仕事用メールアドレスはフリーランスに必須
フリーランスがクライアントとのやり取りをする場合、メール連絡が主流です。仕事用のメールアドレスは、別途持っておくほうがよいでしょう。
プライベート用のメールアドレスと一緒にしてしまうと、仕事の連絡がスムーズにいきません。できるだけ専用のアドレスを作成しましょう。
顧客とのやり取りはメールが基本
多くの場合、顧客との連絡はメールが基本です。フリーランスはさまざまな仕事を同時に引き受けている人や、在宅勤務も多いため電話でのやり取りは負担もかかります。
また、稼働時間が深夜や早朝になる場合もあり、対面や電話での連絡は重要な要件に限られます。データ納品などで終了する案件の場合、直接クライアントと会うことはほぼありません。
遠方の顧客であれば、直接会ってやり取りすることも難しいでしょう。仕事用のメールアドレスは、連絡手段として必須です。
プライベート用と分けたほうが良い
仕事用のメールアドレスは、プライベート用と分けたほうが無難です。1つにまとめておくと、プライベートな連絡で仕事の連絡が埋もれてしまう可能性があります。
すぐに返信が必要な仕事の連絡の場合、うっかり時間が経つと信用が下がる原因になります。
さらに、携帯・スマートフォンのプロバイダと紐付いたプライベートアドレスは、状況によって変わることも考えられます。スマホを買い換えるたびに仕事用のアドレスが変わっていると、ビジネス関係の連絡も大変です。
フリーメールを使ってもOK?
仕事用のアドレスにフリーメールを使っていいのか悩むこともありますが、基本的にはおすすめできません。仕事にお金をかけていないと判断され、信頼度が下がってしまいます。
仕事への取り組みをアピールする意図があるなら、独自ドメインを選びましょう。
独自ドメインでの作成がオススメ
独自ドメインを設定すれば、企業と同じようにビジネスにお金をかけていると判断されます。フリーランスは、自分のスキルや仕事に価値があるとビジネスパートナーに感じさせることが大切です。
適当なメールアドレスを使っている人より、独自ドメインを作成している人のほうが信頼感が増します。仕事を依頼する以上、急に連絡が取れなくなりそうな人とはなるべく関わりたくないと考える人は多いでしょう。クライアントの心情も考えて、メールアドレスを選択することをおすすめします。
独自ドメインを持つメリット
独自ドメインを持つと、顧客からの信頼度が上がります。たとえば何か物を買う場合でも、連絡先がフリーメールのお店より、企業のアドレスのほうが信頼できるのではないでしょうか。
普通にメールアドレスを作るのとほとんど変わらない手間と少しの出費で、仕事の依頼が増える可能性があります。また、メールアドレスにもお金をかけているのだから頑張ろうと、自分自身のモチベーションの維持にも役立つでしょう。
また、広く出回っているフリーメールのアドレスより、セキュリティ面でも有利です。迷惑メールを送る業者には、オリジナルのドメインまではわかりません。仕事のメール以外がシャットアウトできれば、仕事のメールが埋もれることも防げます。
gmailに独自ドメインを設定できる
gmailは、独自ドメインを設定できるフリーメールの1つです。レンタルサーバー(自社サーバー)を所有していれば、一旦サーバーにデータを送信して独自ドメインを使えますが、フリーランスがgmailを使って独自ドメインを設定するなら『G Suite』が適しています。
『G Suite』は、Googleが提供する有料のビジネス向けサービスです。月額500円と比較的安価で、独自ドメインやGoogleのその他サービスが使えます。
ビジネスツールは個人向けよりも機能が増えており、有料でも機能性が高いものを使いたい人におすすめです。レンタルサーバーを用意するとしても、ある程度の費用は発生するため、gmailの専用ツールを使う方が信頼性もあり安全です。
メールアドレスの作り方
メールアドレスを作成するには、まず独自ドメインを取得しましょう。納得できる事業者を選び、希望のドメインが設定できるのか比較します。
まずは、いくつか候補を考えてみましょう。
独自ドメインを取得
独自ドメインの取得は、まず希望するドメインが使えるのかをチェックするところから始めます。他の人が使っている場合、同じ文字列は設定できません。
作成に対応している事業者のサイトで確認し、候補のドメインが使えるようであれば登録します。ドメイン作成は専門業者、またはホームページ制作会社などの代理店に依頼が可能です。
メールアドレス以外にもホームページを作るなどの予定があれば、まとめて代理店に依頼できます。登録したドメインは、期間が過ぎるまで使用可能です。
永久に使えるわけではありませんので、一定期間で更新が必要と覚えておきましょう。
屋号を設定するケースが多い
ドメイン名には、屋号を設定することが多いです。会社と関連している名前はわかりやすく、利用者に名前を覚えてもらいたいときにも役立ちます。
アドレスを見ただけで誰からメールが来たのかわかるため、顧客とのやり取りもスムーズです。まずは屋号をドメインに設定できるか調べてみましょう。
ローカル部に名前や屋号を加える
メールアドレスの@より手前部分は『ローカル部』と呼ばれます。ドメインとは異なり、すべて自由な文字列が設定できる部分です。
名前や屋号などを加えて、見る人にわかりやすい印象の文字列を設定しましょう。独自ドメインと組み合わせれば、自分だけのオリジナルアドレスが完成します。
まとめ
フリーランスには、仕事用のメールアドレスが必要です。クライアントとの信頼関係を築くためにも、きちんとしたメールアドレスを用意しましょう。
選ぶならフリーメールよりも、独自ドメインが取得できるものがおすすめです。中にはフリーメールでも、独自ドメインに対応しているgmailのような有料サービスもあります。
屋号や名前などを組み込んで、オリジナルのアドレスを作成しましょう。本格的なアドレスを作れば、仕事に取り組むモチベーションも上がります。