インフラエンジニアが副業をするメリット
コンピュータなどを使う企業も多く、情報システムまわりの管理をしなければならない企業もたくさん存在します。インフラエンジニアは人材不足を起こしており、必要とされている職種です。ここでは、2つに絞ってメリットを紹介します。
スキルアップにつながる
本業とは違う業務の副業に取り組むと、新しい知識を習得できる機会が増えますし、経験値・場数も増えるためスキルアップにつながります。
会社員として働いている場合と違って携わりたい業務を自身で選べますし、スケジュールの調整もある程度融通が利くため、少しでも空いている時間で副業を行いたい人にもおすすめです。
収入増も見込める
収入増が見込めるのもメリットです。副業で身に着けたスキルを本業で活かせば、社内での評価が上がって「出世・給料額アップ」につながります。
また、副業で安定的に収入が得られるようになったら、万が一、失業して本業の収入がなくなっても、副業からの収入で生活ができたり副業を本業に変えられたりできるのも、『保険』という意味でメリットでしょう。
インフラエンジニアが副業をするなら
インフラエンジニア関連の副業を行う準備ができていても、案件を見つけなければ稼げません。ここでは、副業のジャンルや案件の見つけ方を紹介します。
リモートワークの案件
リモートワークとは、会社に出勤せず在宅やカフェ、コワーキングスペースなど働く場所を自由に選んで仕事を行う働き方です。
パソコンとインターネット環境さえ整っていれば仕事を行える案件もあり、移動中や旅行先のホテルでも仕事に取り組むことができます。
ただしリモートワークの案件のなかには、定期的な会議に参加したり週1ペースで出勤しなければならない案件もあったりするため、案件の概要を確認してから応募しましょう。
クラウドソーシングなどを活用
クラウドソーシングとは、クライアントが不特定多数の人に仕事を募集するサイトのことです。
『ランサーズ』や『クラウドワークス』、『シューマツワーカー』など、複数の企業でクラウドソーシング専用のサイトを運営しています。
クラウドソーシング専門のサイトに載っているリモートワーク案件に応募し、クライアント側に採用してもらえると業務に携われます。中には時給換算で2,500円を超える案件もあります。
スキルを活かした講義
エンジニアのスキルを活かして、講師業として働く手もあります。専門学校やパソコン教室、社員研修の案件などが存在し、フリーランス向けの求人サイトや各種スクールで講師を募集しているケースもあります。
自身が持つエンジニアの知識を他の人に共有したい人にとっておすすめのジャンルだと言えるでしょう。
副業の確定申告について
副業で収入が発生した場合、確定申告を行わなければならない場合があります。確定申告とは1年間の収入を基に税金支払額を決めるための申告で、実施期間は毎年2月16日~3月15日です(始まりor終了日が土休日の場合は、日付がずれます)。
なお、確定申告を行う方法は下記の通りです。
- 自身で行う
自身で確定申告書類を作成して『最寄りの税務署』or『e-tax(インターネット上の確定申告専用サイト)』で申請する方法です。会計ソフトを活用すると、確定申告書類の作成がラクになります。
- 税理士へ依頼する
税理士(公認会計士)に確定申告代行依頼をする手もあります。自身で税理士を探せない場合は、税理士紹介サイトを利用するのも1つの方法です。近隣で活動している税理士を紹介してもらえる可能性があります。
なお、税理士資格を持っていない人への確定申告代行依頼は法律違反となりますのでご注意ください。
最後に、副業で収入が発生した時の確定申告のルールも合わせて紹介します。
年間20万円以上の収入で提出が必要
源泉徴収された(報酬の10.21%を控除した)給与収入とは別に、年間20万円以上の収入があった場合は確定申告書を提出しなければなりません。1取引あたりの収入額が20万円以下の収入でも、合計で20万円を超えている場合は確定申告対象者です。
無申告の場合や不正したことが発覚すると重加算税や延滞税などのペナルティが加算され、本来支払う税額よりも多く納税することになるため覚えておきましょう。
20万円以下でも申告したほうがいい場合
源泉徴収された金額が報酬で振り込まれている場合は、20万円未満の収入でも確定申告を行った方が良いのです。
確定申告後に所得税の還付(還付金)が発生する可能性があるからです。源泉徴収された金額が所得税の金額より多い場合、確定申告後に還付金を受け取ることができます。
まとめ
インフラエンジニアの需要は高く、担える人が多くはないため案件は見つかりやすいのです。また、副業をすることで業務の幅を広げたり人脈を広げたりといったメリットも得られます。副業から得る収入に関しての納税など注意すべき点もありますが、ポイントを抑えて副業を検討してみてはいかがでしょうか。