エンジニアには土日副業がおすすめ。メリットや稼ぐ方法を解説

週末に暇を持て余しているサラリーマンエンジニアには、土日にできる副業がおすすめです。空いた時間を有効活用すれば、スキルの向上や年収アップも期待できるでしょう。エンジニアが土日に副業するメリットや案件の探し方を紹介します。

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エンジニアに副業が向く理由

エンジニアは他の業種に比べ、比較的副業をしやすい業種です。どのような理由からそうであるのか、エンジニアに副業が向く主な理由を解説します。

スキルを生かせる案件が豊富

エンジニアに副業が向く理由の一つとして、スキルを生かせるエンジニア案件の豊富さが挙げられます。どのような職種でも仕事を見つけやすいのが現状です。

経済産業省の資料によると、現在の日本はIT人材が不足しており、ニーズは今後も拡大すると見込まれています。特に人材需要の大幅な増加を見込まれているのが、IoTやAIを活用した先端ITサービス市場です。

IT人材不足が顕著であるとはいえ、正社員を雇うのは企業にとって大きな負担になります。このような背景から、仕事をアウトソーシングできる副業エンジニア案件が増加しているのです。

出典:IT人材需給に関する調査(概要) P2 | 経済産業省

リモートワークをしやすい

時間や場所を問わず働けることも、エンジニアに副業が向く理由の一つです。エンジニア向け副業案件の多くは成果報酬型の業務委託案件であり、成果物の納品が納期に間に合えば、働く時間や場所は制約を受けません。

サラリーマンエンジニアが副業する場合、本業以外でさらに常駐案件をこなすのは大変です。夜間や土日に働くことになるため、近場でなければ勤務できないでしょう。

しかしリモートワークで取り組める案件なら、夜間や土日でも在宅で働けます。他の業種に比べリモート案件が多いエンジニアは、週末副業が向く業種といえるでしょう。

エンジニアが土日に副業するメリット

エンジニアが土日に副業をすれば、さまざまなメリットを受けられます。代表的なメリットを見ていきましょう。

収入を増やせる

エンジニアが副業に取り組めば、本業以外でも稼げるため収入を増やせます。会社での昇給を待たずに総収入をアップさせられるのがメリットです。

本業を頑張ることでも昇給により収入増は見込めるものの、ある程度の上乗せが実現するまでには時間がかかるでしょう。会社の経営状況や人事など、自分の努力以外の要素が昇給に関係する点もデメリットです。

一方、副業ならまとまった金額をすぐに増やせます。エンジニア向けの副業案件は単価が比較的高いため、土日のみの副業で効率的に収入を増やせることも魅力です。

新しい領域にチャレンジできる

サラリーマンエンジニアは、基本的に会社からの指示に従って働かなければなりません。新しいスキルを習得したくても、実際には一定の業務をこなすだけの状況になりやすいでしょう。

しかし土日副業なら、新しい領域にチャレンジできます。会社の仕事では不可能な業務も副業なら取り組めるため、報酬を得ながらスキルアップを図ることが可能です。

副業で習得したスキルは、将来のキャリアアップに生かせます。思わぬ形で本業に役立つスキルを身に付けられる場合もあるでしょう。

本業で使っていないスキルを活用できる

エンジニアの中には、持っているスキルを本業で生かせていない人もいるでしょう。お金になるスキルを持っていながら活用できていない状況は、もったいないといわざるを得ません。

本業で使っていないスキルがあるなら、副業で生かせないか考えるのがおすすめです。エンジニアの技術は常に進化しているため、古いスキルのアップデートにもつながります。

キャリアアップを目指している場合も、スキルのバリエーションが多ければ強力な武器となるでしょう。持っているスキルを副業でブラッシュアップしながら、効率よくキャリアパスを歩めます。

人脈を広げられる

社外の人脈を広げられることも、土日に副業するメリットです。副業に取り組めば勤務先以外の企業との関係が生まれ、ビジネスチャンスも広がります。

副業案件の発注元から評価されれば、新しいクライアントを紹介してもらえるケースもあるでしょう。自ら営業しなくても仕事を紹介されることは、忙しいエンジニアにとって大きなメリットです。

良質な人脈を広げるためには、案件をきちんとこなして信頼関係を構築しなければなりません。副業だからといって手を抜くとクライアントからの信頼を得られないため、ネットワークも広がらなくなります。

