検索エンジンの変更方法とは?OSやブラウザごとに徹底解説

ブラウザで使う検索エンジンにはさまざまな種類があります。それぞれに機能や特徴があるので、好みに合わせて選ぶのがおすすめです。既存の検索エンジンをより使いやすくカスタマイズしてみましょう。

Edgeの検索エンジンをGoogleに

『Edge』はWindows10から標準搭載されているブラウザです。WindowsのブラウザといえばInternet Explorer(IE)というイメージがありますが、現在はEdgeが既定ブラウザとして設定されています。

EdgeでGoogleを検索エンジンとして使用するには、どうすればよいのでしょうか?設定の仕方について解説します。

Edgeの既定の検索エンジンはBing

Edgeで検索をすると、初期設定では『Bing』で検索することになります。世界的にはGoogleの次に、日本国内ではGoogle・Yahooに続いて、多くのシェアを獲得している検索エンジンです。

また、Microsoft社製で、Googleとは違った仕組みが採用されているのも特徴といえます。そのため、同じキーワードで検索しても、表示されるサイトの順位はGoogleと違ったものになるのです。

『より多くの人が見る検索結果を表示させたい』『検索結果をSEOの参考にしたい』といった場合には、検索エンジンの設定をよりシェアの高いGoogleに変更しましょう。

これまでGoogleをメインに使ってきたという場合にも、変更することで使い勝手がよくなります。

先にGoogleを開かないと変更できない

検索エンジンの設定を変えるには、まずGoogleを開きましょう。Edgeを起動し、アドレスバーに『Google』と入力して、『google.co.jp』にアクセスします。

アクセスしないまま設定変更をしようとしても、既定に設定する検索エンジンの候補にGoogleがあがってきません。必ず先にアクセスし、表示させたまま操作しましょう。

順番通りに操作することで、正しく設定変更ができます。

既定の検索エンジンを変更する手順

検索エンジンを変更するには、まずEdgeの画面右上にある『・・・』をクリックします。すると、メニューが表示されるので下部にある『設定』を選びましょう。

設定内にもメニューがあるので、その中から『詳細設定を表示』をクリックします。下部に『アドレスバーでの検索時に使う検索プロバイダー』がBingに設定されているのが確認できるはずです。

『検索エンジンの変更』をクリックして『Google検索(www.google.co.jp)』を選択し、『既定として設定する』をクリックすれば、設定の変更ができます。

アドレスバーに何かキーワードを入れて、検索結果がGoogleで表示されれば、正しく変更されています。

以前はNGだったYahooにも対応済み

Edgeの検索エンジンにYahooを設定することは、以前はセキュリティの規定によりできませんでした。しかし、現在は紹介する順番に沿って進めると簡単に設定可能です。

まず『search.yahoo.co.jp』をEdgeで表示します。そして、検索バーに何でもよいのでキーワードを入れて検索しましょう。検索結果画面が表示されている状態で、設定変更を行います。

この後の手順は、Googleの場合と同じです。Yahooの検索結果画面を表示させたまま、画面右上の『・・・』から『設定』『詳細設定』と進み、『検索エンジンの変更』を実施します。

『Yahoo!JAPAN(search.yahoo.co.jp)』を選んで『既定として設定する』を選べば完了です。実際に検索してみて、Yahooの検索結果画面が表示されれば、正しく設定できています。

右クリックでGoogle検索を実行する

IEやChrome・Firefoxでは、右クリックで簡単に検索できる機能があります。

ページ閲覧中に調べたい単語があったら、その部分を選択し右クリックして、『Googleで〇〇を選択』を選びます。すると、別画面で単語の検索結果が表示されます。

これまで、Edgeではデフォルトだとこの機能が使えませんでした。しかし、最新のEdgeの場合、検索したい文字列を選択して右クリックをし『WEB内の〇〇を検索』を選ぶと、同様の機能が使えます。

また、使用する検索エンジンをGoogleに設定した場合、右クリックによる検索もGoogleで実行可能です。気になる単語や分からない言葉をそのままにせず、すぐに調べられるのはとても便利です。

Windows10のその他のブラウザ

Windows10では、Edge以外にも使えるブラウザがあります。それぞれのブラウザで検索エンジンを変更する方法を紹介するので、使い勝手のよい検索エンジンを利用できるよう、設定を変更しましょう。

IE11の検索エンジンの変更方法

IEで検索エンジンをGoogleに変更する方法を紹介します。

まずはIEを起動させましょう。そしてアドレスバーの右側にある『▼』を選び、『追加』をクリックします。

すると、『Internet Explorerギャラリー』が表示されるので、その中から追加したい検索エンジンを選びましょう。今回はGoogleを選ぶので、Googleの下に表示されている『Internet Explorerに追加』をクリックします。

追加ボタンをクリックすると、検索の際、Googleを選択できるようになります。また、通常使用する検索エンジンにするなら『既定の検索プロバイダーに設定する』をチェックしましょう。

