なぜテクサポからWebエンジニアにキャリアチェンジ?
私は、中学生の頃に流行っていたモバイルスペースというホームページ作成サイトやWordPressでホームページを公開した経験から、エンジニアになりたいと思うようになりました。
大学でプログラミング言語を学ぶ
そして情報系の学部がある関西大学に進学しました。
大学生時代はCやJavaを実習・座学で学びつつ、自主的にハッカソンなどに参加して大学で学習するプログラミング言語以外の言語も学ぶようになりました。(具体的にはRubyやPythonなど)
しかし、企業で実務的な開発などをしていたわけではなかしかし、技術力としてはそこまで有りませんでした。簡単な文法がわかるといった広く浅い勉強方法でした。
何も知らぬままテクニカルサポートエンジニアになる
そして、就活時にはWebエンジニアとして何か開発できる人になりたいと意気込み、逆求人系のイベントなどに参加していました。
そんな中、日本マイクロソフト株式会社の人事の方に指名していただく機会があり、緊張しながらもいつも通りになんとか受け答えをしていた記憶があります。
そこから数日後に特別選考へのお誘いをいただき、面接を受けとてもありがたいことに内定をいただくことができました。
外資系・社名・お金...色んなことが当時は総合的に良く見えて、テクニカルサポートエンジニアの業務内容も知らずに入社を決めました。
しかし、テクニカルサポートエンジニアの業務を遂行していくうちに、大学生の頃のように誰かのインフラになるようなプロダクトに携わり開発したいと思い、Webエンジニアにキャリアチェンジをしました。
テクニカルサポートエンジニアの業務とは
テクニカルサポートエンジニアという職種にあまり馴染みがない人も多いのではないでしょうか。
主な業務としては企業顧客様からの自社製品についての技術的お問い合わせに対して電話やメールで対応・回答していくという業務になります。コードは一切書きません。
この業務を通して心ないことをおっしゃる方もいましたが、私はお客様からの「ありがとうございました」「助かりました」という言葉を聞き、やりがいを感じながら業務を遂行していました。
Webエンジニアとして働くまで
テクニカルサポートエンジニアからWebエンジニアとしてキャリアチェンジするのは至難の業でした。
業務未経験でもWebエンジニアになりたい
業務ではコードを書いていないですし、Githubはプライベートで使っていてもチーム開発の業務経験はありません。
いわば業務未経験の状態で「Webエンジニアになりたい」と転職活動している状況でした。
就職活動のときに内定をいただいていた企業からお祈りをされたりして、もう心が折れそうになりました。テクニカルサポートエンジニアのままの方が良いのかなとも思いました。
副業(業務委託)でWebエンジニアへ
しかし、まだ今ほど流行していなかった副業(業務委託)という形で少しWebエンジニアとして業務に携われる機会があり、そこからブランクを取り戻すため必死にRubyやJavaScript、Pythonなど業務に関わるプログラミング言語を初めはProgateやドットインストールで勉強をし、文法の基礎を一通り勉強した後にUdemyなどで実際に簡単なプロダクトをアレンジしながら開発していました。
技術の移り変わりも激しく、今まで使ったことのないRuby on RailsやReact.js、Djangoといったフレームワークを業務レベルでも使えるように実際に手を動かして簡単なプロダクトを開発してしていたことを覚えています。
無我夢中で手を動かし続けた結果
この頃は寝食を忘れてプログラミングばかりしていました。
そして転職サイトにもGithubアカウントを記載し、職務経歴書のスキルセットにどのプログラミング言語・フレームワークをどれぐらい使えるかということを記載していました。
すると、現職の株式会社ファンコミュニケーションズからスカウトが届き、面接の機会をいただきました。面接では次のような質問をされたのを覚えています。
- なぜテクニカルサポートエンジニアからWebエンジニアにキャリアチェンジをしたいのか
- 5年後何をしていたいかという
- 今までどういうプログラミング言語を使い、どういうものを開発したか・勉強したか
面接をしているうちに技術面はもちろんですが人としても成長できそうだと感じて入社を決めました。
Webエンジニアとして約1年働いてみて
いわばほぼ業務未経験で広く浅い知識で業務を遂行していくのは正直大変でした。
勉強、勉強、勉強の日々でした。そして今も勉強、勉強、勉強の日々です。
WorkAnyというプロダクトを1から開発したときはとにかく仕事が忙しく、勉強もしないといけなくてゲームや漫画などの娯楽を嗜む時間はなく自分の無力さとプログラミングのことをずっと考えていました。
現在Webエンジニアとして働いて約1年が経って、まだまだですが勉強をしてきた成果がじわじわと現れてきていると思います。
できることも少しずつ増えていて、挑戦の日々です。
これからWebエンジニアを目指す皆さんへ
昨今、様々なプログラミングスクールなどがありTwitterでも #駆け出しエンジニア というハッシュタグが存在するぐらいWebエンジニアを目指す方々が多いと思います。
勉強をし続けることはエンジニアを続けていく上で必要最低限のことです。
しかし、勉強ばかりではなくある程度個人開発(ポートフォリオ)などできるようになった段階で業務委託という形で副業をしてみるのも良いのかもしれないと思っています。
大半の人は「自分の実力じゃ無理だ」と思うかもしれませんがそれでも挑戦してみれば新しい道が拓くと思います。
まとめ
正直Webエンジニアとしてキャリアチェンジして1年でこのような記事を書くのは早いかと思っていました。しかし、昨今Webエンジニアになりたい人がとても多いです。私のように仕事を続けながら副業として業務経験を積むという経験をしてみるのもこれからのキャリアに活きてくるのではないかと思い、書かせていただきました。
エンジニアはいくら勉強をして高い壁を乗り越えても、また次の高い壁が現れてくるような決して楽な職業ではありません。それでも何か開発したいものがある人や技術に興味がある人が良いキャリアパスを描けるように応援しています。