あなたの組織はテレワークで生産性が向上?低下?課題解決の対策集

新型コロナウイルスの影響で、テレワークを導入する企業が増加していますが、果たして生産性向上に効果はあるのでしょうか? データによると、実際8割以上の企業がその効果を示しています。今回は、テレワークが生産性を向上させる理由とその対策について詳しく解説していきます。

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テレワークの生産性の統計データは?

テレワークは、生産性アップに効果があるのでしょうか? ここではデータを元に、詳しく解説していきます。

8割以上の企業が生産性アップを実感

総務省が行なった『平成29年通信利用動向調査』によると、生産性向上を目的にテレワークを導入した企業のうち、82.1%が実際に生産性の向上に効果があったと回答しています。また、アドビシステムズ株式会社が行なった『テレワークのメリットや課題に関する調査結果』によると、86.4%の人が業務の生産性が上がったと回答しています。

つまりテレワークの導入は、従業員の作業効率、そして企業の生産性向上に効果があるということが言えます。

出典:平成29年通信利用動向調査

出典:テレワークのメリットや課題に関する調査結果

ただし、取り組み方によっては生産性低下の恐れも

生産性の向上が期待される一方で、テレワークによって生産性が低下するのではないかという懸念も多く見られます。

Offersのユーザーアンケートによると、リモートワークによって生産性が下がった原因として以下の点が挙げられます。

  • 通信環境が不安定
  • 気分転換ができない
  • 作業に適した机や椅子、モニターを所持していない

適切な環境構築ができていない場合、従業員のモチベーションが下がり、生産性が低下する恐れがあります。企業は、作業に必要なツールを従業員に支給するなどして、作業環境の構築を支援することをオススメします。

テレワークで生産性が向上する背景

テレワークが生産性をアップする背景には、一体どのような理由があるのでしょうか? 詳しくみていきましょう。

従業員のモチベーション向上

テレワークでは、一人一人に適した働き方が実現されるため、結果的に従業員のモチベーションを向上させ、生産性アップにもつながります。

会社内で作業を行なっていると、周囲の会議や電話対応によって集中できないことが多々あります。テレワークでは、自宅以外のカフェやレンタルオフィスなどでも作業が可能なため、従業員は自分に適した環境で働くことができます。

ストレスの軽減

テレワークが生産性を向上させる理由として、従業員のストレス軽減するという点が挙げられます。

愛媛県松山市が首都圏のIT企業を対象に行なった実験によると、テレワークを実施した際に、従業員の血圧や脈拍などから見えるストレス反応が低下したことが分かりました。

オフィスに出社する際の満員電車や対人関係が従業員の負担となっており、自分のペースで仕事ができるテレワークは、生産性の向上に効果があると言えます。

テレワークでも生産性を低下させない3つの対策

ここでは、テレワークの効果を発揮するためのコツや工夫を紹介していきます。

コミュニケーションのルールは明確に

テレワークには、コミュニケーションのルールの明文化が必要不可欠です。

オフラインでは偶発的に引き起こされていたコミュニケーションでも、リモート環境になれば、ある程度意図的に引き起こす必要があります。

例えば、チャットツールや会議システムでは、仕事のやり取りがメインですが、雑談をはさむことでチーム力を向上させることができます。

ビッグデータの研究者である日立製作所の矢野和男さんのレポートによると、コールセンターの休憩時間中にパート社員の雑談が弾んだ場合、センター全体の幸福度が上昇し、受注率が30%以上向上したことが分かりました。

普段の業務でも、チャットツールで雑談専用のチャンネルを作るなど、経営者やマネージャーが積極的に近況や趣味の共有を行い、気軽なコミュニケーションを取りやすい雰囲気を醸成することが重要です。リモートワークでの雑談は仕事の息抜きになりますし、チーム内での連帯意識を向上させ、生産性をアップさせることにも繋がるでしょう。

出典:日立評論2015年6・7月合併号:ウエアラブル技術による幸福感の計測

ドキュメント文化でノウハウの共有

テレワークでは、対面でのコミュニケーションがどうしても制限されてしまうため、丁寧なコミュニケーションが必要です。

チャットでは流れてしまう情報をドキュメントにとどめておくことで、必要事項を明文化し、情報共有のコストや認識の齟齬を減らすことが可能です。

そこで、ノウハウを共有するのにオススメのツールが『Notion』です。

『All-in-one workspace』がコンセプトの情報共有ツールで、ドキュメント共有だけでなく、メモ、タスク管理、プロジェクト管理、スプレッドシートといった様々な機能が利用できます。

働きやすい環境の構築を支援

従業員の生産性を向上させるために必要なのが、仕事環境の構築を支援するということです。オフィスとは異なり、自宅にはモニターやデスク、ネット環境がないという人は少なくありません。

Offersのユーザーアンケートによると、快適な作業机・椅子を所持している従業員の割合はわずか34%であり、集中力が低下しかねない状態で仕事をしている人が70%近くいるということがわかりました。

そこで、快適な作業環境を提供するアイテムの一例をご紹介します。

  • パソコン
  • モニター&アーム
  • オフィスチェア&デスク

また、従業員の通信環境が整っていない場合は、Wi-Fiルーターを会社から貸与し、WEB会議やチャットツールが問題なく使用できるようにサポートしましょう。

まとめ

今回は、テレワークによって生産性が向上する背景をデータをもとに解説していきました。テレワークはコツを掴み、適切に導入することで、生産性アップが狙えます。みなさんもこれを機に、導入を検討してみてはいかがでしょうか。

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