検索エンジンのランキングはどうなってる?順位やSEOについて紹介

さまざまなサービスがある検索エンジンですが、人気なのはどのサービスなのでしょうか?日本国内と世界のランキングを紹介します。

検索エンジンの種類

インターネット上の情報を簡単に探せる検索エンジンには、たくさんの種類があります。さまざまな検索エンジンの中から、代表的なものを紹介します。

主要な検索エンジン

高いシェアを持ち、多くの人が利用している検索エンジンに『Google』『Yahoo』『Bing』があります。

世界で最も多く利用されているのが『Google』です。検索エンジンにおいて圧倒的なシェアを持っています。世界中の情報から必要なものを素早く見つけられるのはもちろん、便利機能が豊富であるのも魅力です。

例えば、検索バーに数式を入れると、Googleをそのまま計算機として使用できます。

日本国内で人気なのが『Yahoo』です。検索エンジンであると同時に、ポータルサイトでもあります。必要な情報を検索して探せるだけでなく、最新ニュースや天気予報のチェックも可能です。

『Bing』はMicrosoft社が提供する検索エンジンです。Windowsの既定ブラウザ『Edge』はデフォルトだとBingが設定されています。

その他の検索エンジン

検索エンジンは、メジャーなもの以外にもあります。それぞれの特徴について解説します。使い勝手のよいものを選びましょう。

『Infoseek』は、楽天ポイントが貯まるのが特徴です。検索するだけでもポイントが貯まり、BINGOやくじもあります。ネットショッピングを頻繁に利用する人に向いています。

フリーメールの『Outlook.com』や最新ニュース・天気予報など、便利なサービスや情報をトータルに利用できるのは『MSN』です。Microsoft社が運営しています。

最新ニュースやトレンド情報はもちろん、婚活やプロバイダの紹介も行っているのが『Excite』です。

他にも『livedoor』『Fresh eye』『All About』などがあります。

日本の検索エンジンランキング

検索エンジンにはたくさんの種類があることが分かりましたが、具体的に国内ではどのサービスが人気なのでしょうか。検索エンジンのランキングを、端末の種類ごとに紹介します。

パソコンでのシェア

国内でパソコンを使う人の多くは、検索エンジンにGoogleを使っています。次に利用者が多いのがYahooです。この2つのサービスだけで、利用者は全体の9割にものぼります。

さまざまな検索エンジンがありますが、Bing・MNS・Infoseekなどを利用しているのは、全体の1割ほどにとどまっているのです。

1位 Google 70.24%
2位 Yahoo 19.56%
3位 bing 9.32%
4位 Baidu 0.36%
5位 MSN 0.15%
6位 DuckDuckGo 0.11%

モバイルでのシェア

モバイルのユーザーでも、やはりGoogleの利用者が最も多くなっています。次いでYahooです。その他の検索エンジンは、合わせても1~2%ほどで、利用者はごく限られていることが分かります。

Googleのシェアがモバイルでも高いのは、AndroidでもiOSのSafariでも、デフォルトの検索エンジンがGoogleであることも、関係するでしょう。

1位 Google 73.77%
2位 Yahoo 25.11%
3位 bing 0.55%
4位 Baidu 0.33%
5位 DuckDuckGo 0.07%
6位 Naver 0.09%

全デバイスのシェア

パソコンやモバイルなど、全ての端末を合わせた利用者の割合でも、やはり利用者の大多数はGoogleを使っています。次に多いのがYahooです。

Bingは4.5%の利用者がいますが、その他の検索エンジンは全て1%以下しか利用者がいません。

Googleの使いやすさはもちろん、多くの端末でデフォルトの検索エンジンとして採用されていることが大きいでしょう。

1位 Google 72%
2位 Yahoo 22.68%
3位 bing 4.5%
4位 Baidu 0.45%
5位 DuckDuckGo 0.09%
6位 Naver 0.07%

世界の検索エンジンランキング

日本と世界では、検索エンジンのシェアは違うのでしょうか?世界中で利用されている検索エンジンの割合を、使用端末ごとに紹介します。

パソコンでのシェア

パソコン利用者の場合、Googleのシェアが圧倒的に多いのが特徴です。Yahooのシェアがそこまで大きくないところが、日本のランキングとの違いといえます。

Googleが圧倒的なシェアを握り、残りの少数を他のサービスで分け合っているという状態です。

1位 Google 86.02%
2位 bing 6.55%
3位 Yahoo 3.27%
4位 Baidu 1.08%
5位 YANDEXRU 1.07%
6位 DuckDuckGo 0.36%

モバイルでのシェア

モバイルでのシェアも状況はそう変わりません。圧倒的なのがGoogleで、その他は数%ずつとなっています。

パソコンの場合より『Baidu』のシェアが増え、『Bing』『Yahoo』はシェアを落としています。また、『DuckDuckGo』のかわりに『Shenma』がランクインしているのが特徴です。

1位 Google 93.59%
2位 Baidu 2.56%
3位 Yahoo 1.37%
4位 bing 0.7%
5位 Shenma 0.66%
6位 YANDEX RU 0.32%