独立の足掛かりになる可能性も

エンジニアの土日副業は、将来的な独立を考えている人にもおすすめです。独立した場合も自分で案件を探さなければならないため、副業で仕事探しのスキルが身に付けばスムーズに独立できます。

案件数や報酬単価によっては、土日のみの副業で本業に迫る稼ぎを得ることも可能です。副業収入だけでも生活できるようになれば、安心して独立に踏み切れるでしょう。

エンジニアの副業案件は高単価案件が多く、独立を目指すなら副業の段階から高収入を狙うのも一つの方法です。副業で稼げなければ独立も難しいため、副業をしながら独立の適性も見極められます。

土日副業エンジニアの収入

エンジニアが土日に副業をすると、どのくらいの収入を得られるのでしょうか。求人データを参考に、土日副業エンジニアの収入を解説します。

平均時給は4000~5000円

エンジニアの時給は他業種に比べて高めです。人手不足で需要が高いことや、どの企業も即戦力を求めていることが、高い時給を実現している理由といえるでしょう。

エンジニア向け副業マッチングサイト『Offers』を見ると、エンジニアの副業案件の平均時給は4000~5000円が相場であることが分かります。

職種・スキル・実績により時給は変わります。高い能力や豊富なスキルを持つエンジニアなら、時給1万円を超えるケースもあるほどです。

最低でも週8時間が目安

週2日からOKの案件をOffersで検索すると、副業案件の最低稼働時間は週8時間が目安となっています。時給4000円の仕事を土日で4時間ずつこなした場合、1週間で稼げる金額は4000円×8時間=3万2000円です。

1年間を52週とすると、土日副業で稼げる最低年収の目安は3万2000円×52週=166万4000円と計算できます。本業でもらえる給料の十分な足しになるでしょう。

稼働時間を増やして時給も上がれば、副業でさらに稼げます。会社の昇給を待つより、はるかに効率よく年収を増やせることが分かるでしょう。

土日副業のデメリットやリスク

エンジニアの土日副業には、メリットだけでなくデメリットやリスクもあります。副業を成功させるためには、デメリットやリスクを知った上で対策を練ることが重要です。

自己管理能力を求められる

エンジニアが土日に副業をする場合、限られた時間を上手にやり繰りする必要があります。効率よく稼ごうとすればするほど、高い自己管理能力を発揮しなければなりません。

スケジュール管理がうまくできなければ、成果物を納期までに納品できなくなる恐れがあります。多くの案件を受注できても納期を守れなければ、クライアントの信用を失いかねません。

モチベーションの管理も大切です。副業は誰かに強制されてやるものではないため、やる気がなくなれば挫折しやすくなります。しっかりと目標を定め、モチベーションが下がりにくい状況を作ることが大切です。

プライベートの時間が減る

土日に副業をすると、週末を完全な休養に充てられなくなります。プライベートの時間が減り、心身をリフレッシュしにくくなる点がデメリットです。

家族がいる場合は、土日副業に対する理解を得る必要があるでしょう。自分でも気づかないうちに副業でストレスを溜めてしまい、体調を崩す恐れがある点にも注意が必要です。

プライベートの時間や睡眠時間を無理に削ると、心身に悪影響を及ぼしやすくなります。土日のどちらかを休養日にしたり、平日を含めて夕方以降はオフにしたりするなど、メリハリのある生活を送ることも心がけましょう。

周囲に嫉妬される恐れがある

土日副業が軌道に乗ってくると、周囲に自慢したくなるかもしれません。しかし、副業していることや売上金額は周囲に話さないほうが無難です。

副業収入を得ていることが周囲に知られると、嫉妬されて嫌な目に遭いかねません。『本業をおそろかにしている』『いずれ独立するつもりらしい』といった噂を流される恐れもあります。

家庭や職場に関するさまざまな事情により、副業をしたくてもできないエンジニアがいることも知っておきましょう。

エンジニア向け土日副業の種類

エンジニアが土日に取り組みやすい副業の種類を紹介します。ライティングや講師業といった、本業ではできないタイプの仕事もある点を押さえておきましょう。

サービス開発やシステム運用管理の案件

開発系のスキルがあるなら、サービス開発の案件がおすすめです。上流から全ての工程を担当する小規模のシステム開発を請け負えば、スキルアップにもつながります。

インフラエンジニアとして働いている人も、システム運用管理のリモート案件で働くことが可能です。クラウド上でインフラ環境を構築しているクライアントの案件なら、出社しなくても遠隔で業務を行えます。

