フリーランスの案件の多い職種と内容
フリーランスには多くの職種がありますが、フリーランスとして働くならなるべく仕事の案件の多い職種の方が続けやすく、経済的にも安定しますね。
フリーランスの案件が多い職種はWeb系ですが、その中でも、特に案件の多い3つのカテゴリと、その職種について紹介します。
売り手市場のITエンジニア系
フリーランスの案件が多い職種として、まずはじめに挙げられるのが、『ITエンジニア系』です。『ITエンジニア系』の職種には、プログラマー・インフラエンジニア・アプリケーションエンジニアなどがあります。
『プログラマー』は、プログラムを組み、システムを開発する仕事です。
経験が豊富でスキルが高いほど、収入は高くなります。フリーランスのプログラマーの年収は、約500~800万円です。マネジメント経験や開発経験5年以上あるなど、多くのプログラマーが持たないような経験を持っている場合、より多くの年収を獲得することも可能でしょう。
『インフラエンジニア』は、サーバーやネットワークなどの設計や運用・保守をする仕事です。
他のITエンジニア系の仕事と比べると業務範囲が幅広いといえるでしょう。個人よりもチームで働く場合が多いでしょう。仕事の難易度は、内容により大きく異なります。インフラエンジニアの年収は、約400~900万円と差があります。
『アプリケーションエンジニア』は、アプリの設計や製作を行なう仕事です。
同じアプリといってもその種類は多く、Webサイトやスマホのアプリ・業務用アプリなどがあります。チームで1つのプロジェクトに取り組み、一部分を担当する場合もあります。アプリケーションエンジニアの年収は400~1000万円ほどです。
センスが必要なデザイナー系
センスを必要とする『デザイナー系』も、フリーランスの案件の多い職種です。デザイナー系には、Webデザイナーやグラフィックデザイナーなどの職種があります。
『Webデザイナー』は、Webサイトのデザインやコーディングするのが仕事です。
具体的には、企業や店舗のホームページをデザインします。
『グラフィックデザイナー』は、印刷物のデザインする仕事です。
ポスターやチラシのほか、会社のロゴやアイコンを作ることもあります。表現するためのクリエイティブなスキルが求められます。
『デザイナー系』の職種は、PhotoshopやIllustrator・HTML・CSSなどの基本スキルのほか、UI/UXデザインやJavaScriptなどのスキルを必要とする場合もあります。
幅広い案件があるライター系
『ライター系』の仕事は、案件が幅広くあるといってよいでしょう。『ライター系』の職種としては、Webライター・シナリオライター・編集者などが挙げられます。
『Webライター』は、Webサイト内の文章を書く仕事です。
コラムやブログ記事などを扱うことが多いですが、様々なジャンルがあります。
『シナリオライター』は、ストーリーなどを考える仕事です。
年収は250~300万円程度が平均ですが、ライターの能力や知名度により上がります。
『編集者』は、雑誌や書籍・Webサイトの企画から編集まで行う仕事です。
フリーランスの案件を紹介してもらう方法
フリーランスとして働く場合、どのようにすれば案件を紹介してもらえるのでしょうか?具体的な方法を見てみましょう。
エージェントに登録する
ITエンジニア系の職種の人は、まずはフリーランス向けのエージェントに登録するとよいでしょう。
これらの職種に関しては、フリーランスのマーケットが整っているので、極端に仕事を選ばなければ、一定の収入は得られるでしょう。
コネクションをフル活用する
会社員時代の知人や、取引先などのコネクションを活かし、営業活動を行うことで、案件を紹介してもらう方法もあります。
この場合、会社員時代の人間関係をうまく作っておくことが重要です。在宅や週〇日など、常勤でない形で、前職の会社の仕事をするケースもあります。
交流会への積極的な参加
交流会へ参加するのも、案件獲得の1つの方法です。交流会で出会った人から、案件を紹介してもらえる可能性があるからです。
しかし大きな案件に繋がることは少なく、Webサイトやデザイン関係・士業などの、小規模な案件の場合が多いでしょう。
フリーランスの案件を自分で探すには
フリーランスの案件を、紹介ではなく自分で見つける方法も知っておきたいですね。どのような方法があるでしょうか?
クラウドソーシングでみつける
ネット上で仕事を見つけられる、クラウドソーシングを利用するのも1つの方法です。経験が少ない人でも始められる仕事もあり、継続して仕事をすることで、スキルや評価も上がり、次の仕事に結びつきやすくなります。
求人サイトを利用して探す
フリーランス用の求人サイトもあります。登録しておくことで、案件を紹介してもららえるでしょう。自分で営業する必要もなく、サイト運営会社の人が、企業とうまくマッチングできるよう、サポートしてくれる体制も整っています。
自分で営業活動をする
フリーランスの場合、自分で営業することも重要です。知り合いや既存のクライアントに向けての場合がほとんどですが、営業をすることで、問い合わせが来たり、紹介してもらえたり、継続した仕事に繋がることも多いです。
案件が決まらないときの過ごし方も重要
フリーランスの場合、なかなか案件が決まらない時は、焦ってしまいますが、案件がない時の過ごし方も大切です。どのように過ごせばよいでしょうか?
知識やスキルをレベルアップ
案件がない時こそ、知識やスキルをレベルアップしておくチャンスです。仕事の幅を広げるために時間を使いましょう。
具体的には、ライターの場合、WordPressの使い方をマスターしたり、SEOの学習をしたりするなどがあります。プログラマーの場合は、専門的な言語以外の習得や、専門知識をさらに磨くなどすると、今後、より高い報酬の案件を得ることにも繋がります。
自己アピールのポートフォリオをまとめる
営業活動する上でも役立つ、ポートフォリオも作っておきましょう。自分の実績をまとめて充実させておくことで、営業時もアピールしやすくなります。ポートフォリオサイトを利用するのもおすすめです。簡単にスピーディーに作成できます。
まとめ
フリーランスとして仕事をしていく上で、案件を得ることは大変重要です。仕事を得る手段としては、エージェントに登録したり、交流会などに参加し、出会った人から案件を紹介してもらう方法があります。
クラウドソーシングや、フリーランス用の求人サイトを利用し、自分で見つける方法もあります。また、フリーランスでは、自分で営業活動を行うことも大切です。会社員時代の知人や、取引先などのコネクションを活用し、営業活動を行うことで、案件紹介に繋がる場合も多くあります。
案件が決まらない時は、知識やスキルアップに時間を使いましょう。自分の今までの実績をまとめた、ポートフォリオも作っておくと、営業活動時にアピールしやすく役立つでしょう。