ITストラテジスト試験におすすめの参考書。試験内容も紹介

ITストラテジスト試験は難易度が高いです。基本知識から記述、論文まで勉強することになるため、独学で受験するならば、良質な参考書が必要です。そこで、試験対策におすすめの参考書を紹介します。また、試験内容や勉強方法も解説します。

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ITストラテジストの試験内容

ITストラテジストの試験は午前I、午前II、午後I、午後IIの4つの試験区分があり、基礎から応用までの知識が問われます。試験は毎年1回、10月第3日曜日の実施です。

平成30年の実績では合格率が14.3%と低く、毎年この程度の合格率で推移しており、難関試験であると言えます。まずは、試験内容を理解しましょう。

午前

午前の試験は多肢選択式(マーク式)で実施されます。試験時間や出題数などは以下の表をご覧ください。

午前I 午前II
試験時間 9:30〜10:20 (50分) 10:50〜11:30(40分)
出題形式 多肢選択式 多肢選択式
出題数 30問(解答数30問) 25問(解答数25問)

午前Iの試験内容はテクノロジー系の問題が出題され、基礎理論やマネジメント系などについての基礎知識が問われます。午前IIでは、ストラテジ系や経営戦略からの出題です。

午前の試験は過去問からそのまま出題されることもあり、対策は取りやすいでしょう。また、応用情報技術者試験に合格するなどの条件を満たせば午前Iの試験は免除になります。

午後I

午後の試験は記述問題です。午後I試験では、4つの設問から2問選んで解答します。

午後II
試験時間 12:30〜14:00(90分)
出題形式 記述式
出題数 4問(解答数2問)

設問1問につき5〜6ページほどの問題文を読み解答しますので、長時間にわたる集中力も必要でしょう。

問題内容は最新の技術に関するトレンドのものや、企業買収による物流業務など出題頻度の高いものもあります。問題文の長さから午後I試験も時間との勝負になるでしょう。

午後II

午後II試験は論述式です。2時間で3000文字程度の論文を仕上げます。試験概要は以下のとおりです。

午後II
試験時間 14:30〜16:30(120分)
出題形式 論述式
出題数 3問(解答数1問)

試験の出題範囲は午後Iと同じですが、これまでの自分の実績なども論文に盛り込む必要があります。執筆テーマは3問のうちから1つを選ぶ形式です。

独学にもおすすめ 参考書

ここからは、独学にもおすすめしたい参考書を3つ紹介します。

ポケットスタディ 高度試験共通 午前I・II対応

午前試験の対策には『ポケットスタディ 高度試験共通 午前I・II対応』がおすすめです。正解集が632問収録されていますので、様々な出題パターンに触れながら知識の積み上げができることが特徴です。

午前試験は過去問がそのまま出題されることもあるため、非常に効果的な参考書と言えます。

  • 商品名:ポケットスタディ 高度試験共通 午前I・II対応・第3版(情報処理技術者試験)
  • 価格:1728円
  • Amazon:商品ページ

ALL IN ONE パーフェクトマスター

『ALL IN ONE パーフェクトマスター』は午前IIと午後I、午後IIの対策に適した問題集です。

午前II対策の問題は、キーワードの正誤を判断する問題になります。テンポよく解答し、覚えていけるでしょう。午後I向けの問題は、事例を取り上げて読み解く記述式です。

午後IIの論文問題は、論述例が図解で解説されていますのでわかりやすいでしょう。『三段跳び法』の解説により、順序立てた論文作成ができるようになります。

  • 商品名:ALL IN ONE パーフェクトマスター ITストラテジスト 2019年度
  • 価格:3240円
  • Amazon:商品ページ

情報処理教科書 ITストラテジスト

午後試験に特化した学習をしたいときは『情報処理教科書 ITストラテジスト』がおすすめです。記述式、論述式について徹底的な学習が可能です。

午後I対策は問題文の読み方や解答の導き方が解説されています。午後II対策では論文の骨格づくりから論述までのプロセスを順序立てて学習できる構成です。

  • 品名:情報処理教科書 ITストラテジスト 2019〜2020年版
  • 価格:3974円
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独学で合格するには

ITストラテジスト試験は難易度が高いため、しっかりと学習する必要があります。合格のためには全ての科目で合格基準である60%以上を獲得する必要があります。独学の場合は万全な試験対策をしましょう。

問題を繰り返し解く

午前試験は過去問がそのまま出題されることがあります。参考書や過去問の問題文と解答を暗記するくらい学習してもいいでしょう。それほど過去問の再出題率が高くなっています。

合格基準は60%の正答率ですが、練習では80%以上の正解を目指して勉強しましょう。余裕を持った点数設定が合格につながります。

午後対策が重要

ITストラテジスト試験に合格するには、午後対策が重要です。午後の試験では読解力と論文構成力が求められるため、日常生活で手書きに慣れておく必要があります。

過去問や参考書を何度も解いて記述の仕方や論文の書き方を勉強しましょう。特に午後II試験はテーマ選びだけでも15分程度かかることもあります。

読むことに慣れていないとテーマを選ぶことに多くの時間を費やしてしまうでしょう。論文の組み立てや執筆に慣れる意味でも多くの問題に触れることは有効です。

まとめ

ITストラテジスト試験は合格率が低く、難易度が高い試験です。計画的かつ継続した学習が必要になりますが、まずは試験の概要を把握し、対策をしっかりと練りましょう。

試験は午前と午後で大きく出題方法が異なりますので、それぞれの傾向に合わせた参考書選びもポイントです。午前の多肢選択式は基本知識が多く出題されますので、繰り返しの学習が可能な問題集を選びましょう。

午後の試験は読解力と記述力が必要です。まずは過去問を中心に読むことに慣れ、記述の方法や論文の書き方を勉強してください。

参考書や過去問を用いて出題傾向をしっかりと把握し、試験本番に臨みましょう。


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