キャラクターデザイン料の相場は?単価アップにはスキルと経験が重要

近年スマホゲームやキャラクターを使ったマーケティングの普及から、キャラクターデザインの仕事が注目されています。キャラクターデザインに携わった場合、デザイン料の相場はどのくらいなのでしょうか。単価アップのコツや必要なスキルについて考察します。

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キャラクターデザインの仕事内容

キャラクターとは、ゲームやアニメ、企業広告や各種グッズで見られる人物や動物、植物やロボットなどの総称です。キャラクターデザインでは、こうしたキャラクターと呼ばれるもの一般をデザインし、ビジュアル化します。

まずは、キャラクターデザインの仕事に含まれる、具体的な内容について確認しましょう。

オリジナルキャラクターの作成

キャラクターデザインでは、オリジナリティのあるキャラクター作成が求められます。パターンとしては原作や指示書があるケース。

まず、原作がある場合は、定められた世界観を踏襲しつつそのキャラクターらしい外見やポーズを考えます。概要が決まっている分ビジュアル化しやすいというメリットがありますが、縛りは厳しくなります。オリジナリティや魅力を出すには、デザイナーのスキルが必要です。

一方、指示書のみの場合は、ほぼゼロからキャラクターを作り上げることになります。

クライアントやアートディレクターの意図を的確にくみ取り、いかにキャラクターに反映させるかが、デザイナーとしてのスキルの見せ所となるでしょう。

様々な業種の仕事がある

キャラクターデザインはキャラクターが登場するあらゆる媒体が対象です。前述したようにデザインの範囲は幅広く、ゲームやアニメ以外にも企業マスコットや自治体キャラクターもキャラクターデザインに含まれます。

加えて近年は、キャラクターマーケティングも盛んになっており、一般企業や自治体独自のキャラクターも珍しくはありません。意外な企業がキャラクターを募集するケースがあり、デザインの仕事は業種を超えて展開しています。

参考:キャラクターデザイン・制作・募集の仕事・依頼 - 料金・外注先 【クラウドソーシング ランサーズ】

デザイン料の相場は?

キャラクターデザインの相場は、描き方やサイズ、依頼先によって異なります。キャラクターデザイン料の相場はどのくらいなのでしょうか。

1点3〜5万円

キャラクターデザイン料の相場は、1点3~5万円ほどです。ただし、金額の決め方は会社やデザイナーによって異なるため、あくまで目安と考えておきましょう。

相場金額を決める要素としては、『キャラクターデザインの煩雑さ』『サイズ』『デザイナーのキャリア』があります。デザイナーとしてのキャリアが浅いうちは高単価案件を得にくく、相場以下の案件も多いのが実情です。

キャラクターデザイナーとして安定した収入を得るには、まずは着実に実績を積み上げていくことが必要となります。

修正回数やポーズ数で費用が加算される

デザインの修正回数やポーズ画数が増えれば、料金相場は高くなります。

キャラクターデザインの契約を結ぶ際は、『修正回数○回まで』と定めておくと、これを超えた場合は1回につき数千円が加算されるケースがほとんどです。

ポーズの追加に関しても3000円からなどと定めることが多く、似たようなキャラクターでも、デザインにかかる手間暇によって金額相場は大きく異なります。

デザイナーの知名度によっても異なる

キャラクターデザイナーの知名度が高ければ、料金も比例して高額になります。

人気や知名度が高いデザイナーを起用すれば、多くの人の注目を集めるのは容易です。ゼロから広告を打つよりも高い宣伝効果が見込めるため、コストをかけてでもネームバリューのあるデザイナーを選ぶクライアントは多いでしょう。

また、評価される実績があるデザイナーなら、その実力は担保されています。質の高いキャラクターデザインが見込めるため、高い料金を払ってでも安心を買いたいクライアントには好まれるのです。

参考:マスコットキャラクターのデザインを依頼するならどこ?【58社料金比較】

キャラクターデザイナーに必要な能力

キャラクターデザイナーの仕事は、クライアントの意図にそってキャラクターを作り上げることです。スムーズな作業のためには、画力以外の能力も備えておく必要があるでしょう。

キャラクターデザイナーとして必要な能力について考察します。

イメージを具体化する力

キャラクターデザインでは、頭にあるイメージを適切に具体化できるデッサン力が必要です。

クライアントが意図するキャラクターを生み出せたとしても、それを実際に描き出す力が無ければ、キャラクターデザイナーとしては不十分です。デザイナーなら頭に浮かんだイメージをそのまま絵に写し取れるスキルは必須でしょう。

また、キャラクターデザインは、人物だけを対象としません。植物、動物、架空の生き物などあらゆるものを具体的に描ける想像力は必要です。

ソフトを使いこなすスキル

デザイナーが絵を描く際に必須となるのが、ペイント系と呼ばれる『Photoshop』と、ドロー系と呼ばれる『Illustrator』です。

キャラクターデザインではIllustratorがメインというケースが多くなります。しかし後の加工や修正はPhotoshopで行うため、デザイナーならどちらも習得しておく必要があるでしょう。

また、『Maya』など3DCG用のソフトも使用できれば、キャラクターデザイナーとして仕事の幅が広がるでしょう。

コミュニケーション力

キャラクターデザイナーとしての作業を円滑に進めるには、コミュニケーション能力も必要です。

クライアントの意向に沿えるよう、デザイン前のミーティングは積極的に行い、クライアントの要望やイメージを聞き出さねばなりません。この時クライアントと適切なコミュニケーションがとれるか否かが、デザインの出来を左右します。

また、キャラクターデザインは、大きな仕事の流れの一部です。ほかの仲間やデザイナーとオープンな関係を築ければ、アドバイスやセッションもやり取りしやすくなります。職場の雰囲気が良くなれば仕事も楽しくなり、デザインにもよい影響を与えるでしょう。

まとめ

キャラクターデザインの相場は、案件の内容や修正回数、ポーズ等によって異なります。加えてデザイナー本人の実績も料金に影響するため、高単価案件を得るには、スキルを磨き、実績を積み重ねる必要があるでしょう。

近年、スマホゲームの普及などにより、キャラクターデザイナーの需要は高まっています。キャラクターを求めているのはゲームやアニメ業界に限られないため、幅広い視野で仕事を探してみてはいかがでしょうか。

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