健康診断前日は何に気を付けて過ごしたら良い?主な注意事項のまとめ

健康診断をスムーズに行うためには、生活習慣を整えておくべきです。健康診断を受ける前日の正しい過ごし方について解説します。正確な診断結果が出るように、検診前日とあわせて当日の注意点も確認しましょう。

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    仕事のためにも健康管理は重要

    健康管理も仕事の一つといわれます。コンスタントに仕事を続けるために、健康は重要なものです。規則正しい生活習慣はもちろん、定期的な健康診断による病気の早期発見が大切になります。

    フリーランスは収入減につながりやすい

    フリーランスとして働いている場合、健康的に働き続けられるということが収入に直結します。仕事をした分だけ収入が増える働き方は、裏をかえすと、働かなければ収入が減るということです。

    特に忙しくて仕事が立て込んでいる場合、健康診断は後回しにしてしまいがちです。

    現状として健康に問題を感じていない場合、目の前にたくさんの仕事があるとまずは仕事に取り組むことを優先してしまうのです。

    しかし、健康状態は自覚している体調とは違うことがあります。気がついたら大きな病気になっていた、ということもあるため注意しましょう。

    小さな変化に気付かず病気になってしまう前に、健康診断を受けることが大切です。病気で仕事ができなくなるリスクを最小限にとどめ、いつまでも元気に仕事を続けていきましょう。

    健康診断前日の一般的な注意事項

    健康診断の前日は、スムーズに検査が受けられるよう、普段の生活と違った注意が必要です。特に食事や飲み物は検査結果に影響を及ぼす可能性があるので、しっかり確認しましょう。

    検査時間と食事や水分摂取の時間について

    食事や飲み物の影響が検査結果に表れないようにするため、健康診断の時間にあわせて食事時間を調整します。

    午前中に健康診断を受けるなら、前日の夕飯は21時までに終わらせます。口さみしいからといって、アメやガムを口にすることは避けましょう。

    健康診断が午後からの場合、夕食は普段通りで構いません。ただし、予約時間の10時間前を切ったら、飲食はしないようにしましょう。

    注意したいのは、夕食のときに飲酒の習慣がある場合です。検査前日の飲酒はできませんので、いつもの習慣で飲んでしまった、ということのないようにしましょう。

    また、暴飲暴食も避けるべきです。血液検査など前日の食事内容が影響する項目があるからです。

    水分といっても水やお茶以外は避ける

    水分の摂取は、予約時間の2時間前まで可能です。ただし、当日は水か白湯を少量飲む程度にとどめておきましょう。飲み過ぎは検査に影響を与える可能性があります。

    前日の水分補給も、水・白湯・お茶のみにします。同じ飲み物でも、ジュースやお酒は食事と同じ扱いになるからです。

    また、お茶でも、砂糖やミルクの入ったものは食事と同じ扱いです。ミルクティーやレモンティーなどは避けてください。お茶は無糖のもののみ、と覚えておきましょう。

    ここまで食事や飲み物に注意しなければならない理由は、体内できちんと消化吸収されたり、分解されたりしなければ、検査結果に影響する可能性があるためです。

    薬の服用について

    薬を飲んでいる場合には、前日の服用が可能かどうか、事前に確認しておきましょう。心臓病や高血圧の薬は服用可能と判断されるようですが、その場合も確認しておくと安心です。

    何の薬をいつ服用したかによって、検査結果に影響が出る可能性があります。正しい結果を知るために、事前の確認と質問票・問診票の記入を欠かさず行ってください。

    また、サプリメントやドリンク剤など、健康のために服用しているものも、自己判断で飲んでしまうのではなく、医師に確認をとってからにしましょう。

    知っておきたいポイント

    健康診断は頻繁に受けるものではありませんので、意外と知らないことも多いものです。そこで、予約前に知っておきたいポイントについて解説します。ポイントを押さえて、自分に必要な検査を受けましょう。

    人間ドックは精度が高い?

    結論からいうと、精度に違いはありません。健康診断も人間ドックも、検査方法に違いはないからです。人間ドックでも健康診断でも、検査項目が同じなら同じ精度で結果が出ます。

    違うのは検査項目の数です。

    たとえば、肝臓病の場合、健康診断ではGOT・GPT・γ-GTPのみ調べます。一方、人間ドックでは、ビリルビンやB型肝炎ウイルス・C型肝炎ウイルスの検査も実施します。

    検査項目が多い分、人間ドックの方が詳しく自分の体の現状を知ることができます。

    午前と午後で数値は変わる?

    検査によっては、午前と午後で数値に違いが出ることがあります。たとえば、赤血球の数値は午前中の方がよい結果になりやすく、白血球の検査は午後の方がよい傾向があります。

    ただし、数値が変わるからという理由で予約時間を選ぶのは、あまり意味がないとされています。

    検査結果で数値がぎりぎり正常範囲内だったとしても、時間帯によって数値が悪化するのであれば、根本的な生活改善の必要があると考えられるからです。

    時間帯によって数値が変わる項目もありますが、あまり気にせず、自分が都合のよい時間帯に行くのがよいでしょう。

    夜ご飯の内容はどうする?