近年はAWSやGCPなどのクラウドサービスを利用している企業も増えているため、特にAWSを理解しているエンジニアは重宝されるでしょう。

IT系のライティング

エンジニアが取り組みやすい土日副業として、IT系のライティングも挙げられます。専門誌や技術書の文章を執筆したり、Webメディアの記事を書いたりするのが主な仕事です。

副業で行えるライティング案件にはさまざまな種類がある中で、専門性を求められるIT系のライティング案件には、高めの報酬が設定されているケースも数多くあります。

ライディングの仕事に取り組めば、情報を正確に伝えるスキルが身に付きやすくなるのもメリットです。近年のエンジニアには、技術力だけでなく伝達力も求められています。

講師業

2020年度から小学校でプログラミング教育が必修化されるなど、エンジニアのスキルは今後ますます世の中で求められるでしょう。このような状況下で、プログラミングスクールが増え続けています。

エンジニアの土日副業には、スクールの講師業もおすすめです。オンラインスクールの講師になれば、スクールに出向かなくても仕事ができます。

プログラミングスクールを受講する人が多い時間帯は、学校や仕事がない夜間や土日です。特に週末は多くの受講者が集まるため、講師業はエンジニアの土日副業に向いた仕事といえます。

土日副業に取り組む際の注意点

エンジニアが土日に副業する際の注意点を紹介します。始めてから後悔することがないように、気を付けるべきポイントを押さえておきましょう。

職場の就業規則をチェックする

サラリーマンエンジニアが土日副業をする際は、会社の就業規則に目を通しておきましょう。就業規則とは、従業員が守るべき規律やルールをまとめた書類のことです。

企業によっては、従業員の副業を就業規則で禁止しているケースがあります。本業がおろそかにならないようにしたり情報漏洩を防いだりすることが、副業を禁止する主な目的です。

就業規則を守らずに副業を行うと、雇用契約違反とみなされて会社からペナルティを受ける恐れもあります。本業の収入が減る結果にもなりかねないため、就業規則は必ずチェックしましょう。

過重労働に気を付けよう

本業と副業の労働時間の合計が法定労働時間を超過した場合は、副業側の企業に残業代の支払い義務が発生することが法律で定められています。

しかし、副業による過重労働が原因で労働者が体調を崩して働けなくなっても、労災保険はおりません。このケースでは、本業と副業の労働時間を合算できないためです。

1社のみで働く場合の過重労働は企業側に責任を問える一方、副業で過重労働になる場合は労働者の自己責任とみなされます。副業の時間を決める際は、過重労働によるリスクも考慮しましょう。

出典:副業・兼業の促進に関するガイドライン P6 | 厚生労働省

確定申告も忘れずに

副業収入が年間20万円を超えた場合は、サラリーマンでも翌年に確定申告をしなければなりません。エンジニアが本格的な副業に取り組むなら、収入は年間20万円を軽く超えることになるでしょう。

確定申告を行わなかった場合、無申告加算税や延滞税といったペナルティを科される恐れがあります。余計な税金を納めることになるため、忘れずに申告を行いましょう。

クライアントから報酬を受け取る際に源泉徴収されているケースでは、確定申告をすることで払い過ぎた税金が戻ってくる場合もあります。

エンジニア向け土日副業の探し方

エンジニアが土日副業を軌道に乗せるためには、自分に合った効率的な探し方を覚えることが大切です。エンジニア向け土日副業の代表的な探し方を紹介します。

クラウドソーシング

クラウドソーシングとは、ワーカーに仕事を依頼したい企業が、不特定多数のワーカーへ案件を発注できるオンラインサービスです。多くの企業が参加しているため、豊富な案件の中から好きな仕事を探せます。

気に入った案件に応募して採用されれば、仕事を始めることが可能です。エンジニア向けの成果報酬型案件なら、土日を上手に活用して取り組めるでしょう。

未経験者や初心者向けの案件が多いこともクラウドソーシングの特徴です。デメリットとしては、報酬から手数料を引かれるため、手取りが少なくなる点が挙げられます。

SNS

TwitterやFacebookなどのSNSを日頃から使っている人は、SNSを利用して仕事を探すことも可能です。企業によっては、SNSだけでエンジニアを募集しているケースもあります。

