どのくらい稼いでいる?みんなの副業事情
副業でこれから収入を上げようと思っている方は、そもそもどのくらい稼げるのか気になると思います。ここでは業種別に副業の収入の相場を紹介していきます。
副業している人の平均収入
会社員として働きながら副業している方がどのくらいの時間働いて、どのくらい収入があるのかを調査したアンケートがあります。その結果によると副業で使う時間は週に5時間未満が一番多くて全体の6割を占めています。収入は1~5万円未満が一番多いようです。
10時間以上働いているのは全体で約15%しかいません。20万円以上の収入がある人は10%にも満たないのです。副業に時間をかける人が少ないというのが現状です。
つまり今から副業に力を入れて時間をかけて努力すれば、上位10%に入る可能性が大きくあるということです。
副業で稼げる人の3つの特徴
なぜ副業で稼ぐことができないのだろうと悩む人は大勢います。まずは副業がうまくいっている人の特徴を理解し、真似できる部分を真似していくようにしていくことが大切です。
ポジティブに副業に取り組める
副業をポジティブに取り組めるかどうかというのは大きなことです。副業を始めたばかりだと収入がまったく出ずに、心が折れそうになることもあるでしょう。そういったときでも楽しむ心のゆとりが必要です。
ネットショップでもブログでも立ち上げの時期を乗り越えられるかどうかの時期が大変です。将来を見据えてポジティブに作業できる方であれば、徐々にクオリティをためていきながら副業が行えるでしょう。
自律することができる
本業と違い副業の仕事はすべて自分でコントロールしないといけません。サボってもやめてもそれを正してくれる人はいません。
自宅で作業するとテレビや漫画などの誘惑が多いため、本業の時よりも、自己管理が大切です。自分を律することができれば副業を長く続けて、成功する可能性が高いでしょう。
もし自分につい甘くなってしまう方がいたら、小さな約束事をつくるようにしてみてはいかがでしょうか。高い目標ではなく、小さなことからコツコツ達成していくと次第に自分をコントロール出来るようになります。
お風呂を洗う、部屋を掃除する、早起きするなど、日常で簡単な約束事をつくっていきましょう。約束事を1日1つ達成していくと、自然と自分を律することができるようになります。
なぜ稼げない?副業で失敗する人の特徴
副業で稼げない人には共通した特徴があります。それらの特徴を理解し、自分自身の生活についても見つめ直してみるといいでしょう。
継続できない
アルバイトなどで副業をする場合は固定の給料があるため続けられる人も多いですが、ネットなどの副業は結果が出るまでの期間が長いために、挫折することが多いのです。
もしこれからアフィリエイトなどの副業を始めようと思ったら、最初の3ヶ月〜半年ほどは収入がないという覚悟をした方がいいでしょう。0から1を生み出すというのはそれほど難しいのです。
そもそも稼げる仕事につけるか
いざ副業を始めようと思っても、自分に合っていて稼げる仕事が見つかるかどうかも問題になってきます。もし企業から依頼を受けて副業をする場合には、専門性を活かした案件を受けることになるでしょう。
案件はすぐに見つかるかもしれませんが、専門的な分野の能力がないと受けられない可能性があります。能力の審査をされたり、年齢制限があったりする場合もあります。
マーケティングや広報、コンテンツ制作、プログラミングなどの専門的な能力を持っていれば、それらを活用して報酬を得ることができるでしょう。実積が評価されていけば、より高額な案件も任せられるようになります。
クラウドソーシングなどで専門分野の仕事を見つけるときには、自分の能力の高さに加えて、良い案件を探す営業力や調査力も必要になってきます。
副業で稼げる人と稼げない人の違い
稼いでる人と稼いでない人が、再び0から副業を同時に始めたとしても、再び同じ結果になるでしょう。副業で稼いでる人には収入を得るための知恵や力があるからです。
人脈によって広がる可能性
副業がうまくいっている人は行動力があり、セミナーや勉強会などに参加して、次々に知り合いを増やしていきます。副業をやっていく上で人脈は武器になるのです。経営者や個人事業主などの知り合いが増えていけば、最新の情報が入ってくるだけでなく、直接依頼を受けることも増えていくでしょう。安定して仕事が入ってくるというのは副業をやる上で重要なことです。
