コンペとは?
ビジネスシーンだけでなく、いろいろな場面で使われる『コンペ』とは、多くの作品の中から特定の作品を選ぶ競技や競技会のことを指しています。
同じような意味合いで使われるコンテストも、コンペとして捉えられることがあります。コンペの特徴について、その仕組みを具体的に見ていきましょう。
応募者の中から優れたデザインが採用される
コンペでは、応募者の中から優れたデザインが採用されます。コンペに参加することで、応募者の作品は他人の作品と比べられることになります。
その結果、コンペは『自分の実力を確かめたいとき』や『自分の作品を社会に発信したいとき』の場として捉えられることがあります。
ただ働きというデメリットも
ビジネスシーンで行われるコンペには、作品を作ることでデメリットが生じる可能性があります。
ある依頼者がウェブ制作を専門業者に依頼したいとき、いくつかの業者からデザインを募ってコンペを行います。依頼主は、集められた案の中から優れているものを採用するわけですが、採用されなかったデザインには基本的に報酬が与えられません。
そのため、デザインの制作にかかった費用や時間が無駄になってしまうというケースも往々にしてあり得ることを知っておきましょう。
デザインコンペは学生におすすめ
ビジネスシーンにおいてはデメリットが生じる可能性のあるコンペも、学生にとってはメリットとなるケースがあります。
特に、デザインのコンペに応募する学生の数は、ほかのコンペに比べると多くなっています。デザインコンペが学生におすすめな理由について見ていきましょう。
学校の課題とつなげられる
学生がデザインコンペに応募するメリットの一つが『学校の課題とつなげられる』点です。デザイン系の学校に通っている学生には、学校側から、実際に制作した成果物を課題として出されることがあります。
この成果物をデザインのコンペにも出してしまうことで、一つの作品に二つの意味を持たせることができるのです。コンペには賞金が出るものもあるため、課題として制作した作品が賞を受賞することがあれば、まさに一石二鳥になります。
友達と共同参加できる
学校に通っていることにより、同じ意志を持った仲間と『共同作業ができる』というのも学生ならではの特権です。共同でチームを組んで一つのものを制作するのもよいですし、各々が一つずつ作品を作って順位を競い合うのもよいでしょう。
企業に属してからは、自由に作品を制作できるケースは少なくなってしまいます。学生のうちに切磋琢磨しながら、自分の表現を追求してみましょう。
自分の作品を社会に発信できる
学生のうちからコンペで賞を受賞していると、就職で有利に働く可能性があります。コンペは『自分の作品を社会に発信できる場』としては最適です。
コンペ受賞作品には社会的評価が下されるため、学生のうちから受賞することができれば、将来の選択肢も広がります。
デザインコンペを開催しているサイト
学生がデザインコンペに応募するメリットについてまとめてきましたが、実際にコンペに応募したいときにはどうすればよいのでしょうか?
コンペを探している人向けに、コンペの情報を複数掲載しているサイトがあります。中でも人気のあるサイトについて紹介するので参考にしてみましょう。
国内の定番 登竜門
コンペ掲載サイトの中でも老舗と呼ばれているのが『登竜門』です。このサイトの魅力は、豊富なジャンルのコンペを掲載している点にあります。
ロゴデザインやキャラクターデザインなどデザイン系のコンペはもちろん、学生限定のコンペも掲載されています。多くのコンペから自分にあったものを選びたい人にぴったりのサイトです。
デザインに特化したアトリエサーカス
ファッションブランドである『merlot』が運営しているのが『アトリエサーカス』です。このサイトには、デザインに特化したコンペの情報が掲載されています。
ファッションブランドが運営しているサイトなだけあって、洋服やバッグなどのデザインに関するコンペが多いのが特徴です。受賞すると、作品が商品化されるチャンスもあります。
クラウドソージングサイトも試してみる
多種多様なジャンルの仕事が集まる『クラウドソーシングサイト』でも、デザイン系のコンペが掲載されているケースがあります。
クラウドソーシングサイトには、デザイン系のコンペ以外にもキャッチコピーなどのコンペなどが掲載されていることもあるため、そのジャンルは多岐に渡ります。
まとめ
社会に出るとコンペでの争いは、直接実績に関係してくるため非常に重要な要素となります。社会に出ていきなりコンペで勝つのはなかなか難しいものです。
コンペ力を鍛えるためにも、学生のうちからいろいろなコンペに参加してみるとよいでしょう。