フリーランスが稼げる理由
フリーランスという働き方は固定給ではないため不安定と言われる一方で、やり方次第では、会社員に比べると大幅に稼げるという話を聞いたことはありませんか? それには、下記のような原因が考えられます。
市場が伸びてきている
ひと昔前に比べて、今の時代はフリーランスが活躍しやすい時代です。クラウドソーシングやSNSが普及し、フリーランスであっても容易に仕事を獲得しやすくなっています。さらに、厚生労働省が行う働き方改革が副業を容認する動きへと変わり、会社勤めをしている人も副業でフリーランスとして働く人が増えています。
こういったことから、いわゆる「フリーランス市場」は上昇傾向にあります。これは今後も続くとされているので、フリーランスに転向するには市場的には追い風であると言えるでしょう。
経験を積めば短時間でも稼げる
フリーランスの一番の魅力は、仕事の配分をすべて自分の裁量で決められるということです。だからこそ、どのように作業に取り組めば効率的に片付けられるかなど、自分のスキルや取り組み方次第でコントロールすることができます。
1つの案件を効率的に片付けることができたら、空いた時間を違う案件を受注する時間に費やすことができます。報酬は案件ごとに発生するので、その分収入も増えていくというわけです。
経験を積むだけ、質のいい仕事で量をこなすことができるようになるため、やればやるほど収入上がっていくのがフリーランスの仕事です。成果が報酬に現れやすく、仕事に対するやりがいも感じやすいのです。
フリーランスで稼ぐ方法
とはいえ、フリーランスになった人すべてが多くを稼げるというわけではありません。 それなりの報酬を得るためには、下記のポイントをおさえておく必要があります。
自分の売りを見つける
例えば「ライター」と名乗る人はたくさんいますが、『●●ジャンルに強いライター』と名乗れるだけで、そのニーズがあるクライアントからは仕事を受けやすくなります。そのほか『こんな仕事を手がけてきた』という部分で、自分の売りになるポイントをいくつか持っていると、言うまでもなく仕事を獲得しやすくなります。フリーランスで仕事をしていると、経験と実績は自然とついてくるものですので、初心者でも諦めず、コツコツと実績を作っていき、『自分の売り』を作っていくことが大切です。
さらに、「ライター」として活動しているけれど、『イラストも描ける』など、2つ以上のスキルを持っていると、仕事を獲得しやすくなります。同じ業界でニーズのあるスキルは、自分の畑以外のものでも獲得しておいて損はありません。
クライアントからの信頼を得る
フリーランスの活動として次に大切なのは、『クライアントから信頼される存在である』ということです。クライアントが信頼できるフリーランスとは、どのような人物像なのでしょうか。下記に挙げてみましょう。
- クイックレスポンス
クライアントから問い合わせが入ったときに、すぐに答えられる体制を作っておくことが信頼につながります。電話やメールなどはいつでも確認できる状況を作っておきましょう。
- 仕事のクオリティが高い
クライアントが要求しているレベルに到達するのは当たり前。信頼を得るのは、クライアントが要求するその先まで見据えて、それよりもクオリティの高いパフォーマンスをすることです。
- 締め切りには余裕を持って提出する
『締め切りを守る』というのは絶対ですが、それ以上に『締め切り以前のなるべく早いタイミングで納品する』のが大切です。早めの対応で各修正やトラブルに対処しやすくなり、仕事をスムーズに進めることにつながります。
フリーランスと言えばIT系のエンジニア
それでは、フリーランスとして活躍が期待できる職業には、どんなものがあるでしょうか。ネット社会と言われる現代では、IT系の業種のニーズが高く、中でもエンジニアはニーズが高い傾向にあります。
人材不足で需要が高い
IT業界は、『企業の約9割がエンジニアが足りていないと感じている』という統計が出ているほど、エンジニア不足と言われています。一方で、その需要は高まるばかりです。これからのエンジニア不足を防ぐために、学校でプログラミングを必須科目とする動きも見られます。
だからこそ、ITエンジニアを目指せば、仕事のニーズはたくさん転がっているということになります。仕事の単価も期待できるでしょう。
経験と資格で稼ぐなら経理などのビジネス系
フリーランスとして独立しやすいのは、実務経験やそれにまつわる資格を発揮しやすい職種です。その中の代表的なものに、経理の仕事があります。
会社員をしながら副業でも可能
経理の仕事は時間管理がしやすく、必要なソフトとパソコンさえあれば、自宅で行うことでも可能です。そういったことから、会社勤めをしながら副業で経理の仕事をする人も増えています。
クライアントや案件が多い
フリーランスの経理や事務に仕事を依頼するのは、会社の約8割を占める小規模な会社が多く挙げられます。さらに、企業だけでなく税理士や社会保険労務士などの士業や個人事業主もクライアントとなり得ます。そのため、フリーランスのクライアントや案件は必然的に多いと言え、仕事を獲得しやすくなります。
専門知識を活かせるライター系
フリーランスとして始めやすいのはライターの仕事です。ライターはジャンルがかなり広範囲にわたりますが、専門知識がある人であればそのジャンルのライターを志望するのもいいでしょう。資金や準備がほぼ必要なく、すぐに始められるのも人気の理由です。
パソコンさえあればすぐに始められる
ライターの仕事は、ネット環境にあるパソコン1台さえあれば、すぐに始められます。案件を獲得するためには、ネット上の求人やクラウドソーシングを利用するのも有効です。家で作業できるので、空いた時間を有効に使うことができます。
努力次第で収入を増やせる
ライターの仕事は、書いたぶんだけ報酬が発生します。好きなジャンルのことなら筆が進むという人や、文章を書くことが好きという人には向いている仕事です。
Webメディアのライティングなどだと『1本の記事につきいくら』という換算のものもあれば、雑誌や書籍などだと『1ページいくら』という換算のものもあり、対価計算はさまざまです。Webライティングは空き時間に対応しやすいメリットがあり、ある程度まとまったページを執筆する雑誌や書籍はまとまった報酬を得られるというメリットがあります。
まとめ
フリーランスとして活動することに二の足を踏む人も多いですが、今の時代はフリーランスが働きやすい時代です。働き方によっては、会社員より断然稼げる場合もあります。稼げるフリーランスは、自分の売りをアピールできて、クライアントに信頼される人です。自分はどんな職種が向いているのか十分に見当した上で、そのためには何をしなければならないのかの改善点を具体的に洗い出すことから始めましょう。