そういったクライアントとの信頼性があると、自然と収入の高い仕事をもらえるようになります。単価の高い仕事を得るためには人脈を築いていくことも大事なのです。
専門性による2つのメリット
専門的な知識や能力があるというのは、副業をやるにあたって大きな違いがあります。具体的には、副業をやった際の案件の見つけやすさ、利益の出やすさで顕著に差が出るでしょう。
例えばITエンジニアとして本業で働いていれば、副業でも簡単に仕事を見つけることができるでしょう。
また、専門性のある職業は収入も高くなっているため、副業をやる時期が遅くてもすぐに利益を出すことができます。
ただし、これから副業を始めていこうと思っている方は、自分の職業や能力を考えて、自分に合ったものを探していくといいでしょう。専門性を上手く活かすことによって、仕事の単価が大きく変わります。
稼げる人は使っている。おすすめアプリ5選
本業と副業の両方を行うためには限られた時間を有効的に活用していくことが重要です。Webサービスを利用することで、自分の作業をより効率化することができます。
時給意識を高められるTimely
作業時間がどのくらいかかるのかを自分で把握しておくのは、副業を行う上では大切なことです。作業時間を記録しておけば、新しく案件を受ける際にも作業時間の見通しがつきやすいからです。
『Timely』はカレンダーで一覧を見ることができ、作業時間が把握しやすいサービスです。作業の終了時間を自分で設定して、実際の作業時間と比較することもできます。
案件ごとに時給や作業時間を設定しておけば、予算や時間を明確に管理しておくことができます。作業内容から自動でデータ収集してくれる機能もあります。
タスクを管理するならWunderlist
タスク管理をするなら『Wunderlist』がおすすめです。何度もベストアプリとして選出されている誰もが認めるタスク管理アプリでしょう。
タスク管理アプリは有料のものが多いのですが、Wunderlistは無料で機能も豊富に揃っています。
タスクの作成もワンタップで簡単にできますし、リマインダー機能を使用して予定を忘れないように通知することも可能です。タスク管理アプリで迷ってみたらまずはWunderlistを利用してみるといいでしょう。
データを共有するならDropBox
パソコンでファイルを誤って消してしまったり、パソコン自体が故障してしまいデータが消えてしまうことはよくあります。そういったケースで受けていた仕事ができなくなってしまっても、依頼者は納得できないでしょう。
データの消失で困らないように大事なファイルなどは『DropBox』で管理するといいでしょう。クラウド上に預けることによってスマホでもパソコンでもアクセスできます。パソコンからデータが消えてもDropBox上に残っていれば安心です。
また、DropBoxを利用すると簡単にファイルを共有することができます。メールに添付できないような容量の多いデータを送るときに利用するといいでしょう。
契約書の締結をスムーズにするCrowdSign
『CrowdSign』は紙と印鑑を使用するような契約書などをWeb上だけで完結させることができるサービスです。契約書の準備から印鑑の捺印までパソコンだけで行うことができます。
紙を使用しないことにより費用の削減にもつながりますし、書類をデータでまとめておくことができます。検索も楽にできるため探す際に手間もかかりません。
また、他のサービスと連携して使うためのWeb APIも提供されているため、知識さえあればカスタマイズも自由に行うことができます。
確定申告をスムーズにするfreee
副業をしていて面倒なのが確定申告です。請求書やレシートなどを自分で管理して、確定申告書も作成しなければなりません。
最近ではそういった確定申告の作業をクラウド会計ソフトに任せる方も多くなってきました。その中でも『freee(フリー)』は特に人気があります。
会計ソフトとしては珍しく無料で使用することができ、機能も豊富に揃っています。クレジットカードと連携すると入出金なども自動で計算してくれますし、消費税の変化なども自動で対応しています。
有料プランを利用すると、メールや電話でのサポートもすることができます。無料プランを一度使ってみて手厚いサポートを受けたくなったら、月額費用がかかりますが検討してみるといいでしょう。
