フリーランスのLaravel案件について。特徴や相場、要件についてご紹介

LaravelはPHPのフレームワークの中でも学習コストが低く、習得しやすいことから人気の高いフレームワークです。そんなLaravelを使ったフリーランス向けの案件にはどんな特徴があるのでしょうか。この記事ではフリーランスのLaravel案件の特徴や相場などについて解説します。

フリーランスのLaravelの案件の特徴

フリーランスのLaravelを使った案件にはどんな特徴があるのでしょうか。特徴を知っておかないと、自分が希望する働き方が出来ない可能性もあります。まず、自分が希望する働き方と合うかどうかを判断するために、フリーランスのLaravelの案件の特徴を確認しましょう。

ウェブシステムの開発がメイン

Laravelの案件はウェブシステムの開発が中心となっています。Laravelに限らずPHPを用いた開発案件はどれもこの傾向が強いでしょう。ただ、Laravelの案件はSIerのような大手の受託開発だけでなく、中小企業での自社開発案件も多いです。

今後主流になっていくのか

Laravelが今後主流になっていくのかははっきりはわかりません。PHPのフレームワークの中でも高い支持を得ているLaravelですが、注目度に関しては横ばいの状態が続いています。

PythonやGo言語など新しいウェブシステム開発に使われる言語が登場していることもあり、今後Laravelの需要が高くなるだけでなく、Laravelが廃れ、他の言語・フレームワークがウェブシステム開発の主流となる可能性もあり得るでしょう。

在宅案件はほとんどない

Laravelの案件で在宅ワークに対応している案件はほとんどありません。そもそもフリーランス向けの案件で在宅ワーク可能な案件自体がかなり少なく、ウェブシステムとなるとなおさらでしょう。

ただ、自社開発を行っている比較的若い企業であれば、リモートワークやフレックスタイム制度など柔軟な働き方に対応している企業も多いです。そのため、在宅案件を探すのであれば、若い企業を中心に案件を探すと良いでしょう。

また、リモートワークの場合、作業を行っている拠点から離れて仕事を行うため、チャットやメールなどの会話だけで仕様を理解できなければいけません。したがって、エンジニアとしての経験が浅いのであれば在宅案件を取るのは難しいでしょう。

しかし、経験を積んでいれば、在宅案件をはじめ、様々な自分の生活スタイルに合った案件を獲得しやすいです。そのため、企業で様々な経験を積んだうえで在宅案件に挑戦してみましょう。

Laravelの案件の例

Laravelを使った開発案件は、医療システムをはじめとする企業を対象としたサービスから、子供向けのWebアプリ、二次元コンテンツダウンロード販売サイトをはじめとするユーザー向けのサービスまで幅広いです。そのため、Laravelを使った案件を獲得するためには、たくさんの現場を経験し、色々な業界の知識を身に着けるべきと言えるでしょう。

フリーランスのLaravelの案件の単価・相場はどのくらい?

Laravelの案件の特徴を確認しましたが、実際にLaravelのフリーランス向けの案件に応募すると、どれくらいの単価・相場となるのでしょうか。

70万円台〜/月が相場

案件掲載サイトによると、Laravelの案件単価の平均値は月70万円となっています。Laravelの案件で最も多いのが70~80万円程度の案件であり、それ以上・それ以下の案件はだいぶ少ないため、これくらいの月収で働くこととなると考えておくと良いでしょう。

月収50万円以下の案件も無いわけではありませんが、初心者向けの案件であることから応募しても、駆け出しのフリーランスエンジニアがこぞって応募をするため、案件を獲得しにくいです。

それに対し、平均値にあたる70万円〜/月が稼げる案件は案件の数が多いうえに、実務経験3年以上が必須条件の案件が大半となっています。そのため、SIerで中堅程度のポジションとして働いているのであれば、フリーランスへ転身した方が稼げる可能性が高いと言えるでしょう。

出典:Laravelの求人・案件募集

フリーランスのLaravelの案件でよくある必須要件と歓迎要件

フリーランスの場合、Laravel以外の知識が仕事をするうえで必要となる場合も多いです。そこで、フリーランスのLaravelの案件に応募するにはどんなスキルが必要なのでしょうか。Laravelの案件でよくある必須要件と歓迎要件を確認しましょう。

フレームワークを用いた開発経験があると、円滑な業務遂行が可能

まず、Laravelの案件は、フレームワークを用いた開発経験があると、円滑な業務遂行ができるでしょう。フレームワークは使い方を理解していないとPHPを習得していたとしても仕事を進められません。

ただLaravelは、他のフレームワークとは違って学習するうえで参考となるサイトや書籍が充実しています。Symphonyから派生してできたフレームワークであり、他のPHPのフレームワークはもちろん、Ruby on Railsをはじめとする他の言語のフレームワークを経験していれば学習しやすいという特徴があります。そのため、Laravelを使った開発案件はLaravelを使ったことが無くても、フレームワークを使って開発をした経験があれば良いという案件が多いです。

チームでの開発の経験はあったほうがいい

ウェブシステムの開発は基本的にチームで行います。そのため、Laravelに限らずフリーランスとして働きたいならチームでの開発経験があった方が良いでしょう。チーム開発は一人で開発を行う場合とは違い、メンバー全員でスケジュール管理を行わなければいけません。

それに加え、自社開発の現場であれば一般的にGitを使って開発を行います。チーム開発を経験していないとGitを使う機会もあまりないため、チーム開発を経験し、SourceTreeなどGitのツールを使うことに慣れておきましょう。

DBに関する知識は必須

数ある開発言語の中からPHPを用いて開発を行う理由としては、PHPがMySQLをはじめとするDBとの相性が良いという理由が挙げられます。MySQLは小規模開発に良く使われるDBであり、ウェブシステムはDB無しでは完成しません。LaravelにはDB接続が他のフレームワークよりも容易であるというメリットがあり、Laravelを使った案件に応募するのであればDBに関する知識は必須と言えるでしょう。

もちろんPHPに限らず、バックエンドエンジニアとして働くのであればDBに関する知識は欠かせません。DBにはMySQLだけでなくOracleなど様々な種類があり、基本的なSQLコマンドは同じですが、少し違う部分もあるため、様々なDBに触れておくと良いでしょう。

また、近年ではAWSをはじめとするクラウドデータベースを使って開発を行う現場も増えています。AWSは歴史が浅いことから知識を持っているエンジニアの数が少なく、これに関して学んでおけばエンジニアとしての需要も上がる可能性が高いです。それ以外にも、自社開発の現場だとインフラ周りやフロントエンドの知識を身に着けていると重宝されます。

まとめ

Laravelを使った開発案件を獲得するにはある程度企業での開発経験が無ければ難しいでしょう。しかし、ある程度の経験・スキルを身に着けたうえで応募できる開発案件は多いです。

また、Laravel以外の幅広いスキルを身に着けておけば、高い金額を稼ぐこともできます。そこで、Laravel以外に他のフレームワークや言語など幅広いスキルを身に着けることで、稼げるフリーランスエンジニアを目指しましょう。

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