なぜ副業採用はイシューからなのか?
現在抱えているイシューを解決できる理想の人材に出会える確率が上がるからです。イシュー起点の求人は募集要件を満たしてるのはもちろん、課題に対する圧倒的こだわりと、熱量をもった方からの応募が多い実感があります。
弊社の実績では以下2つの求人は、公開から1ヶ月で副業の方が決定しました。どちらの求人もまさにドンピシャのスキルとご経験をお持ちの方から応募いただきました。
採用〜組織設計の「HR垂直統合」をプロダクトで実現する データアナリスト募集
【データ採用体験を加速させる】顧客接点をデザインするKARTE UXデザイナー
イシュー起点の求人の作り方
そもそもなぜイシュー起点に求人を作り出すかというとoverflowでは「全社員が採用担当者」という考え方から来ています。
事業成長に必要な人材要件を自ら定義し、求人の作成から面談、採用決定までをメンバー全員に権限が移譲されており、この考え方とイシュー起点の採用がとても相性が良いと感じています。
ではどのように求人を作成していくのか、具体をお話します。
ToBe- AsIs分析し、GAPを把握する
まずはToBe(理想の状態)、AsIs(現状)を書き出します。
ToBeには
- 組織として、ありたい状態
- プロダクトとして、ありたい状態
- 個人のミッションの達成
など様々な軸が考えられます。AsIsはありたい状態の軸に合わせて現状分析をしていきます。私が作成したデータアナリストの求人では以下のように書きました。
AsIs
事業拡大に伴い面談/面接/契約/各ポジションの需給など採用に関するビックデータが蓄積されてきていますが、多くのデータ資産を十分活かしきれていない
ToBe
「データHRの実現」・プロダクトのグロースにはデータ分析から得られたインサイトをもとに、改善施施策の意思決定、実行、効果測定を高速で実行する体制の構築
この例では組織としてありたい状態からToBe - AsIsを分析していきました。
GAP
- データ分析サイクルを実行する体制がない
- データを解釈し、インサイト抽出できる人が必要
GAPを手がかりに、必要なスキル・経験やペルソナを定義していきます。この一連の課題設定からの言語化は現場を理解している人にしかできないことです。イシュー起点の求人はイシューオーナーが作成するのが副業人材の採用が成功する大きな要因と考えてます。
イシュー起点の求人を作成するメリット
イシュー起点で求人を作ることで、以下のようなメリットがあります。
企業側のメリット
- 面談時にはイシューを元にディスカッションできる
- 見極めの基準=そのイシューを解決できる人になる
応募者側のメリット
- 自分のスキル・経験が活かせそうか判断できる
- 業務内容がイメージしやすい
イシューについて応募者の方とディスカッションできるというのは最大のメリットかもしれません。自分が設定したイシューが本当に正しいのか?という仮説検証にもなるため、面談を繰り返す中でよりイシューへの理解が深まっていきます。
見極めの基準も「そのイシューを解決できる人」というわかりやすい基準ができるため、面談時に確認するポイントが明確になります。
イシュー起点の求人を作成するデメリット
イシューがマイナーすぎると、母集団が形成が難しくなります。
この解決方法は、私たちはこのイシュー解決できそうな人いるか?を自社サービスのデータベースで検索してみて、どれくらいいるか確認しています。
まとめ
副業採用はイシューから始めるというテーマで書かせていただきましたがいかがでしょうか?クライアントの皆様には理想の人材に出会える確率を、求職者の皆様には理想の仕事に出会える確率をOffersを通して提供できれば幸いです。
もし副業採用の求人作成などお困りの方がいましたら、Meetyも細くやっていますので是非お声がけください!