プロダクトデザインの相場は?報酬はどうやって決まるのかを解説

プロダクトデザインに携わった場合、相場はどのくらいなのでしょうか。プロダクトデザインの報酬を決める要素や、実際の金額について考察します。加えて、フリーランスのプロダクトデザイナーになった場合の案件受注のコツや、注意点についても見てみましょう。

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プロダクトデザインの仕事

プロダクトデザインとは、『product(生産品)』、つまりあらゆる『製品』のデザインを手がける仕事です。

プロダクトデザインの善し悪しが売上やプロジェクトの成功を左右すると言われており、デザインは企画・開発の中心にも据えられます。

プロダクトデザインの仕事とはどのようなものなのでしょうか。

様々な製品の立体的なデザイン

グラフィックデザインが『平面』のデザインであるのに対し、『立体的』なデザインをおこなうのがプロダクトデザインです。デザイン対象には衣服、文房具、家具、家電といった身近なものに加え、飛行機や自動車など工業製品のデザインまでも含まれます。手がける範囲は幅広く、あらゆる業界からの需要があるでしょう。

デザインにとりかかる際は、まずクライアントが求めるデザインに仕上げられるよう、市場調査や製品コンセプトの把握を行います。平面ではなく立体模型で見本デザインを作成し、あらゆる角度からデザインを追求します。

そして、デザイン案が確定した後は、製品化に携わる工業技術者や設計者に対し、製品のプレゼンテーションを行います。意見が合致し賛同が得られればデザインは完成となりますが、この課程に至るまでに複数回の修正や改善を重ねます。

機能とデザインを両立させるスキルが必要

プロダクトデザインでは、優れた意匠や見栄えのよいデザインを提案するだけではなく、機能を考慮したデザインが求められます。企業にとって利益となるような『安全性』『使いやすさ』はもちろんのこと、組み立て費用等コスト面への配慮も必要です。

プロダクトデザインでは見栄え以上に、クライアントの意図や目的に適っているかどうかが重視されます。

プロダクトデザインの相場は?

プロダクトデザインを手がけた場合、報酬はどのくらいになるのでしょうか。プロダクトデザインの相場について考察します。

まずプロダクトデザイン報酬の内訳と相場を確認しましょう。

  • 企画・技術料:5~20万円
  • ライセンス料:5~15万円

企画・技術料には、コンセプトの立案や基本的なデザイン料が含まれ、デザイナーがかかわる部分が多いほど高額です。また、ライセンス料は、特許出願手数料や知的財産権出願登録費用を指し、デザインのライセンス登録にかかる費用を指します。

このほか、交通費や材料費、デザインのための調査費用も必要です。ただし、プロジェクトやデザイン内容によってかかる費用は異なるため、案件によってはこうした費用負担がゼロになるケースもあります。

CADや模型の制作費も必要

デザイン案をCADで作成したり試作品として模型を作ったりした場合などは、別途技術料や制作費を加えるケースがあります。

CADや模型は、クライアントに実際のデザインのイメージをつかんでもらうのに有益です。特にある程度デザイン概要が固まっている場合は、3DCADで再現することにより、より実際に近いスタイリングの検証が可能となります。

ただし、ケースによってはこれらの費用がすべて『制作費』に含まれる場合もあります。費用の詳細については、事前にクライアントと取り決めておく必要があるでしょう。

販売規模や価格に左右される傾向がある

プロダクトデザイン報酬の決定に製品の販売規模や価格も大きく影響します。

通常プロダクトデザイン報酬は、デザインの工数や作業の難易度、デザイナーのレベル等によって変動します。規模が小さく安価な製品ならデザイナーにかかる負担は軽減されるため、報酬そのものが低くなるケースは多いでしょう。

知名度や実績により報酬は変わる

デザイン料にはデザイナーの知名度や実績が加味されます。特にデザイン分野で受賞歴があるデザイナーの場合、ベースのデザイン料から高額になるケースがほとんどです。

実績のあるデザイナーはクオリティが担保されると考えられるため、好んで依頼するクライアントは多いでしょう。

出典:費用はどれぐらい?クオリティーの高いプロダクトデザインを制作するならデザイナーに依頼しよう!

フリーランスの仕事獲得方法

プロダクトデザイナーとして働く場合、会社の一員としてではなくフリーランスとして働くという選択肢もあります。ただし、プロダクトデザインの場合は特に実績が重視されるため、ゼロからのスタートは厳しいです。

フリーランスとしてプロダクトデザインに携わるには、どのような方法があるのでしょうか。

営業や紹介で企業クライアントを獲得

フリーランスの場合、営業や知人等の紹介で企業クライアントを獲得することが重要です。

プロダクトデザインは個人スキルが物を言う仕事ではあるものの、製品工程は多くの人の手がかかわります。そのため、設計者や技術者、販売担当者や商品管理者など、製品デザインにかかわる多くの人と繋がることが重要です。

フリーランスとして活躍するなら、スキルの研鑽は当然として、営業活動や人脈形成にも注力しなければならないでしょう。

クラウドソーシングを活用

実績や受賞歴等が無い人は、クラウドソーシングを活用して実績を積むのが有益でしょう。

クラウドソーシングとは、企業がインターネットを通じて不特定多数の人に案件を開示する新しい外注の形です。報酬や条件はクライアント側が事前に提示しているため、条件やスキルに合うものを選んで応募します。『未経験可』から『ベテランのみ』まで様々な案件があるため、適切に案件を選べば初心者でも仕事を得ることは可能です。

まずは単価にこだわらず、「実績を作る」と割り切って案件に取り組むことをおすすめします。

まとめ

プロダクトデザインは、あらゆる製品のデザインにかかる仕事です。手がけるデザインの範囲は多岐に渡りますが、実績や知名度がないと案件を見つけるのは困難でしょう。

実際にデザインを手がけた場合、デザイン報酬は数10万円~100万円程度です。また、クラウドソーシングを活用して案件を受注した場合は、さらに低くなるケースも多いでしょう。

プロダクトデザインでは、デザインスキルのほか人脈作りやこまめな営業、実績作りが必要です。未経験から始める場合は、儲けを度外視して案件受注に注力する必要があるでしょう。

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