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DTPデザインの相場はない?案件や個人の実力で大きく変動する

DTPデザイナーになった場合、自身の持つスキルや知識で案件単価は異なります。DTPデザイナーの仕事の詳細やデザイン料の相場について考察します。さらに、デザイナーとして持っておきたいスキルについても、併せて考えてみましょう。

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DTPデザインの範囲は幅広い

DTPとは、『DeskTop Publishing(デスクトップパブリッシング)』を略したものです。日本語では『机上出版』『卓上出版』とも呼ばれており、紙媒体のデザインを指します。

DTPデザインの詳細を見てみましょう。

印刷物全般が対象

DTPデザインは、雑誌、書籍、広告やポスターといった印刷物全般のデザインが対象です。

DTPデザイナーがどの工程にかかわるかは、次の印刷物完成までの工程を確認してください。

  • 企画
  • デザイン・編集
  • 版下の作成
  • 製版
  • 印刷
  • 製本

これら印刷物全般の工程は、かつて複数の担当者によって分業されていました。しかし、DTPが登場して以降は、このうちのデザイン・編集から製版までは、一人の担当が請け負います。

DTPによって完成までの時間が大幅に短縮されたほか、デザイナーの意図した通りのデザインも制作しやすくなりました。

依頼により業務内容も異なる

DTPデザインに該当する業務範囲は、依頼内容により異なります。

通常、DTPデザイナーは紙媒体を意識したレイアウト・デザインを考案し、作成するのが仕事です。ところが紙面デザインのベースは『アートディレクター』が決定するケースも多く、DTPデザイナーはその指示に従ってデザインしていくことになります。

また、DTPデザインを印刷物として出力できるように整えるのは、通常『DTPオペレーター』の仕事です。

しかし、クライアントによってはデザイナー本人に印刷データの修正・加工までを求めるケースがあり、この場合はDTPデザイナーがオペレーターを兼務しなければなりません。

このようにDTPデザインは含む範囲が曖昧で、ケース・バイ・ケースで求められる作業が異なることが多いのです。

DTPデザインの相場は?

DTPデザインの相場は、印刷物のサイズやデザインにより異なります。そのため具体的な相場について把握するのは難しく、実際の金額は内容を見なければわかりません。

デザイン会社によっても相場は異なるため、「相場はあくまで目安の一つ」と承知しておく必要があるでしょう。

DTPデザインのおおよその相場を紹介します。

制作物により異なる

デザインにかかる手間や労力が増えるほど、デザイン料金は高額になります。

例えば、表紙にフルカラー写真を使うような雑誌は、ビジュアルの美しさを追求しなければなりません。デザインではDTPスキルだけではなく、画像処理能力やカラーコーディネートスキルも必要でしょう。こうした作業は通常のデザインよりもはるかに手間がかかるため、料金相場はDTPレイアウトのみで約5000円~です。

一方、無料配布するフリーペーパーなどは、コストを抑えたデザインが求められます。制作物はモノクロ・テキスト中心というケースが多いため、デザインコストはかかりません。通常1ページあたり約5000円~、さらにページが増えれば単価はより安くなります。

1ページあたり2〜3万円が目安

様々なDTPデザインのなかでも、企業が外注するカタログや会社案内等は、1ページあたり約2~3万円と高単価です。

そのため企業関連のDTPデザインは割のよい仕事といえますが、不備があれば、企業のイメージダウンに繋がる恐れがあることも忘れてはいけません。場合によっては損害賠償に発展するケースもあるため、高単価な分、責任も重くなると承知しておきましょう。

実績を積むと高単価も可能

デザイナーとしての実績は、DTPデザイナーのスキルや知識を測る上で重要な指標となります。資格をたくさん持つ未経験者よりも、即戦力となる無資格者を求めるクライアントは多く、有益な実績を持つほど信頼度や評価は高くなるのです。

未経験者の場合、まずは仕事を選ばず、実績を積み上げることに注力します。デザイナーとしての実績が積み上がれば、より好条件で高単価の案件を受注しやすくなるでしょう。

出典:【デザイン制作の相場は?】外注の見積もり金額とチェック項目を紹介!


デザイナーとして付加価値を作る方法

近年はメディアが多様化し、紙媒体からweb媒体への移行が進んでいます。そのため、DTPデザイナーが活躍する場所は出版業界が縮小傾向にあり、デザイナーとして生き残るにはデザイナーとしての付加価値が必要です。

DTPデザイナーの今後を考えた場合、どのようなスキルや知識が必要となるのでしょうか。

様々な媒体を経験する

スマートフォンの普及などにより、web媒体でのデザイン案件は今後も増えていくと考えられます。紙媒体のデザインだけではなく、web媒体でのデザインについても学んでおくことは将来的にも有益でしょう。

ただし、DTPデザイナーとwebデザイナーは、似ているようでも大きな違いがあります。DTPデザイナーとwebデザイナーを兼ねるなら、コーディングスキルは必須です。さらに、Photoshopでのレイアウトスキルなども、併せて習得しておく必要があります。

ディレクションスキルを付ける

DTPデザイナーのキャリアパスを考えた場合、ディレクションスキルを付けて『アートディレクター』になるという道もあります。

アートディレクターについては先の項でも触れましたが、プロジェクトの企画や方向性を決めるリーダーです。業務としてはチーム全体の統括や監督、チェックとなりますが、デザイナーに指示を出すからにはデザインセンスも重要です。

デザイナー・ディレクターを兼務できれば、活躍の場はぐっと広がるでしょう。

まとめ

DTPデザイナーは紙媒体のデザインを手がけます。印刷工程のほとんどを一人で行うため、やりがいのある仕事といえるでしょう。

デザイン料の相場は、印刷物の種類やサイズ、仕上がりなどで異なります。手間がかかる案件ほど高単価が見込まれますが、クライアントの要望に応えるには、DTPデザイン以外のスキルも磨いておくことが必要です。

また、近年は紙媒体からweb媒体への移行が進んでいます。今後の展開を考えるなら、webデザインのスキルを身につけたり、ディレクション能力を身につけたりなどし、あらゆる媒体や環境に対応できるようにしておくことが必要です。

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