副業のSQL案件について。特徴や相場、要件について解説

データベースを使うシステム開発に従事するエンジニアやプログラマーが副業を探す場合、SQLを使った案件がなじみやすいでしょう。しかし、SQLが使えればよいという案件はそう多くありません。この記事ではデータベース技術者を求める案件の特徴や相場、要件について解説します。

【無料DL】今さら聞けないダイレクトリクルーティングの全体像と実践方法

優秀な人材に直接アプローチできる「ダイレクトリクルーティング」を検討している方へ。この資料では、スカウト機能の活用法や、採用を成功させるための具体的な手法を詳しく解説しています。さらに、Offersを活用した実際の成功事例も紹介。採用活動を強化したい方にぴったりの内容です。今すぐ無料で資料をダウンロードして、優秀な人材を採用しましょう!

▼ この資料でわかること
✅ ダイレクトリクルーティングとは何か
✅ これで失敗しない!事前に準備しておくべきこと
✅ 具体的なダイレクトリクルーティングの実践方法

\ 今注目の採用手法です /

副業のSQLの案件の特徴

SQL案件はSQLを理解して使えることは当然として、データベースについての総合的な技術が要求される案件が多いです。設計や構築、チューニングなどのプログラミング以外の技術や、データ分析などの上流設計技術が求められることもあります。

データベース設計の案件は豊富にある

データベース設計ができる人を募集している案件は色々あります。これはプラットフォームが携帯端末からサーバーまで種類が豊富なので、使うDBMSも多様となり、それぞれのDBMSのデータベース設計ができる技術者が必要になるためです。

また、データベースの設計には最低限データ分析結果からエンティティの抽出、定義を行い、データの正規化ができるスキルが必要ですが、SQL技術者の中には設計に関するスキルをあまり持っていない人も少なくありません。設計に関するスキルがないと、データベース設計の案件には関わりにくくなるので、設計技術は必ず習得すべきでしょう。

データベースのパフォーマンスチューニングの案件

データベースのパフォーマンスチューニングも多い案件です。開発に携わった人はよく知っていると思いますが、正しい論理設計は必ずしも最速のアクセススピードを提供できるわけではありません。

たとえば実際に業務が動き始めると、当初の設計ではあまり重要視されていなかったテーブルに思ったより多くのアクセスが発生することがあります。それに対応するにはインデックスのつけ方を変更したり、テーブルの論理設計や物理配置を見直したりする必要があります。パフォーマンスチューニングの案件では、SQLの組み換えはすでに試されており、別の解決方法が求められていることがほとんどです。

何がボトルネックになっているかをアクセスログなどを調査して発見し、データベース設計を見直してパフォーマンスを向上させるための変更を加えるのは、データベース技術者にとってかなり高度な技術です。

パフォーマンスチューニングを実際に行った経験がない人は、こういう案件には参加できません。パフォーマンスチューニングを経験できるのはDBMSの特性をよく理解しており、チューニングに必要なデータを取り出し、分析することが可能な高度な技術者ですので、システム開発のデータベース設計や構築・運用の経験を積んでください。

データ解析案件に求められることも

データ解析案件はエンジニアというよりは、ビジネスアナリスト寄りの案件です。たとえば、Web上のデータベースへのアクセスを解析して、ユーザーがどのようなデータを欲しがっているのかを解析する案件などがあります。

BI(ビジネスインテリジェンス)ツールなどを使って、企業の経営に関わるデータ分析を行うなど、アナリストやコンサルタントの能力を求められる案件もあります。このような案件はデータベース技術者というよりは、データアナリストやビジネスアナリストの案件といってよいでしょう。

報酬は高額になりますが、求められる能力がエンジニアの能力だけではないので、データベース技術者であるだけでは参加できない案件です。おそらく、今の時点でこういった案件に取り組める人は少ないと思いますが、将来的にこのようなスキルを育てることを検討しておくことが大事です。

SQLの副業案件の例

実際にある案件を例に上げてみましょう。1つ目はデータベース設計の案件で、メタテーブルを活用するためのデータベース構築というものです。必要スキルはユーザーシステムで使われているDBMSの設計・構築・運用スキルです。メタテーブルを作るということは、パフォーマンスチューニングが一部関連する可能性があります。

2つ目はデータベースのパフォーマンスチューニングの案件で、クラウド上に構築したシステムのデータベースサーバーのCPU負荷を下げたいというものです。必要スキルはDBMSの設計・構築・運用スキルに加えてウェブ開発やアプリ開発の経験も要望されています。

3つ目はデータ解析案件で、サイトの提供するサービスのLTV(ライフタイムバリュー)を最大化するためのデータ分析業務です。データ分析と対応するための施策の検討、実装と効果測定のスキルが求められています。データベースに関するスキルと、データ分析に関するスキルの両方が必要になります。

SQLを使って収入を増やしたい方は早速、当メディアを運営するOffersに登録して依頼を受け取ってみませんか?

SNS連携で簡単に登録を済ませたら、あとは企業担当者からのオファーを待つだけです!

副業のSQLの案件の単価・相場はどのくらい?

SQLの案件の単価・相場は案件によってかなり幅があります。単純業務なら1,000円ぐらいからですし、データ分析案件などの高度な技術が要求される案件は1,000,000円にもなるものがあります。以下に単価や相場、必要なスキル、歓迎されるスキルなどを説明します。

SQLの副業案件の相場

先に述べたようにかなり幅が広いです。要求されるスキルが高度になるほど価格は上がります。一例で大手クラウドソーシング会社の「クラウドワークス」の募集案件の相場を見ると、単純なSQL文を書く程度ならば1000円程度からが多いです。

簡単なデータベースの構築なら10,000円から50,000円、データベースの構築から運用までなら100,000円から300,000円といったところです。データ解析案件だとかなり高額になります。高いものだと、500,000円から1,000,000円といったものも見受けられます。

出典:SQLのスキルが必要な仕事・求人を探すなら | 在宅ワーク・内職でSQLのお仕事

フリーランスの場合は65万円/月が相場

案件掲載サイトによると、平均単価は65万円/月となっています。経験年数やデータベース関連の資格の有無なども関係するため、これ以下になる場合やこれ以上になる場合もあります。

出典:SQLの求人・案件募集

>> [新着] SQLの副業・転職の求人を見てみる! お気に入りの求人を見つけて応募しよう!

