リモートワーク導入マニュアル!始める前に必ず見ておきたい!

コロナの影響で、リモートワークの導入を進めている企業は多いです。リモートワーク導入のステップや、セキュリティ対策やコミュニケーション不足、人事評価基準といった注意すべき点について解説していきます。

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リモートワーク導入メリットと注意点

リモートワークをスムーズに導入するために、まずはリモートワークのメリットと注意点を確認しておきましょう。

生産性・企業イメージの向上

リモートワークの導入は、様々な無駄を省いてくれます。例えば、経費削減や通勤圏内に縛られない人材採用で生産性の向上が期待できます。

また、「働き方改革」がトレンドの現代社会において、多様な働き方に寛容な企業という印象を植え付けることができれば、企業イメージの向上も見込めます。

セキュリティ対策と人事評価基準

社員がオフィス以外で働くためには、個人情報などの重要な情報に外部からアクセスできるようにする必要があります。

そのため、これまで以上にセキュリティ対策を万全にしておく必要があります。取るべき対策には以下のようなものがあります。

  • クラウドサービスの利用
  • セキュリティに関するルールの見直し
  • 社員に対するセキュリティ教育

また、リモートでは業務態度を評価することが難しいため、人事評価の基準を業務成果などの可視化できる指標に変更したり、それらの比重を変えたりする対策も必要です。

以上の注意点を把握して、必要な対策をしておきましょう。

リモートワーク導入マニュアル

一通りの流れを頭に入れてから、導入準備に取り掛かることとでスムーズかつ適切に、リモートワークを導入することができます。

それでは早速、実際にリモートワークを導入する際の手順について解説していきます。

詳しくはリモート組織についてまとめたこちらの資料を御覧ください。

導入目的と対象の明確化

まず最初に、リモートワークを導入する目的をはっきりさせておきましょう。導入に期待する効果なども合わせて考えると良いでしょう。

次に、その目的を達成するためにリモートワーク対象にすべき社員の条件や職種を決定します。これに関しては、社員に納得のいく説明をすることが望ましいです。

これらを事前に決めておくことは、導入後に変化を観察し、それをもとに改善点を探る際にも役立ちます。

ハード面:必要ツールの導入とリーガル面の見直し

まずは、リモートワークに耐えうる在宅環境の整備やルールの構築といった『ハード面』での整備を進めましょう。

例えば、下記のようなアクションが必要になります。

  • PC貸与など仕事に必要なものを支給したり、補助金を出すことで在宅環境を整える
  • 在宅勤務のルール整備
  • リモートに対応したセキュリティの構築
  • 就業規則などのルール整備

ソフト面:コミュニケーションルールの整備

ハード面の環境整備を進めつつ、リモートワークを十分に活かすための『ソフト面』の整備をしましょう。ここで言う『ソフト面』とは、コミュニケーションルールのことです。

特に次の点に意識して進めましょう。

  • 経営陣・社員のマインドセットの切り替え
  • 対面でのコミュニケーションに頼らないドキュメント文化の醸成
  • チャットなどでのテキストコミュニケーションへの適応
  • 対面の機会が減るからこその情報の透明性の強化

リモートワークの導入事例

リモートワーク導入割合こそ日本ではまだまだ低いですが、導入している企業は多く存在します。今回は、比較的馴染みの深い大企業の導入事例を二つ紹介していきます。

事例1:東急リバブル

東急リバブルでは2016年より、「効率・生産性向上とワークライフバランスの実現」を目的としたリモートワーク制度(在宅勤務型)を導入しています。

2016年時点では、週1〜2回、月6回を上限として、リモートワークに向いている特定の業務にこの制度を適用しています。

また、2015年の6〜8月にトライアルを実施し、リモートワーク対象者の70%が「業務効率が上がった」と回答しており、リモートワークの効果が現れていることが分かります。

出典:【東急リバブル】ニュースリリース|テレワーク(在宅勤務)制度の運用を開始

事例2:リクルートホールディングス

リクルートでは2016年より、「育児や介護など特別な事情がある人はもちろん、しかしそれだけに限らない、全従業員を対象とした働き方変革」を目的とした、全社員対象かつ上限日数無しのリモートワークを導入しています。

リクルートでも、2015年6月から3回に分けてトアライアルを実施し、最終的には300人の従業員が参加していました。

「通勤時間が削減されたことによる心理的・体力的な効果は大きい」といったリモートワークのメリットが伺える声が出た反面、コミュニケーションの減少やブレインストーミングのような会議をリモートで行うと逆に効率が落ちてしまう、と言った課題が浮かび上がっていて、ここにトライアル実施の効果が現れています。

出典:リモートワークを本格導入!従来の働き方の「当たり前」を見直し、多様な働き方が選択できる会社へ | Recruit - リクルートグループ

事例3:overflow

OffersMagazineを運営する株式会社overflowは、創業当初からリモートを前提として時間・場所にとらわれない働き方を実現しています。

2020年4月にはオフィスの解約を発表し、完全なリモートでの会社経営を目指しています。リモートワーク に積極的に取り組んできたノウハウを生かし、以下のようなリモート導入のサポートも行なっていますので、少しでもご興味のある方はこちらからお気軽にお問い合わせください。

  • オンライン採用コンサルティング
  • リモート組織構築コンサルティング
  • リモートや副業についての共催オンラインイベントの開催
  • オンライン取材、インタビュー

https://speakerdeck.com/overflowinc/rimotozu-zhi-2-dot-0-withkoronashi-dai-falsezu-zhi-zhan-lue

出典:「オフィス解約します」新型コロナで決断 100%リモートワークの会社「機能性がいいとは限らない」

まとめ

以上、リモートワーク導入前に知っておくべきことから、導入マニュアルそして導入事例までご紹介していきましたが、いかがでしたでしょうか。

リモートワークにはメリットが多くありますが、注意しなければいけない点も存在し、対策をしておかないと導入が逆効果になってしまします。

トライアルも活用し、万全の準備を整えてリモートワークを導入してみてはいかがでしょうか。

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