Windowsでショートカットキーを作成する方法
使用頻度の高いショートカットキーといえば、『Ctrlキー』や『Alt』キーと英字を組み合わせたものがデフォルトで設定されていますが、自分がよく使う操作を追加で作成しておくと、さらに作業時間を短縮できます。
では、どのようにショートカットを追加すればよいのでしょうか。アプリを開くときのショートカットキーの設定方法を、まずはWindowsの操作方法を紹介しましょう。
作成したいアプリのプロパティを開く
ショートカットの追加方法は非常に簡単です。まず、アプリのショートカットをデスクトップに作成し、右クリックをしてプロパティを表示します。
そして、『ショートカット』タブを表示させて好きなショートカットキーを作成するだけです。
組み合わせはCtrl+Alt+任意のキー
ショートカットキーの追加の設定は簡単ですが、ルールがあります。それは、使用できる組み合わせが『Ctrlキー+Altキー+任意のキー』のみということです。
『Ctrlキー』と英字の設定や『Windowsキー』を組み合わせたショートカットは作成できないので注意しましょう。
ショートカットキーが設定されていないコマンドの場合、プロパティのショートカットキー欄は空白になっていますが、ここに任意のキーを入力すると『Ctrlキー+Altキー+指定した任意のキー』の組み合わせが表示されます。
ファンクションキーは避けよう
このショートカットキーの設定において注意すべきことは、キーボードの上部にある『F1~12』のファンクションキーを使用しないということです。
ファンクションキーは、それ単体でショートカットキーの意味合いを持っています。ファンクションキーにショートカットキーを設定しようとすると、もともとファンクションキーに設定されていた機能が使えなくなってしまうのです。
特別な理由がない場合は、ほかのキーを使用するとよいでしょう。
Macでショートカットキーを作成する方法
続いてMacでショートカットキーを作成する方法を紹介します。
デフォルト機能で作成可能
Macにおいては、環境設定を使ってショートカットを簡単に変更できます。その方法は、『Doc』から『システム環境設定』を開き、次に『キーボード』を開きます。
『キーボードショートカット』タブを開いて、メニューから『アプリケーション→全アプリケーション』を選択して『+』ボタンを押しましょう。
たとえば、『ゴミ箱に入れる』というショートカットを設定する場合には、『メニュータイトル』に『ゴミ箱に入れる』と入力して任意のショートカットを設定します。
『追加』をクリックし、ショートカットが追加されたことを確認してから、『システム環境設定』を閉じて終了です。
アプリケーションごとに作成できる
Macの場合、ダウンロードしているアプリごとのショートカットを追加することができるので、自分の使いやすいようにショートカットを設定すると、作業効率がさらに上がります。
注意したいのは、『メニュータイトルには正式名称を入れる』という点です。間違ったタイトルを入れてしまうと作動しないので気を付けましょう。
エクセルで独自ショートカットキーを設定
次に、ビジネスでも使うことの多いエクセルのショートカットキー追加設定について紹介していきます。
エクセルには、もともと多くのショートカットキーが設定されていますが、自分好みのショートカットキーの設定もできるので、使用頻度の高いコマンドは設定しておきましょう。
エクセル2003で設定するには
エクセル2003では、まず『ツール』メニューの『ユーザー設定』を選択し、『ツールバー』タブを選択している状態で『新規作成』ボタンをクリックします。ツールバーの名前を決めて入力します。
新規のツールバー追加の確認をすると、新たな名前がついたツールバーが新規で作成され、ツールバーが切り離された状態で表示されるようになります。
エクセル2016で設定するには
エクセル2016では、まずクイックアクセスツールバーの位置を確認します。クイックアクセスツールバーは、上部に表示されている緑の部分です。
この1番右に表示されている『▼』をクリックします。その中に『その他のコマンド』というボタンがあるのでクリックすると、『エクセルのオプション』ダイアログボックスが表示されるので、新たな動作を追加しましょう。
追加するコマンドを決めて『OK』を押すと、クイックアクセスツールバーに新たなショートカットができています。
まとめ
ショートカットキーは、自分の使い勝手がよくなるように設定できる便利な機能です。ショートカットキーを活用することで、作業効率はグンとUPすることでしょう。
OSによって設定方法は異なりますが、難しい作業ではないので、覚えておくとよいでしょう。