エンジニアリソースが経営課題だった
- まずは今回Offersを導入した背景から教えてください。
友利氏:弊社では、「店舗に関わる全ての人に、最も信頼されるインフラを創る。」というミッションのもと、Googleビジネスプロフィールや各SNSの店舗アカウントを一括管理する「Canly(カンリー)」という業務効率化SaaSを提供しています。
大手企業を中心に、飲食店やホームセンターなど幅広い業界の企業様にご利用いただいており、昨年7月のサービス開始以降、有料契約での導入店舗数は15,000を突破しました。
Canly(カンリー)サービスサイトはこちら
- 凄い勢いですね!
長谷川氏:ありがとうございます。今後さらなるグロースに向けて、来年にかけてデザイン面含めた大規模なリニューアルを行う予定です。
- それは今回のOffers導入のきかっけということですね?
長谷川氏:はい。GoやNext.jsを採用し、将来の拡大に向けてシステム面を大きく見直しているなか、エンジニアリソースは圧倒的に足りない状態でした。
これまでもリファラル中心で正社員や業務委託を募集してきましたが、やはり限界があります。複数の採用媒体も活用してきましたが、より多くの優秀なエンジニアにリーチできないかを考えていたところ、Offersと出会いました。
友利氏:導入前にOffersのデモ画面を見せていただき、UIが非常に使いやすそうだと感じました。そして複業をフックにして、大手企業やベンチャーなどで活躍する優秀なエンジニアも多いという話を聞き、これなら今まで出会えなかった優秀なエンジニアにリーチできると思い導入を決めました。導入コストが安価だったのも決め手の一つです。
コーポレート部マネージャー 友利尚登 氏
- 雇用形態にこだわりはあったのでしょうか?
友利氏:特にありませんでした。フリーランスや複業が珍しくない今、正社員前提だけの採用活動では不足していると感じています。実際、弊社の開発組織は正社員の倍近い業務委託のメンバーがおり、雇用形態関係なく仲間に迎え入れています。
- 働き方も多様性ありますね!
長谷川氏:私自身も入社前は、フリーランスのエンジニアとして仕事をしていました。フリーランスとして弊社に一定期間携わったのち、代表から正社員のオファーを受けて現在に至ります。私以外も業務委託や契約社員などを経て正社員化しているメンバーも多いんですよ。
今回の採用においても正社員として長くコミットしていただける方はもちろん歓迎ではありますが、まずは雇用形態関係なく弊社のことを知っていただき、時間をかけて相互理解をした上で正社員になっていただけると嬉しいですね。
執行役員CTO 長谷川稜 氏
求人機能OffersJobsも活用し、4名のエンジニアを採用!
- Offersを使ってみていかがでしたか?
友利氏:スカウトする際、事前に候補者の転職意欲や希望収入なども把握できるので、アプローチ対象が検索しやすかったです。そして何よりも、我々の求めているスキルや経験を持っている候補者がたくさんいらっしゃったことが印象的でした。アクティブユーザーも多く、スカウト返信率も非常に高い結果となったことにも驚きました。
- スカウトだけでなく、求人票掲載機能「Offers Job」も活用いただきました。
友利氏:候補者へのリーチを最大化するために利用させていただきました。「Laravel→Goにチャレンジしたい方募集」などタイトルも工夫し、特に掲載直後は、募集条件とのマッチング度が高い登録者からエントリーをいただくことができました。Offers上での表示のアルゴリズムが良かったからかもしれませんね。
選考を進めていくうえでは採用管理のカンバンも見やすかったです。どの候補者がどのフェーズにいるのか、直感的に理解できるUIが良いですね。
「Offers Jobs」で掲載されている求人(https://offers.jp/companies/can-ly)
- 今回採用できたエンジニアについて教えてください。
長谷川氏:4名のエンジニアを採用することができました。1人はメガベンチャーで勤務されている方で、3名はフリーランスのエンジニアとして他社でも複業をされている方です。皆さんGoに対して高いスキルや興味をお持ちで、うち3名はOffers Jobからご応募いただきました。
特に我々のような若い会社で、勢いあるプロダクトを運営していること。自社プロダクトをNext.jsとGoを使って、これから大幅に刷新していくフェーズにあること。このあたりに皆さんとても興味を持っていただけたと思います。
雇用形態関係なく、定期的な1on1で相互理解を
- 冒頭で業務委託メンバーが多いと伺いましたが、何か組織運営するための工夫はあるのでしょうか?
長谷川氏:まずは緊急度は低いが重要なタスクを事前にまとめておき、それを適宜依頼できるような体制を整えておくことでしょうか。入社時のオンボーディングに関しても、基本的なことは資料に落とし込んでおき、個別対応は少なくするようにしています。
あとこれは私のスタンスでもありますが、雇用形態はあまり関係ないと思っています。情報についても正社員・複業(業務委託)関係なく基本的にはオープンにしています。
- 長谷川さんもフリーランスとしての経験があるからかもしれませんね。
長谷川氏:そうかもしれませんね。それから他に意識していることとしては、コミュニケーションを大事にしています。私と定期的な1on1を通して、日々の会社や仕事に対して感じていること、時には雑談などを通してより相互理解を深めようとしています。
さらに複業(業務委託)の方に対しても、代表と定期的に1on1をセットし、より事業や組織に対する理解度や安心感を持っていただくように努めています。
- 複業(業務委託)の方も代表との1on1が定期的にあるのは意外でした。
長谷川氏:決して堅苦しいものではなく、一緒に働く仲間として相互理解の場にできればと考えています。場合によっては今後のキャリアの話もさせていただき、正社員へのお誘いをさせていただくこともあります。もちろん、その方の意思を最大限尊重はしていきますが、こういった機会を通じて相互理解を大事にしていきたいですね。
今後は正社員採用にも注力していきたいと語るCTO長谷川氏
複業のメリット・デメリット
- 御社では複業(業務委託)採用をうまく活用されてきた印象ですが、採用企業の目線として複業を採用するメリットはどのようにお考えでしょうか?
友利氏:やはり短期間で優秀なエンジニアを採用できることだと思います。正社員採用だとどうしても数ヶ月の時間がかかってしまいますが、複業であれば極端な話、翌週から稼働していただくことも可能です。
それに転職市場ではなかなかお会いできないような、他社のエース級の現役エンジニアにアプローチできることも複業ならではだと思います。大手企業のナレッジを自社に還元していただけますし、中長期的なコミュニケーションを通じて、正社員化を検討していただくケースもあると思います。こういったことは通常の中途媒体では難しいことですからね。
- 逆にエンジニア目線としてはいかがでしょうか?
長谷川氏:これは私も経験がありますが、各社の現場を経験することで経験値が一気に高まることだと思います。そこで得た経験は、他の会社でも求めれていくと思うので、エンジニアとしての価値は高まっていくのではないでしょうか。ただ本業がある方ですと、時間の使い方などのバランスが難しいケースもあると思います。そのあたりはご自身のキャリアプランにあわせてしっかりと考える必要はあると思います。
- 今後も御社では複業採用を積極的に行っていくのでしょうか?
長谷川氏:そうですね、今後はマネジメントレイヤーやGoやNext.jsに特化したエンジニアなど、今後はより専門性ある方とお会いできればと思います。正社員採用も並行して積極的に行っていきますので、これからもOffersを積極的に活用したいと思います。
- ありがとうございました。