企業が副業エンジニアに対して期待していること

こんにちは!ソフトウェアエンジニアをしている立花 優斗(@tachibanayu24)と申します。

現在は株式会社ワークサイドでリードエンジニアをやりつつ、副業で株式会社ファースト・オートメーションのエンジニアリングマネージャーも担当しています。

新卒の頃からほぼ常に副業をしており、最近は副業の方々を管理する立場にもなってきました。

そんな背景もあり、今回は「企業側が副業で稼働してくださる方々に期待していること」というテーマについて書いていければと思います。

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企業が副業者に期待していること

副業を初めてされる方は、最初は様々な不安を抱えながら稼働することになることが多いかと思います。特に、「どのような動きを期待されているか?」といった相互の期待値調整に関しては、不安なところがあるかと思います。

あくまで私の観測範囲での話ですが、副業エンジニアと契約している多くの企業に当てはまることだと思いますので、参考になれば幸いです!(これから副業メンバーを増やしていきたいという企業側の方もぜひ!)

クイックに立ち上がる

契約先がスタートアップか大企業かで多少の差はあれど、副業であってもまずはオンボーディング(業務立ち上がりを支援する取り組み)から始まることがほとんどです。

SlackやNotionなどの各ツールへの招待、どこになにがあるか、どんな人がいるか。。といったガイダンスがありますが、正社員と違って副業の場合は、そこまでオンボーディングに時間を使えるわけではないので、基本的には自分で情報を集めにいく必要があります。

契約企業について自分から知ろうとする姿勢

多くの場合、副業メンバーには即戦力を求めているという事情から、自分自身で業務についてキャッチアップをすることが期待されています。

ドキュメントを読んでプロジェクトについてクイックに理解を深めること、アサインされたタスクについて、自分で背景やデザインを拾いに行って実装を進めること、自分の担当以外のコードも読んで、そのプロジェクトではどのような意匠で実装しているかということを、自ら動いてキャッチアップすることで、立ち上がりがとてもスムーズになるかと思います。

立ち上がりで躓くと、生産性が上がらないほか、楽しんで副業をすることができないと思います。楽しくないとコミットメントやエンゲージメントも上がらないので、まずは楽しくやれるように、十分契約企業のことについて知ろうとすることが大切です。

ドキュメントを残し開発をリードする

はじめのうちは小さめで一定の説明がされているタスクをアサインされることが多いと思いますが、ある程度慣れてくると、「この機能の設計と実装お願いします」といったように、大きめの単位でタスクを振られることもあるかと思います。

プロジェクトへの理解が深まり、一定の粒度の開発はお願いできる、という期待を得ているため、詳細な設計も任せられるという事になります。一方で、副業でジョインしている場合はマネージャーとの同期的なコミュニケーションがしづらいということもあります。

コンセプトや設計をドキュメントに残し、レビューのしやすい粒度にPull Requestを分割した上で実装を進めることが望ましいです。細かくアウトプットすることでマネージャーの安心感にもつながると思います。

ドキュメンテーションは単純に頭の中を整理することにも役立ちますし、設計の段階でレビューしてもらったり、あとから設計を振り返ることで次の開発での改善につなげたり、他のメンバーが参考にしたりもできるため、意識的にやってみると良いかと思います。

フレッシュな視点でアウトプットする

特定のプロジェクト同じメンバーで何ヶ月も何年も続けていると、知見や視点がそのプロジェクトに特化されたものになり、悪く言えばどんどん視野が狭くなってきます。

新陳代謝するように、フレッシュな視点を取り入れて、そのような状況に陥らないように予防するというような期待もあると思います。

プロジェクトの課題を指摘する

副業でプロジェクトにジョインすると、いろいろな場面で本業と比較すると思いますが、本業と比較して良いところ・良くないところが必ずあると思います。

相対的に良くないという事がわかれば、必然的に「この状態になれば改善する」ということもわかっていると言うことになりますので、そのような場合は積極的に改善案をアウトプットしましょう。

マネージャーにプロジェクトを改善していく意思があれば、その発信はプロジェクトの課題として積まれていき、対応していくはずです。

同じメンバーだけでは気づけなかったり、課題意識が低かったりする事柄も、新しいメンバーが入り新たな気づきを得ることでチームの成長につながるので、この点は大いに期待されているのではないかと思います。

チームのどこからでも意見が上がってくるような、心理的安全性の高い状態を保つためには重要なことなので、個人的にも、副業の方々には「課題に感じる所があればいつでも教えて下さい」と伝えています。

これまでで得た知見を活かす

副業で新しくプロジェクトにジョインするとき、そのメンバーがこれまでの経験で得た知見をアウトプットしてくれることを契約先は期待していることが多いと思います。

本業でうまくワークした取り組みや、特定の技術領域についてのナレッジなど、活かせるスキルがある場合はどんどん発信していきましょう。

入社する

ある程度副業でコミットすると、「正社員としてジョインしないか?」と誘われる事が結構あるかと思います。副業を通して互いにフィットを確かめた上で、フルタイムでジョインしてほしいと考えている会社は少なくないです。

特にスタートアップでは、半数以上の正社員を副業を経由して採用しているというところもありますので、ある意味副業メンバーへの究極の期待と言えるかもしれません(笑)

私自身も、現職には副業からジョインして正社員になったので、正社員になる前に副業で会社とフィットするか探るというのは、ミスマッチを防ぐためには有効な手段だと思います。

もちろん転職の予定がなくても問題ありませんが、「そろそろ転職先探そうかな〜」と思ったあたりで、他社の雰囲気を知る意味でも、副業をしながらゆるゆる転職活動をしてみるのも良いかと思います。

副業はいいぞ

これまで、会社が副業メンバーに期待していることについて書きましたが、逆に副業メンバーは

  • 技術力を向上させる
  • プロジェクト管理手法などの知見を得る
  • いろいろな人と働ける
  • 副業で得た知見を本業に還元できる(逆もしかり)

などが期待できると思います。

エンジニアやデザイナーは経験年数と同じように、どのようなプロジェクトに関わったかということも、キャリア構築には重要なので、上記に上げたような期待値が会社・副業間でマッチしそうな場合は、きっと楽しめるので副業してみることをおすすめします!

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