    前日の夕飯での暴飲暴食は避けましょう。では、具体的にどのような食事内容だと暴飲暴食とみなされるのでしょうか?検査結果に影響する可能性があるメニューについて解説します。

    ラーメンやピザなど高脂質が影響する項目

    中性脂肪を調べる血液検査に影響する可能性があるのが、ラーメンやピザです。どちらも、糖質である炭水化物と脂肪がたっぷりのメニューなので、中性脂肪が高い結果になる可能性があります。

    糖質と脂肪は一緒に食べると脂肪の消化を遅らせます。体内の消化に変化を与えることで、血液検査の結果に影響する可能性があります。

    ラーメンやピザに限らず、炭水化物と脂肪が多い組み合わせは避けるのがよいでしょう。

    ケーキなど糖質が影響する項目

    糖質の多いケーキを前日にたくさん食べると、血液検査の血糖値・中性脂肪や、尿検査の尿糖に影響する可能性があります。

    ケーキバイキングなどは食事ができる時間内であってもやめておきましょう。

    検査前日に甘いものが食べたくなったら、ケーキではなくフルーツを選ぶなど、ヘルシーなものを選択すると検査に影響しにくいでしょう。最低限、定められた時間内に食事をとることを忘れないようにしましょう。

    時間外に食べてしまったら

    前日は食事ができる時間が決まっています。うっかりして時間が過ぎているのに食べてしまった場合、日時を変更してもらうほうがよいケースもあります。

    食べたものが未消化のままでは、胃カメラや腹部レントゲンの実施に支障をきたす可能性があります。うまくいかないと、後日再検査ということもあるかもしれません。また、血糖値の検査にも影響を及ぼすでしょう。

    正確な検査をするために、後日改めて検査を実施するのが理想的です。

    筋トレなどの運動はしても大丈夫?

    運動は健康によいイメージがあります。健康診断前日の運動は、結果に影響を及ぼすのでしょうか?検査と運動の関係について解説します。

    直前に運動を始めても意味はない

    自分の健康維持について長期的に考えると、運動はよい影響を及ぼします。しかし、健康診断だからといって直前に運動をしたところで、結果にそれほど大きな影響は出ません。

    1週間前から運動し始めたとしても、検査結果が良くなるという可能性は低いでしょう。中性脂肪に限っては、少し改善される可能性もありますが、運動をしなくなったら戻ってしまいます。

    ただし、健康診断をきっかけに継続的に運動する習慣を身に付けるというのは、今後に役立ちます。直近の健康診断の検査結果のためではなく、将来の健康のために運動をしましょう。

    激しい運動で影響の出る項目

    運動をすることで数値が改善するどころか、結果が悪化してしまう項目もあります。血液検査で調べるCK(CPK)・AST(GOT)・ALT(GPT)です。

    これらは肝機能を表す数値で、激しい運動によって筋肉が炎症を起こすことで数値が高まります。

    また、尿タンパクで陽性が出る可能性があります。血液が全身の筋肉に集中し腎臓にいかないことや、汗をかくことで、水分量が一時的に減るのが原因です。

    尿タンパクはすぐに回復することがほとんどですが、タイミングによって影響することを知っておきましょう。

    健康診断の直前に激しい運動をすると、思いもよらぬ結果が出てしまうのです。

    長風呂にも注意

    激しい運動で尿たんぱくが陽性になるだけでなく、長風呂も健康診断の検査結果に影響を及ぼす可能性があります。

    お風呂で体をあたためると全身の血流が良くなります。しかし、無理をして長時間入浴することは避けましょう。たくさんの汗をかくことで脱水の原因となり、正常な検査結果を得られないことがあります。

    そのため、検査前日や当日は、長風呂し過ぎないことも大切です。

    飲酒と喫煙について

    飲酒と喫煙が健康診断の結果に影響を及ぼすことは、多くの人が知っていることです。ここでは、具体的に影響を及ぼす項目について解説します。

    飲酒で影響の出る項目

    前日の飲酒は、尿検査の尿たんぱく・尿糖・尿pHに影響が出る可能性があります。これは、アルコールが直接影響するのではなく『アルコールによる脱水』や『アルコールの糖分』が原因です。

    また、血液検査の尿酸値・血糖値・中性脂肪の結果にも影響する可能性があります。

    ただし、これらは飲酒の習慣によって高くなる傾向がある数値です。前日に控えたとしてもすぐに改善するとは限らないので注意しましょう。

    もし飲んでしまったら

    「毎日の習慣でうっかり飲んでしまった」「どうしても断れない飲み会で飲まざるを得なかった」という場合、飲酒を最小限にとどめることが大切です。

    つい飲んでしまったなら、気付いた時点で飲むのをやめます。飲み会ならお酒は乾杯の1杯だけにしましょう。21時までに飲み終われば、午前中の健康診断でも12時間の間隔をあけることができます。

