フリーランスもリモートワークは限定的。こだわるなら案件選びが重要

自由に働けるイメージが強いフリーランスですが、リモートワークばかりではありません。リモートワークの普及率や適した職種、探し方などをまとめました。また、リモートワークのデメリットについても紹介しています。

フリーランスは必ずリモートワークではない

フリーランスは会社に雇用されていないことから、リモートワークが多いと考えられています。リモートワークとは、具体的にどのような働き方なのでしょうか。

フリーランスならではの特徴もあります。適した職業など、リモートワークのポイントを確認してみましょう。

リモートワークとは

リモートワークとは、会社に出勤せず別の場所で仕事をすることです。たとえば自宅やカフェ、顧客の指定する場所などで働く人がリモートワーカーと呼ばれます。

オフィス以外で働くため、連絡手段は電話やメールが主流です。勤務時間帯も都合に合わせられます。しかし、100%リモートワークのフリーランスは少ない印象です。

たとえば普段は会社に出勤する場合でも、都合に合わせて家や出張先に仕事を持ちこむなど、複合タイプも多く見られます。オフィス以外で一部の仕事をするパターンも、リモートワークの一種として考えられるでしょう。

職種により相性は異なる

リモートワークは、職種によって適不適が分かれます。接客や警備など、その場にいなければ成り立たない仕事はリモートワークに適しません。

まずは、オフィス以外で可能な仕事であることが前提です。その上で、勤務時間の決定や評価がしやすい業務が適しています。

主な職種としてはクリエイター系や、IT系の仕事がリモートワーク向きと言えます。

ITエンジニア、プログラマでも専門による

ITエンジニアやプログラマでも、すべての人がリモートワークに適しているわけではありません。専門によっては、会社への出勤が必要です。

システムエンジニアの中でも、インフラ系を扱っている人やカスタマーエンジニアなど、特定の場所で作業をしなければいけない場合はリモートワークが実現しません。

対して、PCさえあればシステム構築が可能な開発系のエンジニアなどでは外部でも仕事がしやすいでしょう。

リモートワークの普及率は20%以下

リモートワークやテレワークがどのくらい普及しているのか、調査結果によると、2015年、16年どちらも20%以下にとどまっています。セキュリティ面や評価システムが追いつかず、導入できない企業がまだ大半です。

リモートワークは新しい働き方として注目を集めています。しかし、労働者の管理や勤務時間の設定など難しい点もあり、気軽に取り入れられるものではないのでしょう。

メリットばかりではないリモートワーク

労働者にとって、メリットが大きいように思えるリートワークですが、デメリットもあります。メリットを活かせるかは、人や業務の内容次第です。

具体的なデメリットには、リモートワークならではの特徴が関わっています。どのような問題があるのでしょうか。

コミュニケーションが取りづらい

リモートワークで働く場合、直接会話ができないため不便と考えられます。状況によっては、文字だけでやり取りすることもあります。

コミュニケーションが取りづらく、お互い相手が求めていることがはっきりわからないまま、仕事を進めてしまうことが考えられるでしょう。単に意図が伝わりにくいだけでなく、返答が欲しい内容でも時間がかかったりと、同じ場所で仕事をするより円滑に仕事ができなくなります。

生産性が上がらない場合も

はっきりとノルマがあり、仕事をすればするほど給料が上がる仕組みでない場合、リモートワークは、実際に働いているのか確認できません。本来ならもっと仕事ができる人でも、言われた範囲内で完了してしまうこともあります。

仕事の量が合っていない場合、生産性が上がらず効率が悪くなる可能性も考えられます。仕事の量に応じて報酬が上がらない場合は、生産性の低下がデメリットです。

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リモートワークを実現する方法

フリーランスがリモートワークで働くには、努力も必要です。職種の適不適だけでなく、自分から積極的に動きましょう。

交渉のタイミングや、リモートワークが認められている仕事の探し方も事前に調査が必要です。

契約時に交渉する

リモートワークが可能なのか、まずは契約時に交渉してみましょう。仕事内容によっては、認められることがあります。

しかし、会社のシステムやルール上、オフィス以外で働くことができないケースもあります。仕事内容としては会社に出勤する必要がない作業でも、必ず認められるわけではありません。

積極的にリモートワークを取り入れている企業なら、認めてもらえる可能性が高くなるでしょう。企業の方向性もチェックしておくと、より交渉がスムーズです。

エージェントを活用

エージェントを活用すれば、目的に合わせた勤務先が見つかります。特に、リモートワーク専門のエージェントがおすすめです。まずは希望にあった企業を探してみましょう。

職種によっては見つからないこともありますが、エンジニアなどリモートワークが多い仕事では比較的募集も豊富です。お互いに条件が合う企業と出会えるチャンスを掴むためにも、積極的に利用しましょう。

まとめ

リモートワークは会社に出勤せず、好きな場所で仕事ができる働き方です。フリーランスは会社に雇用されていないため他の場所で働くこともありますが、すべてがリモートワークとは限りません。

職種によっては、どうしても会社に行かなければならないケースもあります。また、セキュリティの不安要素がある会社や、システム導入が進んでいない場合もリモートワークは難しいでしょう。

リモートワークを希望する場合は、契約時の交渉や、エージェントを活用して自由な働き方ができる会社を選ぶこともおすすめです。

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