フリーランスエンジニアに不足しがちな評価機会を補うための3つのアクション

はじめまして。フリーランスのエンジニアとしてお仕事をしております、山元(@yamamon_zawawa)と申します。25歳からエンジニアとしてお仕事をスタートし、Railsを使ったシステム運用や改修などに携わってきました。2021年2月からフリーランスとして活動しており、現在は主にフロントエンドの開発を行っております。

今年からフリーランスになった私ですが、フリーランスに転向する前は不安なことがたくさんありました。納税や確定申告、請求書の作成方法、仕事の取り方、契約のことなど。

さまざまな不安要素がある中で、私がとくに不安になっていたことは「自己評価をどうするか」ということです。今回は、その「自己評価をどうするか」という不安に対して私が起こしたアクションをご紹介できればと思います。

Offersエージェント」では、業界で活躍するプロフェッショナルがあなたの転職を徹底サポート。CxO経験者を含む現役エンジニア・デザイナー・プロダクトマネージャーが在籍し、職種に特化した専門的なアドバイスをご提供・非公開求人の紹介も可能です

【かんたん30秒】無料登録で転職相談する

「自己評価をどうするか」についてなぜ不安を感じたか

そもそも「自己評価」について意識をして、不安に感じた理由は、自己評価を怠ると市場から必要とされない人材になってしまうのではないかと考えるからです。

フリーランスになると『評価』をもらいにくい

企業に務めていると一般的には人事評価というものが半年に1度、年2回ほどあるかと思います。また、最近だと1on1ミーティングを行う企業も増えてきています。一般的な頻度としては、週に1回から月1回、時間は30〜60分ほど設ける企業が多いそうです。

そのような場では、周りの客観的な意見や会社の意向、上司からのフィードバックなどを聞くことができます。それを元に次のアクションを決めたり、自分の新たな価値に気づくことができるかと思います。

当然ですが、フリーランスになるとそういった機会は会社員と比べると少ないと思います。近くで自分のことを見てくれている上司も同僚もいないので客観的な評価を聞く機会が減ります。自分の市場価値を高めるために現在の自分のことを知ること、つまり自己評価は必要なことだと私は感じました。

振り返りを習慣化するための3つのアクション

振り返りの材料となるもの準備するため、定期的な振り返りを習慣化するために3つのことを続けてきました。

自己評価のために私が行った3つのアクションは次の3つです。

  • Todoistによる作業の記録
  • Toggl Trackによる時間の記録
  • 毎日日記を書く、月1ブログを書く

Todoistによる作業の記録

習慣化やタスクの整理に私は、Todoistというアプリを使用しています。

プロジェクトやセクションによる分類。任意のラベルを付けたり、リマインダーや期限の設定などもできます。

Googleカレンダー等の連携でカレンダーに登録した予定をタスクとしてTodoistに自動登録することも可能です。※詳しい使い方は割愛します。

このアプリを使って、毎日やること、月末月初にやることを管理するようにしています。私の場合、毎日やるタスクとして

  • その日のタスクの整理
  • 体重を測る
  • 日記を書く

月末月初のタスクとして

  • ブログを書く
  • 経理書類(領収書など)の整理
  • 請求書等の準備 / 発送
  • ネットバンクの送金作業

などを登録しています。

Apple Watch対応のアプリでもあるため手元で予定を確認したり、タスクを完了にしたりすることもできます。この作業の記録が毎日の日記や月1のブログの材料になります。

Toggl Trackによる時間の記録

何にどれぐらいの時間を使ったのかを分析するためにToggl Trackというアプリを使っています。

これもTodoist同様、Apple Watch対応のアプリです。手元でトラッキングのスタートやストップを行うことができます。

また、Google ChromeとFirefoxには前述したTodoistと連携する拡張機能があり、Todoistのタスク名でToggl Trackを発火し、タグ付けやプロジェクト分類もできます。※詳しい使い方は割愛します。

プロジェクト毎や任意のタグ毎に集計したデータを見ることができます。私の場合は、次のように分類しています。

  • 仕事かプライベートか
  • 仕事ならプロジェクト毎に分ける
  • プライベートなら趣味、勉強、運動、家事育児に分ける

自分がどんな風に過ごしたのかを具体的に振り返る際にとても役立ちます。

毎日日記を書く、月1ブログを書く

最後に振り返りの本題になります。ここまでの2つのアクションは、このアクションのための材料になります。

まず、「日記」と「ブログ」の違いついてですが「日記」は主に紙に書いており、「ブログ」はWeb上に公開する形で書いています。では、なぜわざわざ分けて書いているのかというと、「書くことに対するハードルを下げるため」です。

習慣化するうえで大切なことは、「思い出すこと」と「手を付けやすいこと」だと考えています。「思い出すこと」に関しては前述のTodoistでクリアしているので、「手を付けやすいこと」をクリアにするためにはどうすればいいか考えました。

ブログはハードルが高く挫折

振り返りをしようとした当初は、簡単な内容でもいいからブログを書こうとしていました。しかし、Web上に掲載となると簡単ではいいと思いつつ、無意識に「人に見られるからちゃんと書こう」と考えていました。

結果、書くことに時間がかかるので継続できなくなっていました。継続するためには「人に見られない環境で書く」ということがコツだと考え、今の形になりました。

簡単な日記だと継続

日記だと手帳に5行、文字にして100文字前後になりますが、言葉や体裁を考えずさっとかけるようになりました。主に、その日の出来事や思ったこと、感じたことを考えず書くようにしています。

一方、月1回のブログでは1か月何をやったか、どんな物を購入したか、月を通して思ったことなどを書いています。更新した際は、合わせてツイートするようにもしています。

具体的には、どれぐらい運動したか、趣味にどれぐらい時間使えたか、悩んでいることや頑張っていることなどを書いています。

記録の有無で振り返りの質は段違い

続けてみて一番感じたことは「人の記憶って曖昧だな」ということです。

企業に属していた時、人事評価の前に自己評価をしていましたが、その度に「自分はこの半年会社で何をしたのだろう?」となっていたことを思い出しました。当然ですが振り返るにも記憶以外に材料がないのと、しっかりと記録が取れているのでは振り返りの質がかなり違うなと思いました。

この取組は来年以降も続けていきます。仮にフリーランスを辞め、会社員になっても続けるつもりです。今後は、秘密保持などの観点から具体的なことは書けませんが、プロジェクト単位での振り返りも記録していけたらと思います。

この記事が自分と同じフリーランスなりたての方はもちろん、企業に属している方にも少しでも参考になれば幸いです。


Offersエージェント」では、業界で活躍するプロフェッショナルがあなたの転職を徹底サポート。CxO経験者を含む現役エンジニア・デザイナー・プロダクトマネージャーが在籍し、職種に特化した専門的なアドバイスをご提供・非公開求人の紹介も可能です


この記事をシェア

関連記事


副業・フリーランス

プログラミング

デザイン

インタビュー

お金

採用・組織

転職

イベントレポート