デザイナーの副業のススメ。スキルアップのために意識していること

株式会社NONAME Produce デザイナー
千﨑杏菜
2017年、新卒で人材系ベンチャー企業に入社。独学でデザインを学び、2018年8月に株式会社NONAME ProduceにWebデザイナーとして入社。Twitterでは「作字」と呼ばれる文字のデザインを個人制作として投稿中。

独学でデザインを学び、2年前に人材系ベンチャーから転職、デザイナーとしてのキャリアをスタートさせた千崎さん(@senzaki_d)。SNSで積極的にアウトプットしており、副業案件の依頼をされることもよくあるそうです。今回は千崎さんに短期間でデザイナーとしてのスキルを上げるために意識していた、副業の仕方や案件の受け方を伺いました。

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デザイナーとしてのスキルを上げるために

はじめまして、せんざき(@senzaki_d)と申します。株式会社NONAME Produceという制作会社で、Webデザイナーとして働いています。2018年8月入社で未経験で入り、現在2年目です。

私は、Webデザイナーになってから3ヶ月目の頃には副業を始めていて、今回は「副業で得られること」や「注意すべきポイント」について、なにか参考になればと記事を書かせていただきます。

ちなみに、本業ではWebメインですが、副業ではロゴ/名刺など、Web以外の案件が大半を占めています。

入社初期、私はあまりデザイン業務に携わることができず、スキルアップの面で不安を感じていたのが理由で副業をはじめました。また、個人制作もスキルアップのためにやっていたので、その辺りも含めてお話しできればと思います。

▲個人制作のロゴたち 

クラウドソーシングでアウトプットの機会を増やす

デザイナーになった当初は、とにかくデザインを作る量が少なすぎることが課題だったので、「量」を担保できて、かつ「評価」がわかりやすい練習方法はないかと考えていました。そしてそこで思いついたのがクラウドソーシングでした。(上手くいけば稼げるのでは......、という思惑もありました)

なかでも「コンペ方式」(※1)のデザイン案件に積極的に応募していました。

「コンペ方式」を多くやった理由としては、

  • 同じ条件で作った「他の人のデザインを見る」ことができる
  • 最終的に誰かが選ばれるので「結果を知る」ことができる
  • デザインの提案文を書かなければならないので「デザイン説明の練習」になる

などがあります。

※1…...複数の人がデザイン案を出して、その中から数案選ばれ、選ばれた人のみに報酬が発生する方式

さらに「月に10案件コンペに出す」という目標を設けていました。これは稼ぐ目的ではなかったので、何かしら目標を立てないと途中でやめてしまうと感じたからです。

この「月10案件コンペ」という目標を追いかけていくことで、明らかに自分よりも上手い人のデザインと、自分のデザインを見比べて、何が違うのか考えることができるようになりました。他にも、提案力のある説明文が書けるようになったりなど、経験値を蓄積していくことで、スキルを大きく伸ばせたと思います。

ちなみにコンペで選ばれて報酬になったのは、全体の10%にも満たなかったと思います。稼ぐのであればもっと効率のいいやり方があると思うので、個人的にクラウドソーシングは、スキルアップのために使うのがいいのではと考えています。

デザインそのものの研鑽に充てる個人制作

クラウドソーシングでのスキルアップに限界を感じ始めていたタイミングで、同時に「何かデザイナーとして武器になるものを作りたい」という気持ちが出てきました。そこで、はじめたのが個人制作です。

デザインは本来、要件があってそれに沿うかたちで制作を行いますが、逆に「自分が作りたいもの」を作って表現力を磨く、ということにも意味があるのではと考えたのです。

ついでに上手くいって案件が来たらいいなくらいのスタンスで、Twitterで「#毎日クリエイティブ」とハッシュタグをつけて、個人制作を1年間毎日投稿することにしました。

本業はPhotoshopがメインだったのですが、結果として、ロゴや作字などのIllustratorを用いたデザインのスキルが格段に上がりました

そして副次的に、Twitterでのフォロワー数が10,000人を超え、常に副業の案件が途絶えないような状態になりました。(これは予想外でした!)

本業とは異なる経験を積む副業

本業では大手クライアントのキャンペーン用LP(ランディングページ)のデザインなどをしているのですが、個人でいいただく副業案件は大手クライアントでもなければ、Webでもないことが多く、本業とは全く違う経験をすることができました

そもそも未経験からWebデザイナーになっているので、ロゴや印刷に関する知識があるはずもなく、最初のうちはどうやって提案書を作ったらいいのかも、相場がどれくらいなのかもよくわからない状態でした。ただ、Twitterでロゴ的なものを作っているためか、依頼はロゴが大半でした。

そんな状態のまま案件を受けるわけにもいかないので、知り合いのグラフィックデザイナーに提案書を見せてもらったり、見積書の作り方を聞いたり、本やインターネットでロゴ/名刺に関する知識を勉強しながら少しずつ案件を受けました。(初期に依頼をくださった方、本当に感謝です!)

