メールアドレスの決め方とは
最初に、仕事用のメールアドレスを決める際に考慮すべきことを解説します。
屋号、名前を入れる
フリーランスとして活躍している人の中には、本名で活動している人と、屋号を使って活動している人がいます。
仕事用のメールアドレスを作成する際には、それらの仕事で使っている名前や屋号を入れましょう。そうすることで、誰のメールアドレスなのかわかりやすくなり、クライアントからの信頼も得やすくなります。
またメールアドレスは、自分の業種がわかるようなものにするのもおすすめです。例えば『自分の屋号writer@~』または『自分の名前engineer@~』というように、名前の後に業種を付けると、メールアドレスを見るだけでどのような仕事をしているのかがわかります。
>名前や屋号を用いることで、すばやく正確に自分の情報を伝えることができるのです。
読みやすく間違いにくいことを意識して
迷惑メールに備えて、複雑な文字を羅列したアドレスを設定する場合もありますが、読みにくい、覚えにくいアドレスは避けましょう。
自分だけがわかるようなニックネームや、ペットの名前などを盛り込んだアドレスにすることも、クライアントからの印象が悪くなる可能性があるので、おすすめできません。
読みやすく、わかりやすいアドレスにすることで、送り間違いや打ち間違いを減らせるよう意識しましょう。
遊び心を大切にするのもアリ
仕事用のメールアドレスは、わかりやすさ、読みやすさが優先事項です。しかし、多少の遊び心が感じられるアドレスにすることでクライアントの印象に残り、すぐに覚えてもらえるなどのメリットもあります。
ただし、さじ加減を謝るとふざけたような印象を与えてしまいます。もし遊び心をプラスしたいのなら、失礼ではないかなど、受け取り手の印象をよく考えて決めましょう。
アドレスはGmailでもいい?
今やほとんどの人がGmailアドレスを持っているでしょう。特にフリーランスの人の場合は、Googleのクラウドシステムを使って仕事を進めている人も多いと思います。次は、Gmailアドレスを仕事用で使うことについて解説します。
クライアントと直に連絡を取らないならOK
最近はフリーランスの働き方が多様化し、クライアントと直接取引をせず、仲介業者を介して仕事を受注している人もいるでしょう。
そのような人の場合には、クライアントの印象などを考慮する必要がないため、特にアドレスを作る必要はなく、Gmailでも特に問題ありません。
ただGmailは、フリーで取得できるアドレスであり、スパムメールなどにも利用されることも多いため、社会的な信用は高くないということは理解しておきましょう。
本業としているのなら独自ドメイン
フリーランスとして本格的に活動している人や、将来的な独立を考えている場合は独自ドメインを取得して、完全オリジナルのアドレスを持つのがおすすめです。
フリーメールのアドレスは情報の流出などの懸念があるため、クライアントから見ると信頼性に不安が残ります。企業の大切な情報を送信することにためらいが生まれるため、活動をするうえで大きなリスクになってしまいます。
フリーランスを本業にするなら、クライアントに「この人に仕事を任せたい」と思わせることが重要です。メールアドレスとは、自分の第一印象を決めるものですので、こだわりのあるアドレスを持つことで「仕事に本気で打ち込んでいる」という印象を与えられるでしょう。
メールアドレスを決めるときの注意点
個人事業主としてきちんと働くなら、有料で独自ドメインを取得してメールアドレスを決めるべきです。そこで次は、独自アドレスを決める時の注意点を解説します。
個人メールと分けて考える
本格的な仕事用メールアドレスは、個人用とは分けて考えましょう。個人のメールアドレスと同じにしていると、プライベートのメッセージと仕事のメッセージを混同してしまうので、大切な仕事のメールを見落としてしまう可能性もあります。
自分が取引先にメールを送る際にも、個人と仕事で分けておくことで、個人メールを間違えて取引先に送ってしまうといった事態を防げるのです。
ドメインは信頼性を考慮して
メールアドレスというのは、『ローカル名@ドメイン』という構造で成り立っています。ドメインはフリーメールでは設定できませんが、独自に取得することで設定が可能です。
『co.jp』や『.com』などの有名なドメインは信頼性も高く人気がありますが、場合によっては高額になる場合もあるので注意が必要です。
次に人気がある『.net』などは、ネットワークをイメージさせるため、フリーランス向けのドメインとも言えるでしょう。また『.biz』や『.info』と言ったドメインも仕事をイメージさせるので人気があります。
しかしドメインの中には『.xyz』のようなドメインもあります。このようなアドレスは、信頼性に欠けると判断される可能性があるということも覚えておきましょう。
まとめ
フリーランスにとってメールアドレスとは、仕事を受注するための窓口です。窓口の印象が悪いと、クライアントからの信用を得られず、今後の仕事に支障をきたします。
仕事用のメールアドレスを設定する場合は、わかりやすさや信頼の得やすさを十分に考慮し、自分の名刺のようにしっかりと考えて決めましょう。