画面右上の設定ボタンから『アドオンの管理』を選択すると、後から既定の検索エンジンに変更することも可能です。

Firefoxの検索エンジンを変更する

FirefoxはMozilla Foundationとそのグループ組織であるMozilla Corporationが開発しているブラウザです。

自由度が高く、無料提供されている5000以上のアドオンを組み合わせれば、自分専用のインターネット環境をカスタマイズできます。

さまざまな検索エンジンを使用できるのも魅力です。ここでは検索エンジンをYahooにするケースで、変更方法を解説します。

まずはFirefoxを起動しましょう。次に、検索バーの右横にある『∨』をクリックし、検索エンジンの一覧を表示させます。Yahooに変更するので『Yahoo!JAPAN』を選んでください。これで完了です。

一覧にYahooがないときは、『検索バーの管理』から追加しましょう。

Chromeの検索エンジンを変更する

Chromeの検索エンジンも簡単に変更できます。使い勝手のよい検索エンジンを設定して、スムーズに使えるようにしましょう。パソコンとモバイル両方の設定方法を紹介します。

パソコンの場合、まずはChromeを開きましょう。右上にある『GoogleChromeの設定』をクリックし、『設定』を選びます。

設定ページの検索エンジンの項目で、『アドレスバーで使用される検索エンジン』を選択すると設定完了です。

モバイルでも、まずはChromeを起動します。右上にある『GoogleChromeの設定』から『設定』を選び、基本設定の検索エンジンをタップして、希望の検索エンジンを選びましょう。

パソコンもモバイルも基本的に同じ手順で簡単に、使いやすく検索エンジンの設定変更ができます。

iPhoneの検索エンジンを変更する

検索エンジンはスマホのブラウザでも変更できます。それはiPhoneも同じです。具体的にどの検索エンジンが使えて、どのように変更するのか解説します。

Safariで使える4つの検索エンジン

Apple社により開発・提供されているブラウザ『Safari』では、4つの検索エンジンが使えます。初期設定では『Google』になっていますが、『Yahoo!JAPAN』『Bing』『DuckDuckGo』も利用可能です。

それぞれの検索エンジンによって使える機能・サービスが違うので、自分に合ったものを選びましょう。

例えばGoogleなら、単に素早く検索できるだけでなく、検索バーに計算式を入れれば電卓になり、行き先を入力すれば乗換案内としても利用できます。

検索エンジンそれぞれの便利機能を比較し、どれを選ぶか決めるとよいでしょう。

Safariの検索エンジンを変更する手順

検索エンジンの変更手順は簡単です。ホーム画面から『設定』アプリを開き、『Safari』『検索エンジン』の順にタップします。最後に設定したい検索エンジンにチェックマークを入れたら完了です。

簡単な手順ですぐに設定できますので、それぞれの検索エンジンを使って、使いやすさを比較するのもよいでしょう。

Chromeの検索エンジンの変更方法

iPhoneでは、Chromeもブラウザとして使えます。Safariの検索エンジン変更は『設定』から行いましたが、Chromeの場合アプリを立ち上げて設定変更することに注意しましょう。

アプリを開いたら、『その他』アイコンから『設定』を選び『検索エンジン』をタップします。あとは、使用する検索エンジンを選べば完了です。

最近アクセスした検索エンジンが表示されることもあるため、Safariより選択肢が多くなるでしょう。

その他のOSの検索エンジンを変更する

ここまで、WindowsのEdgeやIE、iPhoneのSafariについて、検索エンジンの変更方法を解説しました。どのOSのどのブラウザでも、シンプルな操作で好みの検索エンジンに変更可能です。

これまでに出てこなかったOSはどうでしょうか?その他のOSで、検索エンジンをどのように変更するのか解説します。

MacのSafariで変更する

MacのSafariは、iPhoneと同じく『Google』『Yahoo』『Bing』『DuckDuckGo』の使用が可能です。この中から使いやすいものを選び、設定しましょう。初期設定ではGoogleが選択されています。

まずはSafariの画面を開き、『環境設定』から『検索』タブを選ぶと、この画面から検索エンジンの変更が可能です。

AndroidのChromeで変更する

AndroidのブラウザをChromeにした場合も、検索エンジンの変更ができます。手順は、WindowsでChromeの検索エンジンを変更する場合とほとんど同じです。

Chromのブラウザアプリを開き、右上のメニューボタンから『設定』『詳細設定』の順に選択します。次に『検索エンジンの設定』を選び、使いたい検索エンジンをタップしましょう。

Googleに設定したいならGoogleを、Yahooに設定したいならYahooを選びましょう。

まとめ

ブラウザは、それぞれ既定の検索エンジンが設定されています。EdgeならBing、SafariならGoogle、という具合です。初期設定のまま使うこともできますが、変更してより使いやすくすることもできます。

自分に合った使いやすい検索エンジンを設定しましょう。手順に沿って行えば、簡単に設定できます。

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