために大変便利なものです。フローチャートで可視化することでストレスなく理解でき、多くの人にスムーズに伝達できます。

フローチャートを作成することで、スタートからゴールまでが明確になり、チームのメンバーが、それぞれの役割を把握しながら進行していくことができるのです。

作業の効率がアップし、問題がある箇所も発見しやすくなります。フローチャートを作って可視化することは、大切なプロセスなのです。

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