フリーランスグラフィックデザイナーの年収
2018年発表のdoda平均年収ランキングによると、会社で働くグラフィックデザイナーの平均年収は337万円でした。一方、クリエイティブ系職種全体の平均年収は379万円でした。クリエイティブ系職種の中で比較すると、グラフィックデザイナーはやや平均を下回ります。
300~500万円前後
『フリーランス白書2018』によると、グラフィックデザイナーが含まれている『ITクリエイティブ系』の層で年収が多い層は『300~500万円』で、全体の27%でした。デザイナーは売り手市場で報酬も高騰気味のようです。
経験を積んだり報酬を見極めながら仕事を選んだりすると、高収入を得るチャンスは広がるかもしれません。
仕事の探し方を紹介
仕事を自分の力で見つけることができなければ、グラフィックデザイナーであれフリーランスで活動し続けるのは難しいです。仕事探し時に活用できるツールが複数ありますので紹介します。
初心者はクラウドソーシング
クラウドーソーシングとは、クライアントとワーカーをマッチングさせるためのサービスになります。複数の企業がクラウドソーシングのサイトを運用していて、プロフィールや実績などを登録できるマイページが付いているサイトもあります。
気になる案件があった場合は応募し、クライアントがワーカーを採用した段階で契約締結です。サイトによっては、クライアントがワーカーをスカウトしたり、クライアントとワーカーの評価を閲覧できたりする機能もあります。
なお、案件の種類は初級者向け~上級者向けと幅広くあります。自身のスキルに見合った案件を見つけてタイミング良く応募できるかどうかが、案件を獲得していくカギとなります。
業務委託の求人募集に応募
業務委託とは企業が外部の人に業務を発注する契約のことです。クライアントから依頼された業務を行うものの、アルバイトとは違いクライアントとの間に雇用契約は結ばれません。
業務委託の求人は前述で紹介したクラウトソーシングや求人募集サイト、企業の公式ホームページ(採用情報)などに載っています。
業務委託の業務は在宅可のパターンだけではなく企業へ出勤しなければならないケースもあるため、出勤形態の確認をお忘れなく。
クリエイター向けのエージェント
フリーランスのクリエイター向けの求人紹介を売りにしているエージェントもあります。エージェントは、登録者に合う仕事が見つかると案件を紹介します。
エージェントを利用する際は、経歴やスキルなどの個人情報を登録して、その後エージェントの担当者と面談するケースが一般的です。ほとんどのエージェントは無料で利用できため、お金と時間を遣わずに案件を見つけたい人にもおすすめです。
ポートフォリオの用意も大事
グラフィックデザイナーとしての今までの実績をアピールするために、ポートフォリオの準備も忘れてはいけません。ポートフォリオの内容を見て、仕事をワーカーに依頼するか決めるケースが多いからです。
経歴や保有資格が多くても、ポートフォリオがない状況だと案件に出会えない場合もあります。
営業用ツールとして使う場合は、ポートフォリオに名刺の画像を載せるなどの工夫をしてみるのもいいかもしれません。
フリーランスで成功するには
フリーランスで活動し続けるには、守った方が良い約束があります。最後に、その約束を2つ紹介します。
納期はしっかりと守って信頼を
社会人として当然のことですが、納期は守りましょう。納期を守らなかった場合クライアントの作業が滞ってしまい、結果、クライアントに多大な損失を与えてしまう恐れもあるため期限内の納品を心掛けましょう。
あたりまえのことと言っても、納期を守り続ければ、それが信頼につながります。他の案件を振ってもらえるチャンスも広がるかもしれません。
もし、納期を過ぎそうな場合は早めにクライアントへ連絡してください。納期を提示された段階で無理なことを伝えるとスムーズです。
スキルアップを怠らない
仕事に関する本を読んだりセミナーに参加したりして、スキルアップを怠らないことも重要です。業務で使わない知識だとしても、将来的に必要になるケースもあります。
その他に、スクールへ通って勉強するのも1つの手です。講師がいる状況で勉強をすると不明点を質問できるため、その場で問題解決できます。
1人でスキルアップをするのが厳しい人は、同じ内容のスキルを学んでいる人と勉強するとモチベーションが上がるかもしれません。
まとめ
フリーランスのグラフィックデザイナーで活動し続けるには、仕事の探し方や実績、クライアントとの信頼関係の築き方に力を入れましょう。
継続的に案件をもらい続けるには、あなたに対して良い印象を持つクライアントとつながることが大事です。さまざまなツールを活用して案件を獲得しましょう!