副業の面接のための注意事項。履歴書の書き方などもご紹介

近年新しい働き方として注目されている「副業」。かつては本業に専念する人が主流でしたが、近年ではそれぞれの事情で本業とは別に収入を得たいという理由で副業に就く方が多くいます。しかしいざ副業を始めようと思っても、面接を受ける時のマナーや本業と副業との両立が可能かの確認など、考慮することがたくさんありますよね。今回は副業の面接マナーなどをまとめましたのでぜひこれからの参考にして下さい!

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副業の履歴書の書き方特集

面接をする時に最も重要なのは履歴書です。履歴書は学歴や職歴などのプロフィールを提示するだけでなく、仕事に対する意気込みや熱意をアピールするツールとしても大切です。

それでは、副業を希望する際には履歴書はどのように書いた方がいいのでしょうか?副業を志望する際は、自分が副業を必要とする状況や勤務可能な日をしっかり提示すると信頼につながります。ここでは副業するときの履歴書の書き方についてまとめました。

志望理由の書き方

まずは副業を希望するに至った志望理由の書き方について考えてみましょう。例えば給料が下がってしまったから補填したい、家族を養うため、開業資金を貯めたい、留学したいなど、「収入アップ」を希望する理由を突き詰めると色々な理由が出てくると思います。

そのため、志望理由は「収入を増やしたい」と漠然とした内容を記入するのではなく、「○○だから○○のために収入を得たいと考え志望しました」と具体的な内容を簡潔に書きましょう。詳細については面接の際に口頭で補足すれば問題ありません。

志望理由が明確だと面接の時に担当も質問しやすくなり、コミュニケーションの糸口になります。また、明確な理由を伝えることで相手に自分の考えをしっかり持っていると面接官に好印象を与えることができます。

嘘は書かないでおこう

履歴書を書く時に注意したいのが、嘘を書かないようにすることです。生年月日や学歴の嘘はもちろんのこと、志望理由についても嘘はつかず正直に述べるようにしましょう。万が一嘘をついて採用になったとしても、一緒に仕事をするうちにその嘘がばれてしまう可能性があります。嘘をついたことがばれると相手に不信感を植えつけ、最悪の場合は解雇につながります。

「嘘をついた=クビ」ではありませんが、共に仕事をする中で信頼関係が壊れてしまうと業務に支障をきたし、居場所がなくなってしまう恐れがあります。副業の理由は大したことではないから、もしかしたらあきれられるかもしれない、などと考えてはいけません。

自分がなぜ副業を始めたいと思っているのか、志望先でどのように業務をこなしたいと考えているのか、それを正直に履歴書に書くことは相手への誠意であり自分が仕事をする上でシュミレーションにもなります。以上のことからも履歴書は正直かつ簡潔に記載しましょう。

面接時の服装

「副業」とひと口に言っても、事務や接客など本業とは異なる職業を選ぶこともあるでしょう。面接はコミュニケーションも大切ですが、清潔感のある外見も重要なポイント。やはり相手に好印象を持ってもらうためにもきちんとした格好で臨みたいですよね。ここでは、副業の面接時の服装についてまとめました。

男性の場合

男性の場合はスーツ、または開襟シャツで面接に臨むようにしましょう。Tシャツなどカジュアルな格好にするとだらしない印象をあたえてしまいます。本業の会社帰りに面接を受ける場合は、なおさらスーツ姿の方が好印象を与えます。

スーツや開襟シャツは清潔感だけでなく、社会経験があることもアピールにもなりますので、まずは外見できちんとした印象をつけ、それからしっかり面接の受け答えを行いましょう。

女性の場合

女性の場合もスーツ、または開襟シャツやカーディガンなど、カジュアルよりも少しあらたまった服装で面接に望みましょう。アクセサリーは大振りのピアスなどはもちろんNGです。なるべくならアクセサリーは控える方が無難です。

また、レースなどをあしらったものよりはシンプルなデザインの服を着るようにして、髪はきちんとまとめましょう。先ほども述べましたが、面接の際に大切なのは清潔感です。メイク・髪型・アクセサリーは華美にならないように抑え、なるべくシンプルな服装をこころがけましょう。ネイルも手の色を明るく見せるシンプルなものがおすすめです。派手なネイルアートは控えましょう。

面接のない副業は?

