広告用語を徹底解説。理解度チェックテストで今の実力も測れる

専門用語は知らないと難しく感じます。まずは代表的な広告用語について理解しましょう。広告用語に慣れないうちは会話の内容を掴みにくいものですが、一度覚えてしまえば楽になります。最後にチェックテストも用意しましたので、現時点での理解度も確認しておきましょう。

理解が深まる広告用語

広告用語は専門的なものが多く、あらかじめ頭に入っていないと、何気ない会話のやり取りもスムーズにいかなくなってしまいます。

少しずつ言葉を覚え、自信を持って仕事に臨めるようになりましょう。

ネット、グロス等のマーケ基礎用語

まずはマーケティング業界の基礎用語である『グロス』と『ネット』について解説します。

『グロス』とは、一般的に『総量』『総計』のことをあらわします。マーケティング業界では特に、『広告費の原価+広告代理店の手数料』のことをいいます。

『ネット』は、グロスから広告代理店の手数料を差し引いた金額で、広告費の原価のことです。

同時に、下記に紹介しているWebマーケティングの基礎用語についても知っておくとスムーズでしょう。

  • SEO:Webサイトを検索結果により多く表示させるための施策
  • SEM:リスティング広告やSEOなど検索エンジンを使ったマーケティング
  • ランディングページ:ネット広告等をクリックしてユーザーが最初に訪れるWebページ
  • LPO:ランディングページの質を高めて成約率を高める施策

CVR、CPC、リーチ等の効果指標用語

マーケティングでは、よりよい施策を行うために効果測定が欠かせません。その際に使われるのが効果指標用語です。代表的なものを紹介します。

『CVR(Conversion Rate)』はどれだけ成果(=コンバージョン)があがったかを調べる指標です。『コンバージョン数÷広告のクリック数』で求めます。

『CPC(Cost Per Click)』は1クリックあたりの広告費用のことです。『広告費用÷クリック数』で計算できます。

『リーチ』は、どれだけの人に広告が届いたか知るための指標です。Web広告ではUB(=ユニークブラウザ)数をカウントすることで、何人が広告を見たかが分かります。

『離脱率』は、特定のWebページから他のページへ移動せずに退出した割合です。『離脱数÷WebページのPV数』で求めます。

ABテスト等の制作クリエイティブ用語

広告用語の『クリエイティブ』は、英語の「創造的な」という意味とは違います。『クリエイティブ=画像などの素材』と解釈しましょう。制作クリエイティブ用語について解説します。

『ABテスト』は、どちらの素材がよいかテストする方法です。ユーザーごとに表示させる素材を変えて、成果の違いを検証します。

『レスポンシブデザイン』は、端末のサイズに対応した表示をさせる技術のことです。ユーザーフレンドリーなサイト作成に役立ちます。

『リダイレクト』は、Webページを変更・削除する際に、ユーザーを新しいページへ誘導する仕組みです。

『キャッシュ』は訪問したWebサイトの情報を蓄積することや、蓄積した情報そのもののことをいいます。

DSP、DMP等のアドテク用語

『アドテク』は広告配信の技術のことです。アドテクについて知っておくべき用語を紹介します。

『DSP(Demand-Side Platform)』は、複数のアドネットワークに広告配信をするプラットフォームです。ただし、利用料が必要なので、費用対効果を考えて導入します。

『DMP(Data Management Platform)』は、広告配信をはじめとするアクションプランの最適化を実現するためのプラットフォームです。ビッグデータや自社サイトのログデータを管理・分析し、活用します。

『アドベリフィケーション』は、広告配信をコントロールをするためのツールです。好ましくないサイトへ配信されていないか、ユーザーにとって分かりやすい表示がされているか、などを確認します。

広告用語の理解度チェックテスト

ここまで解説した広告用語について、どのくらい理解できたでしょうか?チェックテストで理解度を見てみましょう。答えはすべて前述の広告用語で解説されていますので、そちらを参照してください。

問題1、ネットとグロスはどう違う?

ネットとグロスの違いを正しく説明しているのはどれでしょうか?正しいものを1つ選びましょう。

  1. ネットは広告費の原価のことで、グロスは広告費の原価に広告代理店の手数料を足した金額のこと
  2. ネットは広告費の原価に広告代理店の手数料を足した金額のことで、グロスは広告費の原価のこと
  3. ネットは広告費の原価のことで、グロスは広告代理店の手数料のこと
  4. ネットは広告代理店の手数料のことで、グロスは広告費の原価のこと

問題2、DSPは何の略称のこと?

DSPは何の略称でしょうか?正しいものを下記から1つ選びましょう。

  1. Date-Side Platform
  2. Demand-Side Page
  3. Demand-Serch Platform
  4. Demand-Side Platform

問題3、離脱率って何のこと?

離脱率を表す数式は、次のうちどれですか?正しいものを1つ選びましょう。

  1. 離脱数÷サイト全体のページビュー数
  2. 離脱数÷Webページのページビュー数
  3. 離脱数÷サイト全体のユーザー数
  4. 離脱数÷Webページのユニークユーザー数

まとめ

チェックテストの結果はいかがでしたでしょうか?現時点での理解度を知り、勉強を継続して理解を深めましょう。

知らないうちは難しく感じてしまう広告用語ですが、まずは基本的なものから一つずつ理解していきましょう。

この記事をシェア

関連記事


副業・フリーランス

プログラミング

デザイン

インタビュー

お金

採用・組織

転職

イベントレポート