全デバイスのシェア

パソコン・モバイルを合わせたシェアでも、Googleが大多数を占めています。国内のシェアと違うのは、Googleが9割ものシェアを持っていることです。

ただし、日本ではYahooもGoogleの仕組みを採用していることを知っておきましょう。つまりアルゴリズムで分類した場合、日本でも上位9割ほどはGoogleがシェアを持っていると考えることが可能です。

1位 Google 90.46%
2位 bing 3.13%
3位 Yahoo 2.21%
4位 Baidu 1.94%
5位 YANDEXRU 0.61%
6位 Shenma 0.39%

参照元:statcounter Mobile Search Engine Market Share Japan

SEO対策について知ろう

検索エンジンが読み取りやすい構成でサイトを作ることを、SEO対策といいます。どのような目的で、どのような対策をするのか、具体的に知っておきましょう。

SEO対策の目的

SEO対策は『検索エンジン最適化』とも呼ばれるもので、うまく活用することでサイトがより表示されやすくなる工夫のことをいいます。

例えば『検索エンジンが認識しやすいサイトの構成にする』『キーワードを設定し、それに合ったコンテンツを作る』『ターゲットとなるユーザーを設定して作成する』などの取り組みがあります。

SEO対策は、正しく取り組めば、費用をほとんどかけずに成果を上げられる可能性があります。上位表示が可能になり、多くのユーザーに見てもらえるのです。

SEO対策には意味がない?

現時点でサイトが上位表示されたとしても、検索エンジンの仕組みが変われば、順位は変わってしまいます。このような事実を見ると『SEO対策は意味がない』と考える人もいるでしょう。しかし、実際は違います。

正しいSEO対策ができれば、検索エンジンのアルゴリズムが変わったとしても、継続して成果を積み重ねていけるのです。

裏技のような小手先のテクニックをSEOと認識している場合には、意味がないものと思えてしまいます。検索エンジンの仕組みが変わることで、順位が大幅に下がることもあるでしょう。

しかし、『ユーザーに役立つサイトの構築』という、本来大切にすべき部分を重視したSEO対策をすれば、プラスに働きます。ユーザーファーストのサイト作りでSEO対策をしましょう。

SEOの担う役割とは

正しくSEO対策をすると、検索エンジンにとって認識しやすく、ユーザーにとって役立つサイト作りができます。

検索エンジンの技術は進歩し続けています。数年前に比べて精度があがっており、便利な機能もプラスされているのです。しかし、それでも不十分な点はあります。

例えば、ユーザーは検索するときにキーワードを考えて入力しなければいけません。自分が知りたいことに対して、どのようなキーワードを入力すれば答えが返ってくるか、考えなければいけないのです。

サイトの構成によっては、有益な情報が十分に評価されず埋もれてしまう、というのも不完全な部分といえます。

SEO対策を施すことで、こうした不十分な点を補っています。

知っておきたいポイント

検索エンジンの仕組みを生かすときには、知っておきたいポイントがあります。ポイントを押さえて、有効なSEO対策を実行するために生かしましょう。

SEOはGoogleを押さえておくべし

ほとんどのユーザーはGoogleやGoogleの仕組みを利用しているYahooの検索エンジンを使っています。そのため、SEO対策はGoogleを押さえておけばよいでしょう。

まず実施すべきは、キーワードを設定し、ユーザーの疑問や悩みを解消できるコンテンツを充実させることです。Googleでは、ユーザーの目的を満たすサイトを上位に表示させます。

次にすべきなのは、検索エンジンに認識されやすい構成にすることです。例えば、見出しをうまく使って文章の階層を分かりやすくすることも、その一つといえます。

リンクを集めることも大切です。リンクは人気投票のようなものと捉えられています。アルゴリズムでは理解できない、第三者からの評価を反映する仕組みです。

検索順位をチェックする方法

SEO対策の結果を調べるには、サイトの検索順位のチェックが必要です。その際、ツールを利用すると便利になります。

ツールにはさまざまなものがありますが、まずは『インストール型』と『クラウド型』に分類できます。今あるパソコンで手軽に使いたいなら、クラウド型がよいでしょう。

また、『簡易型』と『本格的なもの』の二つにも分類できます。簡易型は、ネット上で無料使用が可能です。ただし、機能は限定されています。

本格的なものはたくさんのWebページを自動でチェックします。しかし、機能性が高いものは有料サービスであることがほとんどでしょう。

ツールは使い勝手がよいものを選ぶのが1番です。同時に、モバイルの検索順位をチェックできるタイプであればモバイルユーザーの増加にも柔軟に対応できます。

まとめ

検索エンジンはさまざまなサービスがありますが、日本国内でも世界でも、圧倒的なシェアを誇るのがGoogleです。YahooやBingなどの検索エンジンも利用されていますが、Googleと比較するとごく一部といえます。

そのため、SEO対策をするときにはGoogleの検索エンジンが採用している仕組みを意識することが重要です。正しいSEO対策で、検索エンジンにも人にも見やすい、有益なサイト作りを目指しましょう。

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