イラストを描くならフリーソフトで十分?ハード別おすすめソフト5選

副業でイラストの仕事をしたいと考えていても、高価なイラストソフトを購入しなければならないと考えてしまい、二の足を踏んでいる人もいるでしょう。ですが最近はフリーソフトでも高性能で、仕事でも十分通用するものがあるのです。

デジタルイラストを描くのに必要なものとは?

副業でイラストを始めるには、まず持っているPCやタブレットを使ってイラストが描けるようにしなければなりません。まずはフリーソフトを紹介する前に、デジタルイラストを描くうえで必要なものを確認しましょう。

ハードは大きく3種類

デジタルイラストを描けるハードウェアは、大きく分けてPC、タブレット、スマートフォンの3種類です。

最も多く利用されているハードウェアはやはりPCでしょう。PCにはデスクトップ型とノート型がありますが、ワイドモニターが使えるデスクトップ型の方が、デジタルイラストには向いています。

もちろん、どこでも持って行って作業が出来るノート型でも問題はありませんし、使いやすい方で大丈夫です。

またイラストを描くPCは新しく買わずに手持ちのPCが良い、と考えている人もいるでしょう。それならまず試しに持っているPCにイラストソフトをインストールしてみて、問題なく動作するなら、そのまま使って構いません。

ただイラストを描いている途中でフリーズしたり、何らかの誤動作が起こるなら、買い替えたほうが無難でしょう。

タブレットは、その手軽さから、プロのイラストレーターでも利用する人が増えています。イラストのクオリティは、やはりPCの方に軍配が上がりますが、副業でイラストを描く仕事の中で、SNSアイコンなどの比較的手軽なものでしたら、タブレットでも十分対応できるでしょう。

また最近ではスマートフォンにお絵かきアプリをダウンロードして、タブレットよりもより手軽に、イラストを描く人も増えています。

ペンとペンタブレット

PCでイラストを描く場合には、ペンタブレットを使って描くことをおすすめします。ペンタブレットとは、PCにタブレットを接続し、付属のペンでイラストが描ける機材のことで、これを使うと曲線など、マウスでの再現が難しいイラストもきれいに描けます。

通常のタブレットやタブレットPCでイラストを描く場合にも、ペンを使って描くと、より本格的なイラストが描けるでしょう。

ソフトは無料でも十分?

最近はフリーソフトの性能も向上し、プロにも耐えうるものが公開されています。ですのでまずは副業としてマイペースに描いてみたい、というならフリーソフトから始めるのも良いです。

しかし仕事にも慣れてきて、より本格的なイラストに挑戦するのなら、イラストレーターなど有料のソフトを使って描くことをおすすめします。

Win、Mac対応PC向けおすすめフリーソフト

デジタルイラストを描くうえで必要なハードウェアがわかったところで、次はおすすめのフリーソフトを紹介します。まずはPC向けのものからです。

FireAlpaca

『FireAlpaca』は、日本工学院や日本マンガ塾などのスポンサーによって公開されている、無料ペイントツールです。Win版とMac版の2種類があり、ダウンロードすればすぐに使えます。

デフォルトで漫画原稿のテンプレートがついているので、漫画を描きたい場合でもコマ取りに悩む必要がありません。3Dパース機能もあり、物体の3D画像なども簡単に描けます。

MediBangPaint Pro

『MediBangPaint Pro』は、描いたイラストをクラウド保存して、複数のイラスト仲間と共同で描くことも出来る、フリーソフトです。

Mac版とWin版があるのはもちろん、タブレットやスマートフォン版もあるので、どんなデバイスでも簡単にクオリティの高いイラストを描けるのが特徴です。

尚このソフトには『ジャンプPAINT』、『マンガネーム』などのアプリが公開されているので、このアプリを合わせることで、自分好みのイラストに一層近づけるでしょう。

  • ソフト名:MediBangPaint Pro
  • 公式HP

GIMP

『GIMP』は海外製のペイントツールで、Win版とmac版があります。画像加工の機能が豊富で、ですが、カラーイラスト用にカスタマイズする必要があるため、ある程度PCスキルがある方の方が、このソフトが持っている機能を最大限に生かせるでしょう。尚公式サイトは英語です。日本語のサイトもありますが、こちらでもヘルプなどを確認できます。

タブレット、スマホ向けおすすめフリーソフト

次は、タブレットやスマートフォン向けでおすすめのフリーソフトを紹介します。

アイビスペイントX

『アイビスペイントX』は、グーグルプレイやアップルストアからダウンロードするだけで、すぐにイラストが描けるようになる人気急上昇中のアプリです。

アプリとは思えないほど機能が充実しており、700種類以上のフォントに、142種類のブラシ、スクリーントーンは46種類など、絵を描くための機能なら何でも搭載されているので、外出先でもすぐにアプリを開いてお絵描きを楽しめます。

Adobe Photoshop Sketch

『Adobe Photoshop Sketch』は、illustratorやPhotoshopなどのソフトで有名なアドビ社が公開している無料アプリです。

このアプリは、Photoshopの中にあるイラストに必要な機能だけを抜き出し、使いやすくまとめられているので、Photoshopのような本格的なイラストが描けるのです。

またこのアプリは他のアドビ製のソフトと連携できるようになっており、描いたイラストをクラウドに保存すれば、PC版のPhotoshopで作品を編集できます。

  • ソフト名:Adobe Photoshop Sketch
  • 公式HP

イラストの仕事で知っておきたいポイント

デジタルイラストを描くうえで必要なソフト、ハード面に関して解説したところで、今度はイラストの仕事をするに当たって、知っておくと得するポイントを説明します。

提出ファイルの形式や解像度を確認しよう

仕事でイラストを納品する前に、必ず取引先に提出ファイルの形式や解像度を確認してから作業に取り掛かりましょう。

仕事を依頼してくる取引先のほとんどは、ファイル形式と解像度を指定してきますが、解像度によってはフリーソフトでは描けない場合もあるのです。ですので、指定している形式や解像度は、自分が持っているフリーソフトでも表現できるのかなどを確認します。

もしフリーソフトで描けないなら有料のプロ仕様のソフトを使うか、最初からフリーソフトでも描けるイラストのみを受注するようにしましょう。

まとめ

最近はデジタルイラストを手軽に楽しめるようになり、フリーのイラストレーターも増えてきました。

最近のフリーソフトは、機能も充実しています。粘り強く練習していれば、いつかプロ並みのイラストが描けるようになるでしょう。

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