DevOpsエンジニアとは
優秀なDevOpsエンジニアがいれば、仕事の効率は格段に上がることでしょう。そのため、DevOpsエンジニアが必要とされているのです。
主な仕事内容
DevOpsエンジニアの主な仕事内容は、安定したアプリケーションの配信・運用です。障害対応スキル、アプリケーションサーバー構築などを行います。
時と場合に応じてフレキシブルにアプリケーションやシステムを運用していきます。クラウドサービスの正しい計算が求められますので、Amazon Web Services(AWS)などのパブリッククラウド運用は経験として必須となるでしょう。
DevOpsエンジニアに必要なスキル
ここからは、より詳しくDevOpsエンジニアが仕事で成功するために必要なスキルを見ていきましょう。スキルをどのように学べばいいかも合わせて紹介します。
ツールやテクノロジーの知識と理解
DevOps運用においては、ツールやテクノロジーの知識と理解がとても重要になります。ソース管理や継続的インテグレーションだけではなく、コンテナの概念やクラウドの情報など、新しいテクノロジやツールを広範に理解しておきましょう。
新しいことを絶えず学習するためには、常に好奇心を持って情報に対してアンテナを張り、疑問が生まれたらそれを解消していく姿勢が大切です。そうすることにより、新たなアイデアを生み出し、新たな挑戦ができるでしょう。
セキュリティやテストスキル
DevOpsエンジニアは、セキュリティやテストスキルを習得しておくことも非常に重要です。
ネットワークとセキュリティの重要性が高まっている現在、セキュアなソフトウェアはDevOpsプロセスの初期段階からシステムに組み込むことが必要です。
アプリケーションをサイバーセキュリティ脆弱性や外的な攻撃から保護し、何か不具合が発生したときには適切で強力なテストスキルを持って対策を取ることが求められます。
自動化ツールの知識や使用経験
DevOpsはエンジニアが従来行ってきた手動タスクの多くを自動化しています。そのため、自動化ツールの知識や使用経験は必須と言ってもいいでしょう。コードや機能のデプロイを自動化しているので、なにかシステム上の不具合が起こらないか不安になるクライアントも少なくありません。
DevOpsエンジニアは問題が起こっていなくとも全ての段階でテストを実行し、システム全体の影響を確認することが大切です。スクリプト言語などを使用して自動化すれば、時間を節約できます。その結果、より高度なパフォーマンスができるようになります。
ソフト面のスキル
最後に紹介するのが、『ソフト面のスキル』です。ソフト面のスキルとは、組織運営の仕組みを理解することやコミュニケーション能力などの対人スキルのことです。優秀なDevOpsエンジニアは、プログラミング技術はもちろん、このようなスキルも持っています。
ソフトスキルは極めて重要で、円滑な人間関係の構築につながります。DevOpsエンジニアだけではなく、開発チームと運用チームの作業能率も上げられるのです。
AWS認定DevOpsエンジニア–プロフェッショナルとは
最後に、『AWS認定DevOpsエンジニア–プロフェッショナル』という資格を紹介します。DevOpsエンジニアになるのなら、持っておいて損はない資格です。難易度は高いですが、培ってきた技術や経験を持って挑戦してみてはいかがでしょうか。
どのような資格か
AWS認定資格とは、クラウドコンピューティングサービスであるAWS(Amazon Web Service)に関する技能と知識の水準を示す資格です。AWSの認定資格は三つのレベルから構成されており、合計6種の認定が用意されています。
そのうち、プロフェッショナル難易度の一つが『DevOpsエンジニア』の資格です。プロフェッショナルと呼ぶにふさわしい高難易度の試験で、AWSについての専門的な知識・技術を問われます。
経験概要と求められる能力
AWSについてのプロビジョニング、高水準プログラミング言語でのコード開発、オペレーティングシステムの管理に関する経験など(公式HPより)が求められます。
これを取得していることは、DevOpsエンジニアとしてだけではなく、AWSエンジニアとしても非常に高い技術を所持していることの証明となります。
まとめ
DevOpsは円滑なアプリケーションやシステム開発のために欠かせない手法です。開発チーム(Development)と運用チーム(Operations)の間で起こる問題を解消することで、バグやコミュニケーションの軋轢を予防することができます。
DevOpsエンジニアが成功するのは簡単なことではありませんが、確かな経験と技術を身に着けていくことで、一歩ずつDevOpsエンジニアへの道をたどることができるでしょう。