副業で広報の仕事がしたい。メリットデメリットや仕事の探し方を紹介

政府の働き方改革を背景に、副業を容認する企業が増えていると共に、副業を始める会社員も増えています。華やかな職業でもある広報も、副業でやってみたい人が増えています。広報を副業でやる場合の注意点や仕事の探し方をまとめました。

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いま副業する人が増えている?

副業や兼業を認める企業が増えてきました。一つには、政府が推し進める『働き方改革』の影響で、会社に雇用されたまま、経験やスキルを活かして副業をしたい人が増えてきたという背景があります。

副業解禁で働き方の多様化が加速中

これまで好きな仕事をやるには、今いる会社でやりたい仕事ができるように頼んでみる、やりたい仕事ができる会社に転職する、フリーランスなどで独立する、のいずれかしかありませんでした。

しかし、2019年4月から働き方改革関連法が実施されることになり、これまではほぼ認められなかった兼業や副業が、企業でも認められる流れが拡大しています。その結果、自分の好きなことや得意なことで副業をして収入を得る会社員も増えつつあります。

一方で、企業側は、社員の副業が情報漏洩に繋がったり、社員の長時間労働が懸念されます。そのため、政府は『副業・兼業の促進に関するガイドライン』を発表し、労使双方が納得いく形で副業・兼業が推進されるよう対策をとっています。

副業でする広報の仕事と仕事の探し方

広報の仕事は、一言でいうと、企業の商品やサービスをPRすることと言えます。会社の商品やサービスの内容はもちろん、会社全体の情報を、社外に伝える役割と、顧客からの声を社内に伝えるのも広報の仕事と言えます。

副業としての広報の仕事は、クラウドソーシングやエージェントを利用している方が多いですが、異業種交流会や友人・知人から仕事をもらうという方法もあります。

広報の仕事内容

どんな良い商品やサービスであっても、人に知られなければ売れません。なので、広報は、報道関係者向けにプレスリリースを作成したり、テレビや雑誌、新聞などのマスコミ対応、株主に対する自社の情報開示、パンフレットやホームページ作成などを行います。

広報は、華やかな一面がある一方、事故やリコール、クレームなどが発生した場合の対応窓口となるため、コミュニケーション能力が必要な仕事とも言えます。

広報の副業の探し方

広報の副業は大きく分けて2つの探し方があります。一つはクラウドソーシングやエージェントを利用する方法、もう一つは異業種交流会や友人など、人脈を使って自分で営業する方法です。

クラウドソーシングやエージェントを使う方法は、たくさんある仕事の中から、自分に合った仕事を見つけられるという利点があります。一方の異業種交流会や友人などの人脈を使った方法は、いろいろな人と出会うことが好きな人、営業が得意な人に向いている方法といえます。

クラウドソーシングやエージェントを利用

クラウドソーシングやエージェントを利用すれば、広報の仕事を探すことができます。副業解禁の流れから、サイトもたくさんあるので、1つに限定せず、複数のサイトを見比べながら、自分に合ったものを探すと良いでしょう。

異業種交流会や友人などの人脈

異業種交流会では、自分を売り込みたい人がいる一方で、特定の仕事ができる人を探しにきている経営者さんもいます。後方の場合、起業したばかりの経営者が参加するような交流会に参加してみると、広報を募集している経営者さんは多いです。

友人・知人といった人脈を使う場合は、直接『広報の仕事がしたい』と話しておくことが大切です。友人・知人から直接連絡がある場合もあるでしょうし、SNSを通じて仕事の情報が入ってくる場合もあります。

副業で広報をするメリットとデメリット

副業にはメリットもデメリットもあります。副業のメリットは、これまでの仕事では関わってこなかった仕事やスキル、人と関わることが増えることで、視野が広がり、収入アップにもつながることでしょう。

一方で、副業を行うことで働く時間が増えるため、労働時間の長時間化にも繋がりかねません。きちんとした自己管理を行い、本業に影響が出ないようにすることも大切です。

新たな人脈やスキルを得られる

副業を行うことで本業だけでは手にすることができなかった人脈やスキルを手にすることができるでしょう。

副業を行うことはすなわち今まで関わってきたクライアントやプロジェクトメンバーとは異なる人と関わることを示します。そのため、人脈は確実に増えます。また本業とは全く違うことを副業にすることで、新たなスキルを身につけることもできるでしょう。