例えば、Twitterで『エンジニア 副業 募集』と検索すれば、エンジニア募集のツイートが多数ヒットするでしょう。気になる企業のアカウントをフォローしておくのもおすすめです。

自分のスキルや実績をSNSに掲示しておけば、企業側からアプローチしてくる場合もあります。営業の手間がほとんどかからない、理想的な案件獲得方法です。

知り合いの手伝い

エンジニアの知り合いが勤めている会社で人材を募集しているなら、手伝いを名乗り出る方法もあります。クライアントや案件を自分で探さずに仕事を見つけられる方法です。

自分のことをある程度理解してくれている知り合いなら、打ち合わせもスムーズに進められるでしょう。スキルや実績を認められれば、最初から高単価で仕事を回してもらえる可能性もあります。

普段から友人や知人にエンジニアの仕事を探していることを話しておけば、人脈を利用して副業案件を獲得しやすくなるでしょう。

企業への直接交渉

エンジニアが土日副業を探す方法としては、企業への直接交渉も挙げられます。エンジニアの仕事がありそうな企業をネットで探し、直接メールでメッセージを送る方法です。

自分のスキルや実績をアピールできれば、仕事をもらえる可能性は十分にあります。断られたり無視されたりしても、失うものはなにもありません。

エンジニアの募集をしていない企業でも、適した人材がいれば仕事を依頼したいと考えているケースはあります。正社員募集に応募し、業務委託契約で案件を獲得できるケースもあるため、気になる企業を見つけたら積極的にアプローチしてみましょう。

マッチングサービス

副業探しに特化したマッチングサービスを活用すれば、スキルや実績に合った仕事を探しやすくなります。エンジニア向けマッチングサービス『Offers』を利用するのがおすすめです。

Offersにエンジニア登録を済ませることで、ワーカーを募集しているクライアントからオファーを受け取れます。面接して採用されれば、副業を始めることが可能です。

Offersには週1求人が豊富に掲載されているため、土日に取り組める案件も見つけやすいでしょう。職種やスキルごとに案件を探せる点もメリットです。

週末副業を成功させるためのポイント

エンジニアが土日副業を成功させるためには、いくつかのポイントを押さえる必要があります。副業を軌道に乗せるためのコツを覚えておきましょう。

ポートフォリオを充実させる

エンジニアが土日副業を成功させるためには、『ポートフォリオ』を充実させる必要があります。ポートフォリオとは、自分の制作物や実績を示すための作品集です。

採用担当者にポートフォリオを見てもらえば、自分のスキルレベルを判断してもらえます。作り込んだポートフォリオなら、仕事に対する意欲をアピールすることも可能です。

ポートフォリオを作成する際は、自分の制作物についてきちんと説明できるように準備しておきましょう。自己満足ではなく、第三者に分かりやすい構成になっているかチェックすることも重要です。

適正報酬を見極める

副業案件を探す際は、適正報酬を把握しておきましょう。相場からかけ離れた報酬で仕事を受けてしまうと、業務効率が悪くなりモチベーションも下がりやすくなってしまいます。

適正報酬を見極めるためには、似た内容の案件を数多くチェックしなければなりません。仲介サービスを利用する場合は、報酬から引かれる手数料も考慮しましょう。

適正報酬を把握できたら、希望報酬額を決めておくのがおすすめです。クライアントと条件交渉をする際も、妥協できる最低ラインを決めておけば交渉しやすくなります。

自己管理を徹底する

会社の指示通りに業務を進めればよいサラリーマンエンジニアと違い、副業エンジニアとして働く場合はスケジュールを自分で管理しなければなりません。

徹底した自己管理を行うためにも、まずは休日のスケジュールを可視化してみましょう。1日の流れを書き出せば、無駄に過ごしている時間を把握しやすくなります。

働く時間をスリムにすることで、土日に仕事をしながらプライベートの時間も確保できるでしょう。将来的な独立を視野に入れているなら、タスク管理と時間管理の徹底をより強く意識して過ごすことが大切です。

まとめ

サラリーマンエンジニアが収入を増やしたいなら、土日副業に取り組むのがおすすめです。週末に副業をすれば、新しい領域にチャレンジしたり人脈を広げたりできます。

開発系の案件以外に、ライティングや講師業も土日副業に向くでしょう。クラウドソーシングやマッチングサービスを利用すれば、自分に合った案件を効率よく探せます。


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