シールデザインの需要は高い。デザイナーの仕事獲得方法について

日常生活で身近にあるシールは、企業の宣伝ツールや個人の趣味趣向を表す手段として、いまなお活用されています。こうしたシールのデザインに携わるには、どうすればよいのでしょうか。仕事獲得の方法や、シールデザインの料金について考察します。

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シールデザインとは

パソコン、車、マグカップなど、日常のあらゆる場所に貼り付けられるのがシールです。主張のあるデザインなら、小さいものでも目につきやすく、見る人に強い印象を与えるでしょう。

多くの場所で目にする、シールデザインについて考察します。

オリジナルシールのデザインをする

シールデザインは、文字通りシールのデザインを行う仕事です。『物に貼って使う』というシールの特性上、単体でも際立つ見た目のインパクトやオリジナリティが求められます。

シールの用途は様々ですが、貼る場所によって求められる効果は様々です。シールのターゲットや貼り付け場所の想定は、厳密に行う必要があるでしょう。

企業やサービスの販促ツールとして人気

企業の販促ツールとして使われるシールは、企業ロゴや社名を入れたデザインが一般的です。

スマホの普及率が高まっていますが、シールに企業名等をいれて配布する宣伝方法は、未だ有益と考えられており、近代化やデジタル化が進む現在でも需要は廃れていません。

シールを活用した宣伝方法には、『視覚的なインパクトがある』『日常に溶け込みやすい』『親しみを持たれやすい』などのメリットがあります。自社の製品やブランドを広く知らせたい企業にとって、どこにでも貼り付けられ、多様なサイズや加工法があるシールは、魅力的な販促ツールの一つなのです。

シールデザインの仕事につく方法

シールデザインの仕事に携わりたい場合、どのような働き方があるのでしょうか。シールデザイナーとして活躍できる場所について見てみましょう。

グラフィックデザインの1つとして携わる

シールデザインは紙媒体のデザインに属するため、グラフィックデザインの一つです。シールデザインに携わりたいなら、まずはグラフィックデザイナーを目指す必要があるでしょう。

ただし、グラフィックデザイナーになれたとしても、シール限定で仕事をすることはごく稀です。グラフィックデザイナーの仕事は広告、雑誌、チラシなど広範囲にわたります。

はじめからシールにこだわらず、多様な仕事で経験を積んでいけば、やがてはシールのデザインにも携われるようになるでしょう。

デザイン会社や印刷会社で働く

シールデザインを手がけるグラフィックデザイナーを募集しているのは、デザイン会社です。また、印刷会社に制作部門があれば、そこでグラフィックデザイナーを募集するケースもあります。

このほか、一般企業の宣伝広告担当課や広告代理店、広告プロダクションなどに就職しても、シールデザインに携わることは可能です。

クラウドソーシングやコンペで受注

シールデザインは、クラウドソーシングやコンペに応募して受注するという方法もあります。

まず、クラウドソーシングとは、企業が不特定多数の人に案件を公開して募集を募る、新しい外注方法です。個人と企業の条件が合えばマッチングが成立し、案件ごとに契約を結びます。

一方コンペは、多数のデザイナーがクライアントにデザインの提案をし、最も良いものをクライアントが選ぶ方式です。

いずれの場合も、高いデザイン力やスキルが無ければ受注は困難ですが、特にコンペは実力が物を言うでしょう。

実績やスキルが不足している人は、まずは実績作りが必要です。クラウドソーシングでは未経験OKという案件もあるため、単価にこだわらず、まずは案件数をこなして実績を積むことをおすすめします。

シールデザインの料金は?

シールをデザインした場合、料金相場はどのくらいなのでしょうか。シールデザインの料金について考察します。

相場は数千円〜数万円

一口にシールデザインといっても、案件の種類は様々です。そのため、料金相場は幅が広く、数千円のものもあれば数万円かかるものもあるでしょう。

また、案件への関わり方も、クライアントにより様々です。企画の段階からデザイナーが参加するケースもあれば、企画や素材の提供までクライアント任せ、という案件もあります。

デザイン料金はデザイナーの工程数に比例するため、条件次第で高くも安くもなるのです。

サイズや条件により変動

シールデザインの料金に大きく関係するのが、シールサイズや配色などです。サイズが大きいほどコストがかさむのは当然ですが、フルカラーではなく、2色・3色のでデザインする場合でも、かかる費用には差が出るでしょう。

また、シールサイズを大中小などで作成する場合も、料金が変わってきます。

デザインと印刷をセットで提供する場合もある

デザインから印刷までをセットで提供する場合、印刷料金もプラスされます。

シール材質が紙の場合は比較的低単価ですが、フィルム素材、表面コート、ラミネートなどオプションを選択すれば、それだけ料金はアップするでしょう。

まとめ

シールデザインは、個人・企業問わずノベルティとしての需要が高いため、今後も多くの仕事が見込めます。

ただし、シールデザインに携わるには、グラフィックデザイナーを目指さねばなりません。デザイン会社や広告会社など紙媒体のデザインを手がける職場に就職しましょう。

また、フリーランスとしてシールデザインを請け負うことも可能ですが、高単価・好条件の案件を請けるには、実績が不可欠です。経験の浅いデザイナーは単価を気にせず数をこなし、着実に実績を積み上げることをおすすめします。


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