副業で効率よく稼ぐために『仕組み化』をうまくやろう
副業を効率よく行っていくためには、自分の仕事とスケジュールを見直していく必要があります。自分の業務を『仕組み化』していき、円滑に作業を進めていけるようにしましょう。
仕組み化とは
仕組み化をするための方法を説明する前に、まずは仕組み化という言葉自体について解説します。仕組み化というのは『誰が、いつ、何度やっても、同じ成果が出せるシステム』という意味になります。
頭を使わないような単純作業などを仕組み化することによって、クリエイティブなことに時間を割くことができます。
仕組み化の手順
具体的に個人でできる仕組み化の具体的な手順について説明します。まずは『仕事をタスク化して棚卸する』ことが大切です。
自分が行っている仕事の中で、固定化できそうな仕事とそれ以外をわけましょう。固定化できる仕事とは自分でスケジュールを管理しやすいもので、固定化できない仕事とはクリエイティブな仕事や、他人が関わっていて自分でコントロールし辛いもののことを言います。
固定化できる書類作業やルーティーン作業は、1週間や1ヶ月単位で時間を決めて行うといいでしょう。スケジュールを決めて行うことで作業をより単純化することができます。
一つ一つの仕事を時間を決めて確実に行うことによって、パフォーマンスを高めることができます。そうすることによってクリエイティブな仕事に時間を使うことができます。
自分の仕事を棚卸しすることができたら『緊急対応用の時間』もスケジュールとして確保しておくようにしましょう。
スケジュールを決めて仕事をしても、予定外のことは起こるものです。案件が完了するためにギリギリのスケジュールを組んでしまうと、別の用件が入ったときに対応できなくなってしまうからです。
突発的なことが起きたときにも焦らないように、事前にスケジュールとして余裕を持たせておくことが大切です。
予想外の出来事に対してしっかりと対応しながらも、固定できそうなこと出来なさそうなこと分けること、それぞれの仕事をいつ、どのように、どれくらいの期間でやるかが仕組化では大切になります。
データの管理など簡単なものから始めてみよう
仕事を効率化するにおいてデータの管理はしておいた方がいいでしょう。クライアントにファイルなどを急に要求されることもあるので、ファイルを整理するというのは重要なことです。
最初から細かく整理するのではなく、まずは簡単なところから始めてみましょう。例えば『仕事』というファイルを作成してまとめたり、その中で会社別やジャンル別などに分類しましょう。
ファイル名などは日付を入れて『20181220_ファイル名』などにすることによって、一覧にしたときに見つけやすく探しやすくなります。
整理のし始めは大変かと思うこともあるかもしれませんが、ファイル数が多くなってきたときにこの習慣は役に立っていくでしょう。
副業をする上で気を付けたいこと
副業を行うと確定申告書を作成する必要がでてきます。確定申告を行わないとペナルティが発生する必要もあるため、しっかりと知識を頭に入れておきましょう。
20万円稼いだら確定申告が必要
本業で会社勤めをしている方でも、副業で収入が年20万円を超えると確定申告を行わなければなりません。副業をしていない会社員が確定申告を行わなくてもいいのは、年末調整を会社が行ってくれているからです。
ただし、副業で収入が20万円以下の場合でも医療費控除や住宅ローン控除を受けたい方も確定申告をしてもいいでしょう。還付金が戻ってくる可能性があります。
確定申告を忘れるとペナルティも
副業で収入が年20万円以上になっているときに、確定申告を行わないと重い税がかかるようなペナルティが発生する場合があります。
確定申告書を提出しないと、罰則的な税が加算されることがあります。納付すべき税額に対して、50万円までは15%、50万円を超える部分には20%が課されます。
また、延滞税が発生する場合もあります。法定納期限の翌日から納付する日までの日数で、利息として税が発生します。
まとめ
副業でこれから収入をあげていきたい人は、稼いでる人の思考を参考にして、考え方を少しずつ変えていきましょう。ツールを利用して効率化していくことも大切です。
今から副業を始めても決して遅くはありません。継続していくことが大切なので、自分のライフスタイルに合わせてゆっくりと楽しんで副業をしていくといいでしょう。