人生100年時代とも言われる今、定年後の生活が長くなることも想定されます。また、定年の延長が叫ばれていますが、会社員にはいずれ定年がやってきます。今の会社で働けなくなった時のことを考えて、新しい人脈やスキルの獲得はより大切になることでしょう。

安定した状態で興味ある仕事にチャレンジ

これからやってみたいと思う仕事がある人は、本業があるからこそ、興味がある分野で副業ができるという考え方もあります。いずれはフリーランスや独立を目指すとしても、最初から生活できるだけの収入が得られるとは限りません。

そのため、本業があるうちに、副業として興味のある仕事を始めて、十分な収入を得られるようになってから独立するという方法だと、会社員から、フリーランスへ安心してキャリアチェンジもできます。

将来性の拡大や収入の増加

副業により手にする経験や報酬は、あなた自身の将来性の拡大や収入の増加にもつながります。

副業や兼業を行うと、本業と副業の収入が得られるため、収入アップにつながります。収入が増えることで、生活環境がよくなることも見込めますし、仕事とプライベートのバランスを整えようとする自己管理能力の向上にも繋がる可能性があります。

また、興味や関心の高いジャンルの副業で、情報収集を行なったり、人脈を築くことで、将来独立してからもそこから仕事の依頼が来ることも考えられます。

時間管理を怠ると本業に悪影響も

副業にはさまざまなメリットがある一方、仕事が増えることで睡眠時間が削られ、本業に悪影響を及ぼす可能性もあります。そのため、本業1本の時以上に時間管理と健康管理には注意しなければなりません。

本業があっての副業です。副業を始めたために本業がおろそかになり、本業を辞めざるを得なくなったということのないようにしたいものです。

副業を始める前にするべき事

副業を始めたいと思ったら、まずは就業規則を確認しましょう。就業規則を確認せずに副業を行うと、会社にバレた場合、懲戒の対象となる可能性があります。知らなかったでは済まない場合もあるので、忘れずに確認し、必要な手続きを行うことが大切です。

また、副業で1年間に20万円以上の収入が出た場合は、確定申告が必要です。副業だからとおろそかにしていると申告漏れを指摘されることもあります。収支はしっかり把握しておきましょう。

就業規則の確認をしよう

副業解禁の流れが加速しているとは言え、それぞれの会社によって事情は異なります。まずは、働いている会社で副業が認められているのか、就業規則を確認しましょう。本人から届け出があって、副業が認めらる会社も多いです。会社の就業規則にしたがって届け出を出しましょう。

副業が認められていない会社の場合、副業を行うことは難しいでしょう。バレてしまった場合、懲戒の対象になる可能性があります。また、副業が認められている場合でも、本業がおろそかになれば、当然懲戒の対象になる可能性があります。副業を行う場合は、本業も副業も仕事であることを認識し、自己管理をしっかり行う必要があります。

確定申告の方法を調べよう

1月1日から12月31日までの1年間で、副業からの所得が20万円を超える場合、確定申告が必要になります。

ここで注意したいのは、『収入』ではなく『所得』が20万円という点です。所得は、収入から収入を得るためにかかった費用を差し引いたものです。例えば、副業を行なった結果、30万円の収入になったとしても、30万円の収入を得るために18万円の費用がかかっていれば、所得は30万円ー18万円=12万円になります。

また、計算した所得がマイナスになった場合納めた税金が戻ることもあります。

申告を怠ると、収入の支払い元の確定申告の書類から申告漏れがわかる場合があるので、副業の所得が20万円を超えた時は、忘れずに申告しましょう。

まとめ

働き方改革の影響により、副業を容認する企業も、副業を始めたいという会社員も増えています。企業の商品やサービスをPRする広報の仕事は、華やかな一面がある一方、クレーム対応など、高度なコミュニケーション能力を求められる仕事でもあります。

副業で広報の仕事を行う際には、就業規則を必ず確認し、所定の手続きを忘れないようにしましょう。副業の1番のメリットである、収入アップのためには、時間管理と健康管理に気をつけることも大切です。


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