副業のSQLの案件でよくある必須要件と歓迎要件

まず、SQL文を書けるのは当然のこととして、必須要件としては、その案件で使用するDBMSに関する知識が求められます。次にデータベースの設計・構築・運用経験です。これはDBMSを問いません。非常に多くの案件で求められています。

システム開発の案件では、要求分析や顧客とのコミュニケーション能力など、システムエンジニアとしての能力が求められてきます。データ解析案件では、BIツールの利用経験、分析業務の経験、改善提案検討などの企画力が求められます。

歓迎要件としては、最近はWebシステムの開発が増えているので、Webアプリケーションの開発経験や、Java、PHPなどのWebアプリケーション向けの言語を習得していると参加できる案件が広がります。

また、多くの部分は共通しているとはいえ、各DBMSに固有な特性があるので、その案件で使用するDBMSでの開発経験者は優遇されます。また、ORACLE MASTER(GOLD以上)、情報処理試験のデータベーススペシャリストなどの資格も歓迎されます。

最近増えているAWSでの開発経験も歓迎される要件です。意外なところではサーバ(ハードウェア)の運用経験やスマートフォンでの開発経験なども案件によっては歓迎されます。データベースの技術だけではなく、幅広くIT技術のスキルを育てていれば、必ず有利に働く場面があるので、意欲的に色々な技術を習得しておきましょう。

データベースの設計・構築・運用経験は必須

ほとんどの要件でデータベースの設計・構築・運用経験が要求されています。もう必須要件と考えておいた方がよいでしょう。

SQL案件といいながら、総合的なデータベース技術者でなくては、参加できない案件の方が多いです。副業としてSQL案件を受けるつもりなら、本業の業務でこれらの経験を積んでからにしましょう。

分析案件であればログの解析経験など別の経験が必要

分析案件はデータベースの運用をしていると学ぶことができる、データベース内の各種ログデータを解析する能力が必要になります。さらにWebシステムならWebサーバのアクセスログも解析する能力が求められます。

そして、各種のデータを分析して、求められている答えを提出する問題解決能力が必要です。あるいは経営者向けのデータ分析報告書をBIツールで作成することもあるでしょう。案件ごとに求められる分析能力が異なるので、自分が持っているスキルに合わせて案件を選びましょう。

副業のSQL案件はどこでさがせばいい?

副業としてSQL案件を探すのなら、大きく2つの方法があります。一つはクラウドソーシング会社などのマッチングサイトでSQLの案件を探す方法、もう一つは自分が関わったプロジェクトで作った人脈から仕事を回してもらう方法です。

マッチングサイトを利用する

最近はIT業界でも「クラウドワークス」や「ランサーズ」などのマッチングサイトに仕事を発注することが増えています。副業や在宅ワークをしたい人間にとっては営業活動をしなくてよいという利点があります。

ただし、案件によっては単なる人件費のダンピングを目的としているものもあるので注意が必要です。求めているスキルに対して金額が安いものには注意しましょう。契約書などがきちんとしていない相手も避けた方がよいです。

ただし、価格は本業での人件費を目安にしてはいけません。アウトソーシングする目的は人件費を押さえるためですから、自分が持っているスキルで参加できる案件と本業の単価が同等というのはまずありません。

人脈を生かして探す

日頃からコミュニケーションを取って、自分の能力をアピールしておきましょう。あくまで副業ですから、自分の会社に迷惑がかかるような売り込みは控える必要がありますが、営業活動を行えば仕事をもらえる可能性があります。

まとめ

データベース技術者が関わるSQL案件は高額なものほど多くの技術が要求されます。全てを身につけていれば理想的ですが、そのような人はごく少数でしょう。今の自分に足りない技術の中で、本業の業務の中で育てやすいのはどれかということを考えましょう。会社に自分が経験していなかった技術への取り組みを申し出てみるのもよい方法です。今後を見据えて効率的なスキルアップをしていきましょう。

Offers 」は、優秀な人材を獲得したい、でも採用になるべく工数をかけたくない、そんな企業・担当者の皆さまにぴったりのサービスです。

いくつもの転職媒体を使って、人材を探し回るのはもう終わり。「副業」から始まる新しい採用のカタチを実現します!

転職サイトには出てこない、あのCTO、VPoEも絶賛登録中!

【無料DL】今さら聞けないダイレクトリクルーティングの全体像と実践方法

優秀な人材に直接アプローチできる「ダイレクトリクルーティング」を検討している方へ。この資料では、スカウト機能の活用法や、採用を成功させるための具体的な手法を詳しく解説しています。さらに、Offersを活用した実際の成功事例も紹介。採用活動を強化したい方にぴったりの内容です。今すぐ無料で資料をダウンロードして、貴社の採用力をアップさせましょう!

▼ この資料でわかること
✅ ダイレクトリクルーティングとは何か
✅ これで失敗しない!事前に準備しておくべきこと
✅ 具体的なダイレクトリクルーティングの実践方法

\ 今注目の採用手法です /

この記事をシェア

関連記事


副業・フリーランス

プログラミング

インタビュー

デザイン

お金

採用・組織

転職

イベントレポート