パソコン1台で副業をするメリットとは
副業を始めるには大きな設備投資はさほど必要がない場合があります。それには、パソコン1台とインターネット回線と電源、これだけあれば十分ではないでしょうか。パソコン1台で始めることのできる副業のメリットを見てみましょう。
時間と場所を選べる
パソコン1台あれば『リモートワーク』をすることもできます。リモートワークとは、在宅勤務やテレワークなどとも呼ばれますが、会社に通勤せず遠隔地で働くスタイルを指します。
リモートワークを採用している仕事では勤務地が自由ですので、自宅・カフェ・コワーキングスペースと好きな場所で働けます。
またリモートワークには成果報酬型の仕事も多く、企業とのやり取りはメールやチャットで最小限です。締め切り内に成果物を提出すれば報酬が得られますので、どこで仕事をするかを自由に選べます。
仕事のペースに融通がきく
リモートワークの仕事で多いのが請負契約を結ぶ形もあるでしょう。この働き方では「成果物に対する報酬」が支払われ、勤務時間の制約など就業規則にあたるものが適用されません。
このため仕事を始める時間も休憩時間も自分次第で、今日はここまでやったら終わりと決めて短時間で働くことができるなど、時間の調整も自由です。
つまり、仕事の進め方は自己裁量ということです。仕事に慣れないうちはゆっくりでもいいですし、慣れてくれば一気に仕上げるという風に、自分のペースで仕事を進めていくことができるのはうれしいポイントではないでしょうか。
ストレスが少ない
また対人関係のストレスから解放されるのも大きなメリットと言えるでしょう。
リモートワークでは上司と部下といった関係がなく、発注者と受注者というビジネスライクな関係が基本です。理不尽なプレッシャーもなければ上目遣いに機嫌を伺う必要もありません。
また働く時間や場所も自分の気分で変えていくことができますので、業務と直接関わりないストレスはできる限り避けることができるでしょう。
パソコン1台で稼げる副業を紹介
パソコン1台で稼げる仕事とはどのようなものでしょうか。またその働き方にはどんな仕事があるのでしょうか。
まずは低コストで始められる仕事を見てみましょう。
ライティング
パソコン1台で仕事を始めるなら、特別なツールを使う必要がないライティング系の仕事から入ってみるのも良いでしょう。
Web上で情報公開されている案件では「1文字1円」のようなライティング特有の表現をしていることがあります。例えば、3000文字の記事を書く案件で1文字あたり1円という文字単価を設定していることになります。
文字単価は0.5〜10円などと幅広く、記事のトピックや求められるクオリティも媒体によってさまざまです。まずは自分の経験や知識が生かせる記事から始めてみるのが良いでしょう。
データ入力
ライティングにはオリジナリティや構成力も求められますが、データ入力に求められるのは基本的にタイピングスキルのみです。
ライターは案外難しいと感じるならデータ入力の案件を探してみるのも良いでしょう。
案件の例としては、Word上の文字・数値情報をExcelにコピー&ペーストするというものや、簡単なアンケートの回答欄を穴埋めしていくというようなものです。
リモートワークもできますし、かつ案件単位で報酬が得られる仕事も豊富にありますので、慣れれば稼げる仕事と言えるのではないでしょうか。
翻訳
もし語学力に自信があるなら翻訳の案件も良い選択肢になるでしょう。英日や日英翻訳だけでなく、フランス語やドイツ語で翻訳を行う仕事もあります。
ただ実際には翻訳すべき文章は専門的な内容である場合も多いのが翻訳の世界です。語学力を生かすだけでなく、その文章の意味が十分に理解でき、かつ翻訳先の言語でも専門性を損なわずに表現できる能力が要されます。
比較的簡単な案件では、日本語版のWebサイトを英語版に翻訳するようなサイト翻訳や、企業間でやり取りされるメールの翻訳などが挙げられるでしょう。
スキルを活用するパソコンでできる副業
パソコンでできる仕事にはライティング以外にはどんなものがあるのでしょうか。
ここで少し意識を拡大して、スキルに対する報酬を得るという働き方を見てみましょう。
スキル販売
スキル販売サービスでは、実にさまざまなスキルが売買されています。
似顔絵描きのような何かを作るスキルもあれば、英会話を教える講師系、他にも稼げる方法伝授のような商材販売に近いスキルもあります。
ダイエット法や料理のコツなど生活に密着したスキルも人気があります。
ウェブ制作、デザイン制作
1案件あたり20万円や30万円、高ければ100万円のものもあり、リモートワークが可能の稼働時間ベースの働き方でも週3勤務で30万円や50万円という仕事もあります。
価格を提示して購入者を待つスキル販売でうまく稼げないなら、確実かつ大きく稼げるWeb系の制作案件はおすすめです。
パソコンの経費処理
パソコン1台で仕事を始めるとき、仕事用に新しいものを購入するのも悪くありません。
利益を少しでも多く手元に残すために、パソコンを買う際の経費処理について見ておきましょう。
10万円未満の場合
パソコンの経費処理を考えるなら「10万円未満に抑える」ということを基本にすると良いでしょう。
10万円未満のPCを購入するなら全額をその年の経費として計上できます。ちなみにこの10万円未満というのは購入代金ではなく『取得価額』を指します。取得価額は「購入代価 + 付随費用」で計算されます。
「購入代価」には一括で購入した物品の価格を合算できますので、パソコン・ディスプレイ・マウスを合わせることも可能です。例えばこの場合、パソコン・ディスプレイ・マウス・送料の総額が10万円未満なら全額経費計上できます。
10万円以上の場合
取得価額10万円以上で20万円未満なら「資産計上」する必要がありますが、これを経費処理したいなら『一括償却資産』として処理することが可能です。
一括償却処理というのは「3年間で均等に償却する」という償却処理を指します。
例えば、取得価額が15万円なら3年間で5万円ずつ経費計上することになるのです。ただこの場合、1年後に基調の忘れがないように、きちんとした帳簿付けも大切となります。
まとめ
働き方が多様化し副業をする人が増える中で、パソコン1台あれば仕事ができる社会環境が整いつつあります。
副業を始めるにしても事業を興すとしても、大きな設備投資は必要ありません。必要最低限のものがあれば副業として成り立つ仕事もあるのではないでしょうか。
副業としての仕事の選択肢はさまざまありますので、、パソコン1台で副業を始めてみてはいかがでしょうか。