システムエンジニアの単価はどう決まる?目安や単価アップのポイント

『システムエンジニア』として活動している人は単価を意識していますか?単価がアップすると、給与が上がることが多く、より充実した生活を送ることができるでしょう。システムエンジニアの単価の目安やアップさせるためのポイントを紹介します。

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システムエンジニアの単価の決まり方

『システムエンジニア』に限らず、自分の『人月単価』(にんげつたんか)を把握していると、どれだけの成果を出さないといけないのか明確になり、仕事に対するモチベーションが向上するでしょう。

人月単価とは何か、また人月単価を変動させる要因について紹介します。

人月単価とは

人月単価とは、一人が1カ月稼働するためにかかる価格のことをいいます。例えば、新入社員のAさんの人月単価は40万円、入社10年目のBさんの人月単価は80万円などと経験やスキルによって単価が違います。

人月単価を設定するのは所属する会社ですので、転職して会社が変わったら人月単位が変動したということも起こり得ます。

人月単価は給与に大きな影響を与えるので、自分の市場価値を高めることは重要だといえます。

影響する要因

同じ会社に所属するシステムエンジニアでも人月単位は異なるといいましたが、人月単位が決定づける要因について考えてみましょう。人月単位に影響を与える要因は以下の通りです。

  • 会社の規模
  • システムエンジニアのスキル
  • 地域
  • ニーズがあるかどうか
  • 希少スキルかどうか

比較的、クライアントと直接折衝する「要件定義」から行う大企業は人月単価が高くなる傾向があり、下請けのような形で「実装」や「単体テスト」のみを担当する中小企業は人月単価が低くなる傾向があります。

また、大きな影響を与えるのがシステムエンジニアのスキルです。1カ月で行える作業内容や量に違いがあると、人月単価は変動します。1カ月で質のよい仕事をたくさんできる人材は人月単価が高くなります。

都市と地方ではオフィスを借りるための賃金に違いがあり、会社を運営するためにかかるコストに差が出てきます。必然的に、一人の人間を雇うためのコストも変わってきます。

会社は、かかるコスト以上の利益を出さないといけないので、人月単価を調整することになるでしょう。

その他、社会ニーズがあるかどうかも重要なポイントです。さらに、希少スキルであれば、代わりがいないわけなので、そのシステムエンジニアの価値が高まります。

システムエンジニアの単価目安

続いて、システムエンジニアの単価目安を紹介します。会社によっては、社員に自分の単価を伝えているところがあります。また、リーダー職であれば、コスト管理をするうえでメンバーの単価を知ることがあります。

会社の外部へ単価を公表しているところは珍しいですが、おおよその妥当な金額を示す指標があります。「キャリア別」と「職種別」で紹介します。

主なキャリア別の単価目安

キャリアによって単価の目安は以下の通りに変わってきます。なお、システムエンジニアのことは略称である『SE』と表記しています。

レベル 大手企業 中小企業 ポジション
超上級SE 180~200万円 120~140万円 プロジェクトマネージャー
上級SE 140~160万円 100~120万円 プロジェクトリーダー
中級SE 100~120万円 80~100万円 プロジェクトサブリーダー
初級SE 80~100万円 60~80万円 メンバー

プロジェクトの規模にもよりますが、プロジェクトマネージャーとメンバーとの間には2倍ほどの差があることも珍しくないです。

プロジェクトマネージャーであれば、クライアントと折衝することも多く、システムに関する広い知見やコミュニケーション能力、プレゼン能力など多くの知識およびスキルが必要になります。

クライアントは、費用対効果の面で満たしているかという視点を持ちます。たとえ単価が高くても、信頼できる仕事ぶりだと、高い評価を得られるでしょう。

職種別の単価目安

職種によっても単価は異なってきます。業務レベルを上級とした場合の平均単価は以下の通りです。

プロジェクトマネージャー 113万6000円
ITアナリスト 93万6000円
ITアーキテクト 100万8000円
システム運用 96万円
ソフトウェア開発 69万7600円

単価の面でいうと、『プロジェクトマネージャー』が最も高くなる傾向があります。ただし、業務レベルによって大きく左右されることに留意しましょう。

単価アップのために

多くのシステムエンジニアは単価および給与をアップさせたいのではないでしょうか。そこで、単価をアップさせるポイントを紹介します。

信頼を積み重ねる

まず、重要なのがクライアントやプロジェクトメンバーから信頼を得るということです。自分の担当業務を遂行したうえで他のメンバーのサポートに入ったり、積極的にリーダーへ名乗り出たりすると評価を得やすいです。

知識やスキルの向上

システムエンジニアであれば、常にトレンドに敏感になっておくことが望ましいでしょう。セミナーに足を運んだり、書籍を読んだりして知識やスキルを向上させます。きっと仕事で生かす機会が訪れるでしょう。

エージェントを変える

もし、エージェントを利用して仕事を紹介してもらっているのなら、そのエージェントを変更するという方法があります。自分の魅力を最大限に引き出して単価面でも納得できる仕事を紹介してもらいましょう。

まとめ

単価を意識することは自分が提供しなければいけない価値について考えるきっかけになるでしょう。

同じ職種であっても、キャリアや能力によって『単価』は大きく変わってきます。単価が高くなると、その分給与が上がるケースがほとんどですので、モチベーションをアップさせるためにも単価アップを目指しましょう。

はるうさぎ

大阪のIT専門学校を卒業。現在は名古屋の中小企業にてWEBエンジニアとして働いており、色々な勉強会へ参加し、人脈を常に広げている。

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