    また、アルコールの代謝を促したり、アルコールによる脱水を防いだりするため、水をたっぷり飲みましょう。

    喫煙で影響の出る項目

    タバコは血圧やコレステロール値に影響を及ぼす可能性があります。これらの数値は継続的な喫煙が大きく影響する項目です。

    前日や当日の喫煙を控えるのは、正しく検査できるようにする目的が大きいでしょう。

    たとえば、タバコの煙が胃に入ったままだと、胃の検査をしても煙によってうまく写りません。これでは検査が正しくできなくなってしまいます。

    また、タバコには血管を収縮させる働きがあるので、血圧に影響が出る可能性も懸念されるのです。

    悪あがき?少しでも数値を良くしたい場合

    直前に対策をしたからといって、体の調子がすぐによくなるわけではありません。それでも少しでも数値をよくしたい場合に役立つ方法を紹介します。

    肝機能系の対策

    GOT・GPT・γ-GTPなど肝臓系の検査は、飲酒の影響を受けやすい数値です。お酒をどれだけ飲んだかによって結果に違いが出ます。そのため、数値の改善には断酒がおすすめです。

    特に、健康診断の1週間前からはできるだけお酒を飲まないようにするとよいでしょう。

    お酒だけでなく、鼻炎薬・頭痛薬も数値に影響することがわかっています。そのため、これらの薬も体調に支障がない場合は飲まないようにしましょう。

    高血圧や貧血の対策

    日常的な食事内容の改善が必要な高血圧や貧血は、日ごろから食事内容を意識することが大切です。

    高血圧の場合、ビタミン・ミネラルの摂取を意識しましょう。特に1カ月前くらいからは、塩分と脂質の摂取量を抑えるのがおすすめです。

    緊張・ストレスの有無も血圧に影響します。十分リラックスできるよう、前日はたっぷり睡眠時間をとりましょう。検査前に軽くストレッチをするのもよい影響があると考えられます。

    貧血対策には、1週間前くらいから、レバーや魚介類で鉄分をとるのがおすすめです。吸収率を高めるためにビタミンCを同時に摂取することも役立ちます。また、鉄分の吸収を邪魔するタンニンを含む、コーヒーや紅茶は控えましょう。

    コレステロールの対策

    血流の悪化で臓器不全を引き起こす可能性のあるコレステロールは、食生活を見直すことで改善可能です。1カ月前から取り組むとよいでしょう。タンパク質をしっかり摂取することが重要で、新鮮な魚などからとるとさらに効果的です。

    あわせて、食物繊維も意識してとるとよいでしょう。

    控えるべきなのは、中性脂肪に変わりやすいアルコール・菓子類・果物などです。食事量を適切な量に減らすとともに、これらの摂取も減らしましょう。悪玉コレステロールを増やす中性脂肪の増加を防ぐことができます。

    尿検査関係の対策

    尿検査では、腎臓・尿路・前立腺などに潜む病気のリスクが分かります。尿検査の数値対策をするには、腎臓によいといわれるオルニチンやカリウムを意識的に摂取しましょう。

    オルニチンはしじみ、カリウムはバナナに豊富です。

    また、日ごろから筋トレに取り組み、プロテインを飲んでいる人の場合、尿タンパクが陽性になる可能性があります。そのため、1週間前くらいからプロテインの摂取を控えましょう。

    当日の注意事項も知っておこう

    スムーズに健康診断を受けるには、検査しやすい服装をすることや、自分の体調について医師や看護師に事前に伝えることが重要です。検査を受けるときの注意を守り、正しい結果が出るようにしましょう。

    検査をスムーズにする準備

    当日は、スムーズに検査ができるよう、注意事項を守ります。診察の受けやすい服装をし、検診着が用意されている場合には着替えましょう。靴下やストッキングなども脱いでおきます。

    身長計測をするときに、計測しにくいヘアスタイルはやめましょう。

    腕時計やアクセサリー・金具つきの下着など、金属のついたものははずしておきます。レントゲン撮影や心電図を正しく実施するために重要です。

    また、採尿がある場合には、検診前のトイレを控えましょう。

    食事は検査終了後までできません。水分補給も水のみなら2時間前まで可能ですが、直前はできませんので注意しましょう。

    また、それぞれの検査ごとに指示される内容もあります。指示に従って実施しましょう。

    必要な申出

    当日になって体調不良になってしまった場合には、必ず申し出ましょう。検査前から体調不良の場合も、検査中に体調不良になった場合も同様です。

    アレルギーについても必ず相談しておきます。

    女性の場合、生理や妊娠について、必ず申し出ましょう。生理中は尿潜血検査や子宮細胞診ができませんし、妊娠中や妊娠の可能性がある場合は胸部X線や胃部X線などができないからです。

    事前に正しく申し出ることで、スムーズな健診ができます。

    まとめ

    健康診断を正しく受けるには、前日の過ごし方が大切です。食事や水分補給の可能な時間帯を確認し、時間内にすませましょう。また、暴飲暴食しないことも心がけてください。

    1カ月前から食事や運動の習慣を見直すことで、数値がよくなる可能性もあります。健康診断をきっかけに、健康的な生活習慣を身に付けるのがおすすめです。

    大きな病気になってからでは、仕事ができなくなってしまう可能性もあります。定期的に健診を受け、体調を見直すきっかけにしましょう。

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