ビジネスマナーにそった身だしなみの基本。NG例とチェックポイント

新たな職場へ求職する人や、初めて仕事に就く新社会人の人にとって、どういった身だしなみをしたらよいのか、あらためて考えてみると悩ましい問題です。ビジネスマナーにそった身だしなみの基本を、チェックポイントやNG例とともにご紹介します。

身だしなみにおけるビジネスマナーの基本

ビジネスにおいて、身だしなみはスキルの一つといっても過言ではありません。身だしなみをきちんと整えることで、仕事への姿勢、誠実さや品格を示すことができます。

第一印象の大切さ

サービス業などでは、人は15秒で第一印象を決めると言われています。初対面で決められた印象は簡単には変わりません。英語でも『First impressions are most lasting』(第一印象が一番長続きする)ということわざがあるくらいです。

その第一印象をよくするために、身だしなみが重要な要素なのです。身だしなみに気を配り外面を整えることは、内面を変えることに比べればずっと簡単です。社会人として望ましい身だしなみとはどんなものでしょうか。

基本の身だしなみとは

身だしなみの基本は、清潔感があり、上品で、控えめであることです。順番に見ていきましょう。

まず清潔感についてです。不潔な印象を与えてしまっては、仕事仲間だけでなく取引先にも不快な思いをさせてしまいます。これは身だしなみにかぎらないことですが、相手に不快な思いをさせないことが重要です。

以下の項目を日々チェックして、身体や服装に清潔感を保つ習慣をつけましょう。

  • 毎日入浴して身体を清潔に保つ
  • 髪の毛は乱れのないように整える
  • 酒、タバコ、食事の臭いがしないようにする
  • 爪が長くなりすぎないようにする
  • 服はシミやシワがない、きれいな状態にする
  • 靴は汚れたり傷んだりしていない状態にする

清潔であることと、清潔感のあることは違います。どんなにきれいに髪を洗っていても、乱れた髪の毛で相手に不快感を与えてしまっては、清潔感がない印象になります。あくまでも相手の目線でチェックすることが大切です。

仕事には派手な服装や化粧やアクセサリーは必要ありません。ファンション関係の店舗でおしゃれな装いが求められている場合などはまた別ですが、職種に合った適切な格好が求められています。一般的な会社勤めであれば、スーツスタイルが基本となるでしょう。

派手すぎず、控えめであることも大切なポイントです。大きくブランドロゴの入った服装や、香りのきつい整髪料、香水は使用しないようにしましょう。

こんな身だしなみはNG

上品さや清潔感という基本を踏まえ、NGな身だしなみをチェックしていきましょう。

ヘアスタイルや色

服装やアクセサリーに関しても同じことが言えますが、仕事の妨げにならない格好であることが大切です。職種に合った髪型にしましょう。

必要があれば髪は結んだりアップにしたりして、邪魔にならないようにします。会社によっては規定がありますが、明るすぎる髪色は基本的にNGであると言えるでしょう。

洋服や靴

洋服や靴は職種に合ったものを選びましょう。動きやすい服装や、靴が基本です。だらしない着方にならないよう、サイズが合ったものを身につけましょう。服が乱れている、靴のかかとを踏んで履くなどといった格好はもちろんNGです。

アクセサリーやメイク

アクセサリーやメイクに関しても清潔感や上品さのほか、控えめであることを心がけましょう。アクセサリーはあまり目立たないものを選び、金属がぶつかって音がうるさいものなども身につけないよう配慮が必要です。

メイクはナチュラルなものがふさわしいでしょう。派手なアイシャドウだけでなく、太すぎるアイラインや大げさなまつげエクステンション、カラーコンタクトなどは控えましょう。

身だしなみチェックをしてみよう

最後に男女別のチェックポイントを挙げていきます。日々確認して、仕事に臨みましょう。

男性の身だしなみ

シャツの襟や袖の汚れには常に注意しましょう。スーツ、シャツはアイロンやプレスをかけておくことでシワの発生を防げます。

ネクタイはシンプルなデザインのものを選び、靴下も派手でないものを選びましょう。スーツに白い靴下はビジネスの場では目立って不似合いですので避けた方が無難です。

衣類だけでなく、髭の剃り残しに気をつけることも身だしなみの一環です。無精髭は基本的にはNGですし、その他にも汗やワキガ、口臭など体臭に気をつけることが大切です。

女性の身だしなみ

スーツやシャツはベーシックなデザインで、華美でないものを身につけます。女性用スーツにはさまざまなカラーバリエーションが用意されていますが、黒や紺、ベージュ、グレー、白などが一般的です。

靴はオープントゥやバックストラップサンダルなど、カジュアルに見えすぎるものは避けた方が無難です。肌色無地のストッキングを着用し、スーツのカラーに合わせた靴を選びましょう。

まとめ

ビジネスシーンにおけるマナーの基本は、相手に不快感を与えないことです。それぞれの職種に合わせた衣類や身だしなみに常に気を配ることが、マナーの第一歩であると言えるでしょう。

自身の身だしなみを客観的に見るため、同僚とお互いをチェックし合うのもよいでしょう。他人からの目線に立って自分の身だしなみをチェックすることが必要です。きちんとした身だしなみで、お互い気持ちよく仕事ができるように心がけてください。

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