フリーランスデザイナーの営業について。これであなたもアピール上手に

フリーランスデザイナーとして独立を決めている人や、実際に活動している人にとって、いかに仕事を獲得するかはネックとも言えます。営業をする必要があることは分かってはいるものの苦手だという人のために、アピールのポイントをまとめました。

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フリーランスの自分って?自己分析をしよう

フリーランスとして活動するにあたり、自分の強みとはどんなことなのか。一方で自分が強化しなければいけないのはどんなことなのか。営業するには、自分について分析することが有効と言えます。

SWOT分析で自分を客観的に見る

「SWOT分析」とは、経営戦略や計画の現状分析を行う際の指標となる分析方法です。SはStrength(強み)、WはWeakness(弱み)、OはOpportunity(機会)、TはThreat(脅威)を指します。

フリーランスで働くという立場においては、

  • S=他の人ができない自分だけの「強み」は何か
  • W=他の人にできて自分にはカバーしきれていない「弱み」は何か
  • O=今のトレンドに自分のスキルレベルややりたいことが合致しているか
  • T=自分より優れているライバル的存在は誰なのか

というふうに置き換えることができます。これらを客観的に見つめ直すことで現状の自己分析ができ、改善へとつなげることができます。

フリーランスは外観も大事

会社という冠がないフリーランスは、自分一人で戦わなければなりません。だからこそ、仕事スキルや人間力はもちろん、外見もまわりから評価される材料のひとつとなります。

外見は中身と関係ないという人もいるかと思いますが、外見とはすなわち店でいう『外観』のようなものです。パッとひと目見て入りたい(=仕事を頼みたい)か、を決定づける指標となるのです。仕事を安心して頼めそうかどうかという、見た目の清潔感や安心感はとても重要となります。

自分を売り込むための必須事項

自分という人間を相手に印象つけるために、フリーランスとしてマストで押さえておきたいポイントには、どんなことがあるのでしょうか。

名刺やポートフォリオには力を入れて

ビジネス上では、まず初対面の相手と名刺交換をします。デザイナーという職業柄、名刺のデザインは「どんなデザインセンスを持っているか」ということをさりげなくアピールできるツールでもあります。

フリーランスだからこそ、一般的なビジネスで使われる名刺の枠を超えた斬新なデザインを採用するのもいいでしょう。存在を印象づけ、覚えてもらうことにもつながります。

それと同じく、こだわりたいのがポートフォリオです。過去に手がけた作品を一覧にしたものです。ポートフォリオを携帯タブレットでさっと見られるようにしておくと、スピーディに自分をアピールでき、いざというときのチャンスを逃しません。

営業トークや商談方法を学ぼう

一般的にデザイナーは、もくもくと作業をすることが多い職業です。会社員時代は営業さんが持ってきてくれた仕事をただひたすらこなすというポジションだったため、社外に出ることはあまりなかったという人も多かったのではないでしょうか。そのため、営業トークに自信がないという人も少なくありません。

しかし、フリーランスになると、誰も営業をしてきてくれません。自分で営業をし、仕事を獲得する必要があります。ではどうやれば営業スキルが身につくのでしょうか。営業スキルを身に着けたいのであれば、『場数を踏む』ことやフリーランスの先輩に話を聞くことがとても参考になります。

SNSも大事な営業ツール

Twitter、Facebook、InstagramなどのSNSは、いまや立派なメディアの機能を果たしています。多くの人が見ている媒体に、無料で自分の活動を売り込めるとなれば、活用しない手はありません。

SNSで日々の活動を発信しよう

フリーランスの仕事をは、人同士のつながりがとても大事になってきます。自分を売り込む場としてSNSで日々の活動を発信し、どんな人でも見られる設定にしておきましょう。

特にFacebookでは繋がりが広がりやすく、ひとつ仕事を受けるとその話が別の方の耳に入り、別の仕事につながるという例も多いようです。

実績は積極的に公表する

仕事として携わった作品は、自分自身の実績として積極的に公表していきましょう。発注するクライアントとしても、実績が多いデザイナーに仕事をお願いしたいのは当然のことです。

実績が評価されるポイントは「仕事として関わった」作品であるということ。作品のセンスや感性だけでなく、ビジネスとして円滑に制作を進めたという証にもなるのです。作品を公表する際にひとつ注意しておきたいのは、作品の著作権の所在についてです。きちんとクライアントに確認を取り、クリアにした状態で公表をするようにしてください。

営業先を見つける方法とは?

営業が不得意な人でも、営業に関する一定のルールを覚えさえすれば、簡単にこなせるようになります。ここでは、そのためのポイントを押さえていきましょう。

セミナーやコミュニティに参加する

人とのつながりを増やすべく、セミナーやコミュニティに積極的に参加することはとても有効です。同業種、異業種関わらず、いろいろな人に出会うことができ、話を聞くことでとても勉強になります。

とはいえ、セミナーに参加したからといって仕事を獲得できるというわけではありません。そこで出会った人に自分の活動を印象づけることで、何かの機会に思い出してもらい、ふとしたきっかけで仕事につながる事例もあります。

クラウドソーシングを利用する

実績があまりないフリーランスの場合、身の丈に会った案件に巡り会える可能性が高いのが、クラウドソーシングです。まずは簡単な案件からトライし、着実に仕事をこなしつつ学びながら、徐々に対応できる仕事のレベルを上げていきましょう。

エージェントを利用する

ただ、クラウドソーシングは短期的の仕事が多く、案件が終わるたびに新規案件を探す必要があります。それは、毎度職探しをしているのと同じことです。それに比べ、エージェントサービスを利用すると、スパンの長い仕事を紹介してもらえる可能性も高くなります。つまりそれは、安定した収入につながります。そのほかにもエージェントサービスを介して仕事をすると、いろいろなサポートが受けられることも多くあります。

営業していても受注につながらない場合

営業を頑張っているのに、なかなか実際の仕事の獲得につながらないという場合もあるでしょう。その場合は、何がよくないのかを見直す必要があります。

営業に失敗した理由を見直してみよう

失敗する営業の特徴には何パターンかが考えられます。「クライアントのニーズがあるタイミングではなかった」「クライアントが要求する内容とは異なっている」「フリーランス自身が上手に自分をアピールできていない」などです。これらを再度見直し、クライアントのニーズに応えられているやりかたの営業であるかどうかを、今一度振り返ってみてください。「数打てば当たる」といった手当たり次第の営業では、あまり意味がないと言えます。

クライアントの要望に合った提案を

「クライアントが何を必要としているか」ということを冷静に見極められているのかを再確認してください。例えばクオリティを重視しているのか、即納を希望しているのか。

それに沿ったアピールをきちんとできていなければ、せっかく営業をしても意味がありません。相手が何を求めているか、自分は何をできるのかをしっかりと分析した上で、クライアントにアピールをしましょう。

まとめ

フリーランスとして活動するにあたり、案件獲得のためには営業が必要不可欠です。営業が苦手という人は、得意な人の話を聞いたり、外見やポートフォリオに力を入れたりなど、まずはできることから始めましょう。SNSでの発信やセミナー参加、クラウドソーシングの利用なども、案件獲得につながる場合があります。


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