フリーランスに定休日はない
フリーランスは自由に働けるイメージが強い働き方です。しかし、定休日はありません。クライアントの都合に合わせて働くため、場合によっては休めないこともあります。
もちろん、スケジュールが調整できれば休めます。フリーランスが休む上でどんなことが重要なのでしょうか。
休みの取り方は自分次第
フリーランスの休みの取り方は、自分次第で変えられます。クライアントの都合もありますが、早めに仕事を終わらせれば休みは自由です。
請け負った仕事を納期までに仕上げればよい仕事の場合は、比較的自由に休みを決められます。常駐で仕事をするフリーランスは、会社の休みが休日になることが多いでしょう。
業務に合わせて自由にならないことも多い
フリーランスは業務量が一定ではなく、クライアントの都合や自分が請け負う仕事によって変わります。締切があれば自由に休みが取れないことも多く、フリーランスだからといって完全に自由なわけではありません。
その代わり、仕事がないときやクライアントが長期休みの場合はゆっくり過ごせます。自分だけの都合で休めることは少なく、ある程度継続して仕事を請け負うなら、自由にならないことも多いでしょう。
自己管理が必須
個人で仕事をしていると、労働基準法の対象に該当しません。残業や有給の概念は存在せず、仕事をした分だけ報酬が得られます。
傷病手当金ももらえません。怪我や病気で仕事ができないと、収入が途切れてしまいます。そのため、自己管理をしっかり行い、長期で仕事ができない期間を作らなことが大切です。
どうしても仕方がない場合は必ずありますが、頻繁に体調を崩してしまうと依頼の減少につながります。
フリーランスの仕事時間は不規則になりがち
在宅やクリエイティブな仕事では、勤務時間がほとんど定められていません。自分で働く時間を決めますが、自由な分、不規則になりやすいです。
休みを取るには、メリハリをつけて仕事とプライベートを分けることも考えましょう。
自分で終わりを決める必要がある
多くのフリーランスは労働時間の拘束がないため、自分で終わりを決めなければ仕事が終了しません。ある程度、終了時刻を決めておかなければ、ダラダラと仕事を続けてしまいます。
仕事自体がない場合はそれほど問題ありませんが、多くの仕事を抱えているといつまでも終われません。休みを適切に取るためには、仕事を終える時間やルールを自己管理していきましょう。
暇な時間に罪悪感が芽生える
一定の時間働けば収入が得られる会社員と違い、フリーランスは暇な時間があると収入につながりません。仕事が受けられるなら、つい増やしてしまって休めなくなることもあります。
必ず安定して仕事がもらえるとは限らないことから、暇な時間に罪悪感を抱いてしまうケースもあるでしょう。仕事の依頼が安定するまでは多少忙しくなっても仕方がありませんが、無理をしすぎて体調を崩しては意味がありません。
休みも体調を整える大切な時間だと、割り切りましょう。
自己研鑽と仕事の境界が曖昧
会社勤めをしていれば、勉強やスキルアップのための自己練磨の時間と仕事は比較的境界線がはっきりしています。しかしフリーランスの場合、仕事が勉強の一部であったり、自分の趣味や得意なことが仕事であったりと、境目がはっきりしません。
境目がはっきりしないと、いつまでも仕事をしているような気分になってしまいます。どこまでが仕事なのか、自分なりに区切りを把握しておいたほうが気持ちが切り替えられるでしょう。
フリーランスの休み方
フリーランスは、休むにも判断力が問われます。誰かが休むよう勧めてくれるわけではありません。
スケジュールをしっかり管理し、休みが取れるよう心がけましょう。職種や業務内容によって、完全に自分の気持ちで休みを決める場合と、会社の休みに合わせて休日を設けるパターンがあります。
オンとオフの区切りを作る
クリエイター系の仕事などは、オンオフの区切りを作ることが重要です。仕事のことは考えない時間を作るなど、休みと決めたときはオフの時間を満喫しましょう。
もちろん、仕事は期限までに終わらせなくてはいけません。スケジュールを決め、空いた時間で休みましょう。そのためにはダラダラ仕事をせず、スケジュールどおりに進めることが大切です。
クライアントの業務進捗に合わせて休む
固定のクライアントと仕事をしている場合は、業務の進捗に合わせて休みを設定しましょう。クライアント側も会社であれば、一定の休みを設定しています。
特に休みを設定していないクライアントでも、与えられた業務が終わったところで区切りをつけるなど、進捗状況に合わせて休みましょう。空いている時間にどんどん他の仕事を詰め込むことさえしなければ、比較的休みを取りやすいでしょう。
まとめ
フリーランスは特定の日を定休日にできない代わりに、比較的自由に休日を設定できます。特定の会社で仕事を請け負っている場合は、クライアントの業務に合わせて休みましょう。
仕事時間が自由なクリエイター系などでは、いつまででも仕事を続けられるため、自分でオンオフの区別をつけます。普段からスケジュールや自己管理がきちんとできていれば、適度に休みも設定できるでしょう。