ショートカットキーでWindows10もっと便利に。設置方法を解説

ショートカットキーは、特定のキーを組み合わせれば、マウスを使わずに操作できるので大変便利です。規定の種類のみならず、自分でショートカットキーを設定することも可能なので、覚えておくと便利な組み合わせと、設置方法を紹介します。

ショートカットキーとは

『ショートカットキー』とは、特定のキーを組み合わせて押すことで、マウス操作の代わりになる、非常に便利な機能です。繰り返し行う作業は、ショートカットキーを覚えることで、作業効率が飛躍的にアップします。

Windows10は新機能追加に伴い、ショートカットキーの種類も増えました。作業の効率化やスピードアップのために、たくさんのショートカットキーを会得しましょう。

マウスを使わず操作ができる

マウスなしでノートパソコンを操作しているノマドワーカーを、カフェなどで見かけるたことがあるでしょうか。ショートカットキーを使いこなせれば、マウスをまったく使用せずに操作することも可能です。

マウスを使わないことで、作業を直感的に進められたり、スピーディに作業がこなせたり、何よりマウスを使わないことで、動作がプロフェッショナルに見えるという声もあります。

ホットキーとの違い

『ホットキー(hot key)』は、ショートカットキーとほぼ同義で使われますが、違いはなんでしょうか?

Windows OSにおいては、キーの組み合わせすべてをショートカットキーと呼び、特にAltキー・Ctrlキー・Shiftキーの組み合わせをホットキーと分類する場合があります。

システム的には、アプリケーションがAPIを介してWindows OSに登録し、自身の起動などをさせる操作をホットキーと呼びます。

Windows10の主なショートカットキー

Windows Vista以降、新規で追加されるショートカットキーは、大抵が『Windowsロゴキー+特定のキー』という組み合わせになりました。さらに、Windows 8.xでは、ショートカットキー自体が刷新されました。

Windows10では、Windows OSが標準で提供するショートカットキーとの互換性を考慮しつつ、バージョンアップのたびに、ショートカットキーの追加や、割り当ての変更がされています。

ショートカットキーで削減できる作業時間も、積もり積もれば膨大です。特に覚えておきたい、よく使われるショートカットキーを紹介していきます。

Ctrlを使ったショートカットキー

『Ctrlキー』を使ったショートカットキーです。Windowsのみならず、Macでもほぼ共通のため、一度覚えてしまえばどちらのパソコンでも使えるので、大変便利です。

『Ctrl+A』は画面すべてを選択します。『Ctrl+X』は選択した項目の切り取りで、『Ctrl+C』は選択した項目のコピーです。『Ctrl+V』はそれらを貼り付ける操作になります。

非常に簡単なので、まずこの四つの操作を会得し、Ctrlキーを使ったショートカットキーを増やして行くのが、上達の近道です。

Windowsキーを使ったショートカットキー

Windows独自のキーが『Windowsロゴキー(Win)』です。まず『Winキー』を押して、スタートメニューの表示・非表示を確認してみましょう。

『Win+A』はアクションセンター表示・非表示、『Win+D』はデスクトップを表示・非表示です。『Win+E』はエクスプローラー起動、『Win+I』はWindowsの設定を起動させます。

特に便利なショートカットキーは、『Win+上下左右キー』です。この操作で、アクティブなウィンドウを上下左右に動かせます。

Altを使ったショートカットキー

CtrlキーやWinキーを使ったショートカットキーの操作に慣れてきたら、『Altキー』にも挑戦してみましょう。『Alt+P』はファイルのプレビューを表示、『Alt+Enter』はプロパティを表示させます。

『Alt+Tab』は、開いているアプリウィンドウを表示させますが、Altを押したままTabを押すとアプリの切り替え可能です。『Alt+F4』はアクティブなアプリを終了させ、『Alt+ Ctrl+Del』でロック画面の表示ができます。

ショートカットキーを追加で設定する方法

Windows10では、OSの刷新に伴い、多くのショートカットキーが新登場しました。しかし、「標準のものでは物足りない」「不便だ」と感じる人もいるでしょう。

そのようなときは、自分専用のショートカットキーを設定すれば、ストレスを感じずに、操作性の高い作業が可能になります。追加で設定する方法と、注意点を紹介していきます。

アプリのプロパティを開く

試しに、カレンダーのアプリを『Ctrl+Alt+Z』に割り当ててみましょう。まず、スタートボタンをクリックします。下にスクロールし、カレンダーが表示されたら、デスクトップの任意の場所にドラッグします。

デスクトップ上に、ショートカットアイコンが作成されたのを確認します。アイコン上で右クリック→プロパティをクリック→ショートカットタブを開きましょう。

ショートカットキーの『なし』をクリックし、『Ctrl+Alt+Z』をキーボードで入力すれば、次からそのショートカットキーで、カレンダーが表示されるようになります。

追加するときの注意点

任意のショートカットキーとして設定可能なのは、『Ctrl+Alt+任意のキー』のみです。Ctrlキーのみや、Windowsキーとのショートカットキーは作成できないということを、認識しておきましょう。

さらに、『Esc・Enter・Tab・Space・PrintScreen・Shift・BackSpace』キーは、ショートカットキーとして設定できません。

キーボード上部にある『F1~F12キー(ファンクションキー)』は、初めからショートカットキーのような役割のため、使用しないほうがよいでしょう。

まとめ

ショートカットキーは、特定のキーを組み合わせるだけで、作業性もスピードも驚くほど向上します。OSに標準装備されている種類だけでなく、自分でショートカットキーを設定すれば、ストレスなく作業を進められるでしょう。

マウスを使わずに、ショートカットキーのみで操作ができるレベルを目指して、一つずつ習得してみませんか?

この記事をシェア

関連記事


副業・フリーランス

プログラミング

デザイン

インタビュー

お金

採用・組織

転職

イベントレポート