「Bスタ」とは?
地元地方紙の熊本日日新聞社が2019年10月、新規事業として創業の地である熊本市中心部の複合ビルに開業した施設です。「人と情報の交差点」として「地域課題の解決」に役立つ施設を目指しています。
新聞社ならではの地域との深いつながりや情報発信力、さらに街のど真ん中にある立地が、特質として挙げられます。
ITや食品販売会社、銀行、税理士、社労士、デザイナー、大学生など幅広い業種や年齢の企業や個人に利用していただいています。
「びぷれす」とは、施設が入居する「びぷれす熊日会館」の名称で、「THE BIRTH PLACE OF THE PRESS (新聞社発祥の地)」という意味が込められています。
おすすめのサービス・施設
新聞社の強み
フリー席が主体の施設で、会員は同伴者も無料で商談や打ち合わせに利用できます。会員が貸し切りで利用できるイベントスペースもあり、講座や商談会、相談会、記者会見が頻繁に開かれています。
内容次第では、新聞広告やウェブサイトで告知に協力します。館内での催しや会員の取り組みは、新聞記事でも積極的に取り上げています。
行政や大学、金融機関などとも連携し、起業や経営の相談に応じたり、講座を開いたりしています。
コワーキングカフェ
キッチン設備5台が並ぶ「コワーキングカフェ」が、特色の一つです。以前のテナント企業が料理教室のために使っていた設備をそのまま残して活用しています。
テーブルとして事務作業や飲食に使うほか、調理もできるので、試食会や料理の撮影などに利用されています。アルコールを提供し、飲食物の持ち込みや出前も自由です。
会員の貸し切りにも応じます。このところコロナ禍で見合わせていますが、会員の交流会も随時開いています。
利用者の声
「熊本市中心部にある立地とネット環境が良く、心地いい空間です。」「相談会を開いた際には告知に協力していただき、多くの反響がありました。」
「1人で机を使う場合も仕事に集中できて、気分転換もしやすいです。女性専用のパウダールームも気に入っています。」
「試食会には、ほかの利用者の方がふらっと立ち寄られることもよくあります。お互いの仕事の話をしたりして交流しています。付き合いが広がり、ウィンウィンの関係をつくらせてもらっています。」
その他、facebookやTwitterも是非ご覧ください!
今後の「働き方」の変化について
「働き方」の未来を予測するほどの見識は持ち合わせていないので、ご質問に正面から答えることはできません。
個人的な願望としては、人それぞれの事情や価値観に合わせた柔軟で多様な働き方が受け入れられる社会になってほしいです。
テレワークや副業・兼業、短時間勤務などの選択肢を各職場でもっと増やし、年齢や性別にかかわらず、多くの人にとって働きやすい環境が整えば、より生きやすく暮らしやすい社会となり、経済活動が活発化して文化にも豊かな実りをもたらすと期待します。
ただ、デジタル対応の遅れや職務の特性からコロナ禍が広がる中でも在宅勤務が難しい職場があるなど、働き方の多様化には課題も少なくないようです。
経営者や管理職が意識を変え、本腰を入れてIT導入を進めたり、労務管理や人事評価の在り方を見直したりする必要があると考えます。
コロナ禍への対応を迫られる今こそ、新しい働き方に向けて動きだす好機ではないでしょうか。
「Bスタ」が提供できる価値
新たな事業の種を育てる仕組みづくり
快適で使いやすい仕事場を提供すると同時に、施設を利用する企業や個人事業主のつなぎ役となり、事業の可能性を広げるお手伝いをしたいと考えています。
仕事場としては、明るく開放感のある空間と落ち着いた雰囲気に好評をいただいているので、その魅力を生かした運営に努めます。コロナ対策で、こまめな換気や除菌も心掛けています。
つなぎ役としては、これまでも講座や交流会を企画し、会員同士の接点をつくってきました。そこで出会った企業や個人が一緒にイベントを開いたり、仕事を受発注したりする動きも生まれています。
こうした取り組みを今後は主要なサービスとして本格化させ、新たな事業の種を育てる仕組みづくりを進めています。
スタッフが語る「Bスタ」への想い
熊本日日新聞社で新規事業の開拓を担うビジネス開発局の一員として、施設の運営に携わっています。本来は記者ですが、2019年春に今の部署に異動しました。
コワーキングスペースの運営は、会社にとっても個人的にも初めての挑戦で、新鮮な気持ちで取り組んでいます。
14年に熊本県内で初の本格的なコワーキングスペース「未来会議室」が開業した際に取材し、記事を書きましたが、自分が同じ事業に携わることにはなるとは不思議な縁を感じます。
熊本では、コワーキングスペースを使った働き方はまだまだ浸透していないと感じます。もっと多くの人や企業に利用してもらおうと、ほかの施設とも連携して合同のイベントを開いたりしています。
私たち新聞社の社員も会員の皆さんと同じく、Bスタを共用の仕事場として記者の取材や執筆、営業の打ち合わせなどに利用しています。会員との関係づくりも進め、新しい事業を共同で企画したり、仕事を外注したりしています。
言うまでもなく、新聞社の最も大事な仕事は報道です。Bスタを拠点に地域とのつながりをさらに深めるとともに、新規事業として軌道に乗せて経営の安定と会社の成長につなげ、報道機関としての役割を果たし続けていきたいです。
設備・入会方法
設備
- 施設面積 約800㎡
- 席数(フリー120席/固定14席)
- 個室 なし
- 会議室 2室(定員各10人 ※コロナ対策で6人に制限中)
- 相談室 1室(定員3人)
- イベントスペース 1カ所(定員50人 ※コロナ対策で25人に制限中)
- 電源/Wi-Fi/ソフトドリンク あり
- ロッカー 78カ所
- 郵便受け 48カ所
- 法人登記可
- 複合機
- 熊本日日新聞記事データベース 1988年以降の掲載記事を専用端末で検索できる
- 大型モニター、プロジェクター、ウェブカメラ、集音マイク、ホワイドボードなど無料貸し出し
- 営業時間 午前9時~午後10時(最終入館午後9時)
- 定休日 日曜・祝日、年末年始
入会方法
プランは、ドロップイン(1時間500円、1日1500円)、フリー席会員(月1万円)、固定席会員(月2万5000円)、法人会員(月5万円、10人利用)の4種類。
下記の専用フォームから申し込んだ後、書類提出、審査、契約を経て利用が始まります。
熊本らしい、新聞社らしいコワーキングスぺースを目指しています。希望ある未来を一緒に切り開きましょう!