ここまで副業をするための履歴書の書き方や面接など、会社や店舗で副業に就くことを想定した内容についてご紹介しました。しかし、近年ではインターネットの発達によりクラウドソーシングや在宅ライター、在宅ワークも副業として注目されています。

副業を考えてはいるものの面接の準備ができない、副業するには物理的な距離が難しいなど、副業が実現しない理由は人それぞれです。そんな方は在宅でできる仕事を検討してみてはいかがでしょうか?ここでは面接の必要がない副業をご紹介します。

クラウドソーシング

新しい副業のかたちとして挙げられる例のひとつが「クラウドソーシング」です。これはインターネット上で企業または個人のクライアントが、不特定多数の人間に業務を発注する方法です。これまでもクライアントが登録した人間に仕事を依頼するというスタイルの副業はあり、これらは「アウトソーシング」と呼ばれていました。

クラウドソーシングがアウトソーシングと異なるのは、クライアントが登録した人間に仕事を直接依頼するのではなく、仕事を不特定多数の人間に募集し、応募した者に仕事を依頼するというシステムだということです。クラウドソーシングの内容もプログラミングからデータ入力、ライターとしての記事執筆など多岐に渡ります。面接を受けずに副業をしたい、と考えている方に便利なシステムです。

在宅ライター

面接不要の副業として人気を集めている在宅ワークのひとつがライターです。これは文字通り記事を執筆する仕事内容で、内容もファッションやライフスタイルなどの身近なものから保険・金融・医療など専門的な内容まで多岐に渡ります。

家事や育児が忙しい主婦や本業が終わった後の副業として取り入れている方が多い在宅ライターは、年々ニーズが向上していることに比例して、クライアントの求める記事内容のレベルも上がってきています。報酬面では「1文字○円~」と提示するクライアントが多く、最初は予想より収入が少ないこともありますが、スキルアップをすることで報酬アップを見込めます。面接は必要ありませんが、クライアントによっては業務契約の前にテストライティングを行って合否判定を行うところもありますので注意しましょう。

クラウドワークスなどの軽作業

面接が必要ない副業として注目されているクラウドソーシングですが、最近ではクライアントの仲介サイトとしてランサーズやクラウドワークスなどのクラウドソーシングサイトに登録されている方も増加しています。

これらのサイトでは先に述べたデータ入力や記事執筆の他に、商品の梱包や商品モニター、シール張りなどの軽作業も行っています。会社やお店で面接を受けて仕事をするのではなく、隙間時間に少しだけ副業をしたい、という方にはこのような軽作業は副業をスタートする方法として有効です。

正社員として就職するときの面接

ここまで副業の面接についてまとめましたが、それでは先方に副業ではなく正社員として就職する場合は、面接でどのように対応すればいいのでしょうか?万が一、副業がNGだった場合は契約違反として最悪解雇になることもあります。ここでは、正社員として就職した場合の副業の対応についてまとめました。

副業OKかどうかの確認

正社員として面接をする際に、副業可能かどうかを確認することに対して、いい印象を持つ企業はまだ少ないです。

副業を奨励している企業もありますが、やはり企業によっては「副業をする=本業がおろそかになる」と考えられているからということも大きな理由の一つでしょう。

リクルートキャリアによって2018年度の9月に実施された「兼業・副業に対する企業の意識調査」でも、兼業・副業を禁止している企業は71.2%、容認している企業は25.2%、推進している企業は3.6%となっております。政府を主導に、副業を推進する動きが始まっている現在でも、まだまだ副業をすることが可能な企業は限られております。

副業に興味がある場合は面接の前に、就業規則を確認してみる、面接先の企業のホームページでどのような働き方ができるのか見てみるのも一つの手段です。

契約社員の場合

契約社員は正社員とは異なり契約期間を設定され、給与も正社員より低くなっている場合もあります。しかし企業によっては正社員と同じく「本業の妨げになる」と考えて副業を禁止しているところも少なくありません。給与が低いからと会社に秘密で副業を行っても、住民税の確定申告でばれてしまうことも。契約社員も就業規定に副業が可能かどうか記載されていますので、面接を受ける前に副業が可能かどうかきちんと確認しましょう。

正社員・契約社員は立場が異なりますが、どちらも会社の就業規定に沿った雇用内容になっています。もし内定後に副業を始めたいと考えている方はトラブルを避けるために面接を受ける会社の就業規定の確認が必須です。

まとめ

副業解禁が広まっているとはいえ、従業員の副業を容認している企業は多くありません。そのため、副業についての面接での扱いや履歴書での書き方は迷ってしまいますが、誠意をもって対応することが大切です。

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