フリーランスとアルバイト掛け持ちのメリットは?注意点も解説

フリーランスの中には、アルバイトと掛け持ちをしている人も少なくありません。フリーランスの仕事とアルバイトを掛け持ちすることで、どのようなメリットが得られるのかを解説します。注意点や確定申告についても、あわせて見ていきましょう。

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フリーランスとアルバイトの掛け持ちのメリット

フリーランスとして働くことに不安を感じている人も少なくはないでしょう。フリーランスは収入が不安定で、社会的にも信用が低いというイメージがつきまといます。

アルバイトとの掛け持ちをすることで、不安定さを解消するという方法があります。この選択にはどのようなメリットがあるのでしょうか?

収入が安定する

フリーランスの仕事は、『請負契約』であることが多いです。これは、依頼された成果物を完成させることではじめて報酬が得られるという契約方式です。

例えば、制作に半年かかるような案件の場合、収入が入ってくるのは仕事を始めてから最低でも半年後になる可能性があるのです。また、仕事がなければその間に収入を得ることができません。フリーランスは、とても収入が不安定な職業と言えます。

しかし、アルバイトと掛け持ちをすることで、この不安定さがある程度は解消されるようになります。アルバイトをすることで月一回のペースで収入が得られるようになれば、生活がしやすくなるでしょう。

社会保険に加入できる場合がある

健康保険・介護保険・厚生年金・雇用保険・労災保険をまとめて『社会保険』と呼びます。フリーランスでは加入できないこれらの保険に、アルバイトをすることで加入できるようになるのです。

特に健康保険や厚生年金は、フリーランスが加入する国民健康保険や国民年金よりも、内容が充実しています。

ただし、社会保険に加入するためには、以下の条件を満たす必要があることは覚えておきましょう。

  • 1. 1週の所定労働時間および1月の所定労働日数が常時雇用者の4分の3以上であること
  • 2. 1の条件を満たしていない場合、次の5つの条件すべてを満たしていること
  • 1週間の所定労働時間が20時間以上
  • 月額の賃金が8万8000円以上
  • 勤務期間1年以上が見込まれること
  • 社会人であること
  • 厚生年金の被保険者数501人以上の企業に勤めていること

アルバイトを選ぶ際の注意点

フリーランスとして兼業でアルバイトをする場合、どのようなことに注意すれば良いのでしょうか?デメリットや選び方を解説します。

掛け持ちにはデメリットも

アルバイトをすることは、収入が安定するかわりに、一定時間拘束されることになります。先述した社会保険に入ることを考えるのであれば、労働時間の大半をアルバイトに費やさなければなりません。

また、緊急の案件や大型案件が舞い込んできたときに、すぐに身動きできない状況も発生します。いつまでたってもフリーランスとして成果があがらずに、アルバイトの掛け持ちをやめられない状況が続いてしまう可能性もあるのです。

フリーター状態になるリスク

アルバイトの方に精を出しすぎて、いつの間にかアルバイトがメインで生計を立てている『フリーター』状態となるリスクに注意しましょう。

あくまで、アルバイトはフリーランスとして独立するための副業として考える必要があります。いつまでアルバイトと兼業するのかを明確にし、アルバイトにのめり込みすぎないように報酬の上限などを決めておきましょう。

スキルアップに繋がるアルバイトを選ぼう

フリーランスの仕事で役立つアルバイトを選ぶことも重要です。

フリーのカメラマンを目指すのであれば写真館や撮影所で働く、ソフトウェアエンジニアであればデバッガーのアルバイトをするなど、フリーランスの仕事と関連性の高い職種をアルバイトに選ぶことで、本業のスキルアップにつながります。

しかしながら、関連性のある仕事だからこそ、いつのまにかアルバイトの方がメインになってしまっていることもありますので、明確な線引きはきちんとしておきましょう。

確定申告を忘れずに

会社員であれば確定申告は会社が行ってくれますが、フリーランスは自分で申告しなければなりません。アルバイトと掛け持ちした場合の確定申告の方法について、押さえておきましょう。

収入を合算して確定申告を行う

フリーランスとアルバイトを掛け持ちしている人は、収入を合算して確定申告を行う必要があります。ただしアルバイトで稼いだ収入と、フリーランスとしての収入は、収入の形態によって手続きが異なる点に注意しましょう。

アルバイトの収入が給与である場合、所得控除の65万円が自動で適用され、確定申告では『給与所得』として申告する必要があります。

一方、フリーランスの報酬として『事業所得』を得る場合には、確定申告で給与所得とは別の欄に記入し、経費を差し引くことができます。

事業所得の控除額については『青色申告』か『白色申告』かで異なりますが、青色申告の方が節税になるため、フリーランスとして活動を続けていくなら、青色申告ができるように整えておきましょう。

青色申告には事前手続きが必要

青色申告を行うと、負債の繰り越しや控除額の増額などの恩恵を受けることが可能です。

ただし、青色申告を行う場合には事前手続きが必要になります。その手続きとは、個人事業主になるための『開業届』と『青色申告承認申請書』の提出です。

青色申告承認申請書は開業届を提出してから2カ月以内に提出しないと、その年に青色申告ができなくなってしまうため、早めの提出を心がけましょう。

源泉徴収票をもらっておく

多くのアルバイトは『雇用契約』となり、報酬は給与所得として扱われますので、源泉徴収票を申告の際に提出する必要があります。

雇用している会社側の発行義務はあるものの、遅れるケースもありますので、必ずもらうように働きかけておきましょう。

出典:フリーランスの確定申告で注意すべき税金、よくある疑問をまとめてみた

まとめ

フリーランスとアルバイトを掛け持ちすることで、フリーランスだけでは不安定な収入をカバーすることができます。

ただし、アルバイトの方に力を入れすぎて、いつまでたってもフリーランスとして独り立ちできないような状況は避けましょう。アルバイトの期限や報酬について、自分であらかじめ決めておくことも重要です。

そして、確定申告を忘れずに行う必要があります。収入の種類によって申告方法が多少違うので、申告前に確認しておきましょう。

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