個人的にロゴにとても興味があったわけではなかったのですが、ロゴを勉強することでWebにもスキルが応用できたり、そもそもデザインというものについての理解が深まったように思います。というか、「ロゴとかグラフィック面白い!!」と興味のきっかけになりましたし、総じて、やった分だけスキルに還元される実感がありました

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副業のデザイン案件を受ける上での注意点

副業で案件を受けることについて、やはり難しさもありました。ここからは、副業で私が個人的に注意していた点についてお話しできればと思います。

案件の受け方

「案件を受けること」について最初のうちはあまり意識していなかったのですが、尊敬するデザイナーから以下2点の話を聞いてから、かなり強く意識するようになりました。

(1)双方のためにならない案件は受けない

例えば、先方の希望単価が安すぎる場合、「その時間を自己研鑽や個人制作にあてたほうが自分のためになる」という可能性を考えます。それでも見合う場合は受けるし、見合わないと判断すれば断る、ということを覚えました。

安い依頼を納得しないまま受けてしまうと、自分でもなあなあになって100%が出せなかったり、工数を割くことをためらってしまうので、お互い気持ちよく仕事が出来ないのではと思います。

(2)受けるからには自信を持ち、公開できるレベルまで仕上げる

単価や内容がどうであれ、その案件を受けると自分が決めたならば、「自分がデザインしました」と公開しても恥ずかしくないレベルで仕上げることを常に意識しています。そうしないのであれば、ただ時間を圧迫し、流すように仕事をしてしまうと思うのであまり意味がないかなと考えています。

単価の決め方

単価についてはかなり難しい領域ですが、個人的に意識していることをあげます。

自分が100%を出せる単価に設定する

案件の受け方とすこし重複してしまうのですが、「ん〜、これくらいなら少し手を抜くか」と思ってしまうような単価では、案件を受けないようにしています。それなら本気の個人制作を作った方がいいのではと考えています。

忙しすぎる場合は、単価が安すぎる可能性を疑う

一度案件が多くなりすぎた時があったのですが、供給に対して需要過多な状況だということに気がつき、単価を一律で引き上げました。

単価をあげることはなかなか勇気がいりますが、あまりに忙しくなりすぎて勉強する時間が減ってしまったり、疲弊してクオリティが落ちるのは本末転倒なので、案件量も加味して単価を調整しています。

それで少し暇になったとしても、その単価に見合うくらいのスキルになるための勉強にあてればいいだけなので、あまり気にしなくなりました。

副業を始めて変わったこと

デザイナー歴のなかで、副業をしている期間が長いので変わるもなにもないのですが、副業をして感じたメリットについてお話します。

キャリア観

本業でWebデザイナーをしているので、最初のうちはWebデザイナーとしてのキャリアしか考えていなかったのですが、色々なデザインに触れるうちに、もっと広く考えてもいいのではないかと視野が広がりました。

「広告のデザインをしてみたいな」とか「装丁デザインをしてみたいな」とか、さらには「もっと領域を横断した全体のデザインができるんじゃないか」とか、以前であれば現実として考えられなかったようなことを、割と現実味のある話として考えられるようになりました

これはかなり大きな差で、自分の中での固定概念がひとつ外れたような気持ちです。

デザインスキル

スキルアップのために副業をしていた面が大きかったので当たり前なのですが、やはりデザインスキルにいい影響があったと思います

シンプルに、本業の平日8時間にプラスしてデザインの仕事をしているので、経験値が加速度的に蓄積されます。(やらないよりはやったほうが上手くなるというのが普通ですよね......)

あとは、本業だけでは身につかなかったであろうスキルが習得できたのは嬉しいです。特にロゴは本業ではやらないと思っていたのですが、会社でロゴ制作の話が出てきたときに仕事を振ってもらえるなど、本業でも活きています。

金銭的な余裕

正直、前職は給与が高く、Webデザイナーに転職したタイミングで給与がかなり下がったのですが、副業も合わせれば、前職と同等、もしくはそれ以上になっていると思います。

時給換算すると微妙なところなのですが、デザインの仕事が好きで長くやっていても苦じゃないので、人生の幸福度は確実にあがっているということで(笑)

単純に、お金あったほうがさらに勉強する資金になったり、精神的に安定するのであるに越したことはないと思います。

副業で本業だけに偏らない研鑽を

ばーっと話しましたが、個人的には副業OKの会社に勤めていて、時間に少し余裕があるような方には副業はおすすめです!

本業だけやっていると、どうしても自分の市場価値がわかりにくく、視野が狭くなってしまいがちだと思うのですが、副業をやっていると「自分はこれくらいの市場価値があるので、まあ最悪会社なくなっても死ぬことはないか!」という精神安定剤のようにも使えます(笑)

無理してやるものでもないので、余裕があればでいいと思うのですが「もうちょっとスキルアップしたいな〜」という方は副業をはじめてみるといいのではないかと!!ぜひ!

Offers」は、時代の変化や環境にあわせてスキルを磨きたい、そんな人にぴったりのサービスです。

いくつもの転職媒体を使って、企業を探し回るのはもう終わり。「副業」から始まる新しい働き方を実現します!

本業では経験できない、新しい環境/デザイン組織を経験しよう!



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